広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

中央交通社食/循環バス

2012-09-07 22:36:10 | 秋田のいろいろ
●サタナビでまた中央交通
秋田朝日放送(AAB)の土曜朝のローカル情報番組「サタナビっ!」で、8月18日に続いて、先週末・1日の放送でも、また秋田中央交通が取り上げられた。
といっても、バスとかバス停じゃなく、社員食堂。

番組冒頭の特集コーナー「とくナビっ!」は「社食・学食 俺にも食わせろ」。社員食堂や学生食堂を紹介する企画。
今回もまた後藤良氏がレポート。今まで良さんがこのコーナーを担当した時は、奇妙な扮装(ゴト川警部とか)をすることが多かったが、今回は普通の格好だった。
秋田中央交通秋田営業所の社員食堂、秋田県庁の職員食堂、秋田大学の手形食堂の順に紹介された。
※秋大は正しくは「秋田大学生協」の手形食堂のはずだけど

3か所とも、一般の人(外部の人)も利用できるという。
役所や大学の食堂は誰でも利用できるのは普通だけど、中央交通の食堂も外部の利用可能。以前から話には聞いていたが、近くには工場が多いのでそれらの従業員などにも利用されているという。

中央交通秋田営業所の食堂の特徴は、
・看板もなく、目立たない
→それなのに外部の利用があるのは口コミで広がったようだ。スタジオのZENさんたちは「ちゃんと看板つけたらいいのに…」とコメント
・安くてボリュームがすごい
→カレー460円、定食500~570円だった。量が多くコストパフォーマンスは抜群。ちなみに秋大のカレー(LL)は450円
・朝7時から営業
→乗務を終えた夜行バスの乗務員も利用するという

VTRでは、中央交通の運転士が良さんに説明したり一緒に食べたりしていた。(他の2か所は良さんが1人で食べた)
その運転士は食後、確認している中ではいちばん新しい、小田急中古のノンステップバス「939」を運転して出発していった。
再掲

【13日追記】忘れていたことが1つ。
良さんが営業所を訪れて、最初に通された(運転士と会った)会議室のような部屋には、椅子代わりに高速バス用と思われる座席が並んでいた。
全国的にたまにバスや鉄道の待合室などでベンチ代わりに使っているのと同じく、廃車から外したものを転用しているのだろう。


●循環バスその後 ※前回
試験運行中の秋田市中心市街地循環バス。大きな変化はない。

時間帯などにもよるものの、最近は利用者がいつも一定数いて、確実に定着していると思う。
中でも、南大通りの各バス停と秋田駅の間で利用する人が多い。特に買い物に行き来する女性。循環とか100円はともかく、南通と駅前の間を結ぶ路線バスへの潜在的な需要はあったのだ。

観光案内所などが勧めているようで、観光マップと循環バスのリーフレットを手にした観光客が乗っているのも何度か見かけた。
うち2回、いずれも年配のご夫婦だったのだが、かなり長距離(通町より手前~買物広場より先)乗り続けているのに遭遇した。「これが旭川」「向こうが川反」などと地図と見比べて景色を楽しんでおられたけれど、どこからどこへ行こうとしていたのか見当がつかない。ただ1周しただけ?


特に暑かった今夏は、循環バスはありがたかった。エルガミオの寸詰まり版は、冷房がかなり良く効くような感じがする。(車内は狭いのに、冷房装置のパワーは通常サイズのエルガミオと同じなのか?)


