社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

選手の集中力をアップさせるために!④

2011-06-24 09:09:32 | Weblog
 集中力アップの方策を、練習場面と試合場面に分類して優秀な指導者や選手が経験してきた方法を紹介すると共に、メンタルトレーニングの置ける集中力をアップする心理的スキルの技法を紹介しよう。

(1)練習場面
 あくまで練習は「試合のために行うもの」であり、練習のための練習になったのでは成果は期待できない。

 練習だから失敗が許されるという気持ちの弱さを克服するためには、どれだけ試合と同等な緊張感をつくり、起こりうる状況をどれだけ意識あるいはイメージして取り組むかが鍵になる。

①ゲームを想定した練習、実践に即したゲーム練習プログラム。
 ある種目の大会前の合宿での疑似体験練習(シュミレーショントレーニング)の例を紹介する。代表メンバーに相手国のユニフォームを着せ、スピーカーで観客の声援やブーイングを流し、しかもカウントを設定して、まさに目指す大会のプレッシャーのかかった臨場感を体験しながらの練習である。

②練習の前半あるいは後半に最も緊張させる場面を設定して実力を発揮する練習プログラム。

③披露が限界に来たときに、最後まであきらめずに戦う練習プログラム。

④悪条件下(猛暑・厳寒・極端な湿気など)での練習プログラム。

 以上のように選手の「意識の持たせ方」を操作することによって集中させることを意図している。

 まさに試合と同等のプレッシャーや気持ちになれるかが勝敗のカギとなる。

 たとえば、1回のプレーがいかに重要なものであるかを練習で徹底して意識づけできるか、時間は取り戻すことが出来ないので、一瞬一瞬をいかに大切にプレーさせるか、自分が追い込まれたときにどう対処するか、常に考えさせる。

 選手はそれぞれ自分のやるべきこと、目標を明確にし、あくまで自分自身がやるという、自己学習能力を高めることが大切である。

(*以上指導者のためのスポーツジャーナルより)

 常々私も試合と同じように練習をすることが大事だと子ども達には話しているのではあるが、なかなか思うようにこの意図は浸透していないのが現実でなのである。

 練習において、一球一球に集中することが試合での勝利の方程式なのだが、なぜかボールに対しての執着心が足りなく見えるのである。