社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

県中学総体卓球競技第2弾・雑感!

2010-07-20 07:59:04 | Weblog
昨日に引き続き県中総体の感想を私見として書いてみることにする。
 現在の中学の団体戦の編成は、相変わらず1複4単ではあるがダブルスとシングルスは兼ねることが出来ない6人編成である。これは全国中体連からの決定なので私が口を挟むことではないが、少子化がこれほど進み各学校のクラブ活動に影響をしてきている現実を直視すれば、如何な事かと思う方も多いだろう。もちろん様々な視点から検討していかなければならないことは重々理解しているつもりであるが個人戦との人数の関係とか何か策を講じなければならないなと思うのであるが、いずれにしても将来的には普通の4~6人で編成する1複4単に戻るものと思うからである。
 選手が足りなく、やむをえず団体戦にエントリーできない学校も実際にあるのである。
「卓球は所詮個人戦だろう」と、よく他の競技の方に言われることがある。柔道や剣道などの武道からバドミントンなども卓球と同じで団体戦も1対1での個人同士の戦いである。されど、団体戦は団体戦なのである。個人戦とは違って学校や地区を代表して戦うのである。団体戦には独特の雰囲気があり、日頃学校でクラブ活動としてみんなで一緒に一つの目標に向かって練習をしているのであり、個人戦のそれとは違うのである。
 感動も、悔しさも共有できるのである。卓球から団体戦がなくなったら魅力は半減するのであると私は思うが、さて皆さんはどう思われるだろう?
 チーム戦に懸ける思いは、野球やサッカーのそれと同じであると私は思う。たしかに卓球にはアシストもダブルプレーもない。それでも勝つ人、負けてしまう人にもそれぞれ役目があるのであり、勝つ人は出来るだけすんなり勝ってチームに勢いをつけ、負けてしまう人は出来るだけ足掻いて善戦しチームに勇気を与えるのである。これが卓球のチーム戦のおもしろい所でもある。
 
 私は団体戦が大好きで、特に子供達の清々しい頑張りにはいつも感動させられるし、私の指導の原点はここにあったのである。
 
 大船渡一中を指導し始めて2年目の春、1セットが21本の時代、全国大会出場を決める決勝戦で、1番はセットオール3-11から、2番のもう一人にいたってはセットオールの13-20と、あと1本で敗退の瀬戸際から連続7本を挽回してジュース、そしてアゲインを繰り返して勝利、ダブルスと4番は落としたがラストの5番では前半の頑張りが功を奏したのか、これまたセットオールの21-19で劇的な勝利を納め、念願の全国切符をつかんだのである。
 
 これが私の指導者としての始まりでもある。
 今でもその時の状景がはっきりと思い出され、その度に胸が熱くなるのである。

 明日もまた、中総体第3弾を書いてみたい。