今日乗ったら、車内の運転席後ろに、先週まではなかった路線図が掲示されていた。(従来は「運賃100円」という掲示があった場所。同じ掲示が運賃表示器に貼られている)
実は、運行開始当初から車内にも路線図があればいいと感じていて、秋田市に提案させてもらったのだが、それを実現してくれたようだ。
今日は乗車中に路線図を見るお客もいたので、掲示した意義はあると思います。


1日3便、買物広場で運行を打ち切るダイヤがある。
そのダイヤでは、中ドアが開いた時に車外スピーカーから流れる自動放送が「買物広場終点、中心市街地循環バスです」と、打ち切りが分かる内容に差し替えられていた。(通常便は「中心市街地循環バスです」だけ)
【2013年1月21日追記】車内でも、大町通りのアナウンスで「このバスは秋田駅には行きません」と付け加えられる。(手形山西町に立ち寄らない手形山団地線と同じ感じ)


以前の繰り返しになるが、循環バスは1日当たり2台の車両が使われる。
同時に2台が稼働することはなく、1台が運行中は、もう1台が買物広場で待機している。おそらく2~3周して交代する運用。
運転士は同じ車両をずっと担当するので、かなり待機時間が長いことになる。(一般路線バスでも待機時間はけっこうあるのだけど)

素人考えだけど、2台・2名を要しながら常時その片方しか稼働しないのは効率が悪い。乗務員を買物広場で待機させるより、営業所へ戻してそれこそ社員食堂ででもゆっくり休ませたほうがいいんじゃないだろうか。
車両はそのままで運転士だけが交代する(静岡市清水の循環バスはそうしていた)ようにするとか。

※循環バスについての続きはこちら
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18年前・18年後

2012-09-05 23:59:08 | その他もろもろ
東日本大震災による福島第一原発の事故を受けて、政府(資源エネルギー庁)は「2030年のエネルギー政策(要は原発をどれくらい残すか/残さないか)」を模索している。
エネルギー政策については、これ以上触れません。ここでは「2030年」について。

政府がなぜ「2030年」を指定したのかよく分からないが、2012年の今、「2030年」ってどう感じますか?
今から18年後。
30年以上生きてきた者としては、「ものすごく遠い未来」だとは思わないが、「すぐ先」でもない。中途半端な未来という感じ。


ここで、今から18年前を考えてみる。1994(平成6)年。
その当時の気持ちで、2012年の今を思えば、2030年をイメージしやすいかもしれない。

1994年当時、僕は高校生だった。2012年のことなんて考えてもいなかった。
身近なところでは、秋田朝日放送は既に開局していたし、前年に御所野にイオンができ、街中にはコンビニができ始めていた。秋田新幹線ができることは決まっていて、車両(E3系)のイメージ図も明らかになっていたはず。
秋田赤十字病院はまだ中通にあったが、1998年に移転後、跡地が活用されたのは14年後の今年。
市街地が賑わっていたとか市営バスがあったとか、今と違う点もあるが、以上を見ると、今とそう違わないような気もする。

世の中を見ても、郵便料金がはがき50円・封書80円になったり、鈴木一朗の登録名が「イチロー」になったのがこの年。北野武氏のバイク事故、気象予報士の最初の試験、関西国際空港の開港もあった。
今も続くテレビ番組「開運!なんでも鑑定団」「めざましテレビ」「ニュースJAPAN」が始まったのが1994年。「徹子の部屋」「笑っていいとも!」「クレヨンしんちゃん」はもう始まっていたし、サザエさんのエンディングは既にじゃんけんになっていた。それらをVHSビデオで録画して見るのも、当たり前のことだった。
やっぱり、今とあまり違わない?


でも、秋田市営バスがなくなり、ダイエーやイトーヨーカドーが秋田からなくなり、秋田新幹線の2代目車両が造られるとは、思いもしなかった。
信号機は、当時は電化製品の表示ランプくらいにしか使われていなかったLEDを使ったものになった。(当時からそのまま使われている信号機もまだまだあるけれど)
「ドラえもん」の声優陣が交代し、当時放送されていた「なるほど・ザ・ワールド」やサザエさんの火曜日の再放送はなくなった。笑っていいともでは、オープニングでタモリさんが歌わなくなり(2000年から)、テレフォンショッキングの「友達の輪」は途切れた(今年から、番組側が一方的に翌日のゲストに電話をかける形式になった)。
テレビが横長になって薄くなって、ビデオテープやカセットテープ(MDは1992年発売だが当時は普及していなかったはず)はすっかり存在感をなくしていることも、予想できなかっただろう。
【2013年1月16日追記】小容量の清涼飲料水の容器は、当時は缶だった。500ml以下のペットボトルが登場したのは1996年。

