社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

大震災、あれから1年!

2012-03-11 08:22:32 | Weblog

 今日、あの大震災大津波から一年を迎えた。

 今まで生きた中で一番短く、辛いことを多く目の当たりにして、どのようにして過ごしてきたのか全てを思い出せないほどあっという間の一年であり、今はただ万感の思いなのである。

 まさか自分の人生の中で、こんな忌まわしい出来事に遭遇するとは思いもしなかったのであり、 おそらく誰しもがそう思っていることだろうと察する。

  時として自然は、突然牙をむく。

 人の計りでは理解できないほどの脅威が突然襲ってくるのであり、それは到底人の力では太刀打ちができないこともあるということを思い知らされたのである。

  生かされたものは、このことを後世に伝え未来への糧としなければならない責任がある。

 しかし、それでも自然は四季折々にきれいな花を咲かせ人々の心を和ませたり、山海の幸を恵んで大地を育んでくれるのでもある。

  人はいつでも自然と共存していかなければならないことを、強く思い知らされた。

 

 また、人々は常に強い絆で結ばれ、あらためて命の大切さも教えてくれた。

 卓球関係での支援もたくさん頂いた。

 何日もいろんな方法で安否を気遣ってくれたり、たくさんの励ましや物心両面の支援も頂いた。

 感謝しきれなく、本当に心からありがたいと思っているし、卓球での絆は行動力が迅速であり、他のスポーツに負けないネットワークがあることも私たち被災地を支えてくれたのである。

 吉田海偉・小西杏夫妻に代表されるように、みずからそしてわざわざ遠方から馳せ参じてくれて、被災地の子ども達を中心としたわれわれ卓球人を心から励ましてくれた。

 また多くの卓球メーカーや卓球有名人が来大し、物心両面にわたる手厚い支援は、私たちに大きな希望と勇気を与えてくれたのである。

 今日という一年の節目に、あらためて今後の生活や卓球活動を充実したものにしていかなければとならないとあらためて心に誓ったところである。

 今日午前中の大高練習では、子ども達と一緒に犠牲者に黙祷を捧げ、そして3.11やその直後のこと、これからの復興への取り組みなどを後世にしっかり伝える役目があることを説いた。

 今後子どもたちが自主的に、どのように部活動を進めていくのか、そしてそれをいつでも見守りながら後押しをしていくこともコーチとしてのあるべき立場なのかもしれない。

 「wasurenai3.11」