そして、パソコン、インターネット、携帯電話の普及。
当時はワープロ(専用機)全盛期で、パソコンはマニアか業務用の機械という印象だった。コードレスフォンや留守番電話が最先端の電話だったはず。(翌年のWindows95発売で「マルチメディア」時代になって劇的な変化が始まる)
こうした点では、ものすごく時代が変わったようにも感じる。


フジテレビのドラマ「警部補・古畑任三郎」が始まったのも、1994年。(2作目以降は「警部補」がつかない)
その再放送を見ていると、携帯電話がなかった時代だから成り立った話がある。さらに、出演者が若い!
中でも今泉慎太郎を演じる西村雅彦氏。頭の毛の量なども変化しているが、当時は33歳で、今の僕よりも年下だったのには、大きなショックを受けた。

そういえば、当時の高校で「若い先生」だった人が、今は管理職(校長など)をしておられる。
やっぱり18年の時の長さを感じずにはいられない。


結局、18年って短いようで長いようだ。(と結論になってません)
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外旭川にイオン?

2012-09-04 21:16:43 | 秋田のいろいろ
今日の朝日新聞秋田版と同社Web「マイタウン秋田」に「秋田市卸売市場北 イオンが開発検討」という記事が出た。今のところ他のマスコミは伝えていない。
【5日追記】5日付の秋田魁新報の1面トップでも「イオン秋田市に新商業施設」として報じられた。「計画していることが4日、分かった。」としているので、「4日(に朝日にスクープされたことで)、分かった。」ということでしょう。
新たな情報が分かったほか、4日付朝日新聞と異なる情報も出ています。下記本文は、4日の朝日の内容に基づくものです。魁の情報を追記しておきますので、あわせてご覧ください。

4日付朝日の内容は、
「イオングループが、秋田市北部で大型ショッピングセンター(SC)を核とした商業エリアの開発を検討していることが3日、わかった。」
「2014年にも営業を始める見通し。」「2千人を超える雇用創出が見込まれる」
【5日追記】魁では「2016年ごろのオープンを目指している。」「新規雇用は2200~2300人程度を見込んでいる。」

「開発予定地は秋田市卸売市場(秋田市外旭川)の北側に広がる農地など約35万平方メートル。」
「開発会社イオンタウン(千葉市)が「秋田北/農・商・工共存型街づくり構想計画」として検討している。今後、行政や地権者らと開発などに関する調整を進める。」

「エリアは南北で構成され、北街区(敷地面積約17万2千平方メートル)に核テナントを中心とした200前後の専門店が入るSCを設ける。10前後のスクリーンを備えた複合型映画館(シネコン)や医療ゾーン、道の駅や温泉施設などを配置する。」
「南街区(同約17万6千平方メートル)には、結婚式場や20~30店舗からなる専門店街、地場製菓企業の直営工場と販売所、旬の食材を楽しめる飲食店を併設した農園などが集まる。」
「両街区あわせて6千台以上を収容する駐車場」
【5日追記】魁では「街区」ではなく「エリア」と呼称。シネコンは「8~10スクリーン」。

「イオンモール(千葉市)が運営するイオンモール秋田(約13万3千平方メートル)の2倍半以上。施設面積は約6万1千平方メートルで、イオンモールの商業施設面積と比べると1割ほど少ない。」
といったもの。
ちなみに、秋田市御所野にあるイオンモール秋田は、専門店171店、駐車台数約3200台。


以下、このニュースを受けての個人的な推測・憶測・妄想です。
●イオンモールやジャスコができるわけではない
記事を最初見た時、一瞬、御所野にあるような「イオンモール」がもう1つできるのかと思ったら、そうではない。あるいは五城目町や本荘などにある「イオンスーパーセンター」でもない。
ややこしいのだけど、イオングループ内の別会社「イオンタウン株式会社」によるものだ。※以下、企業としてのイオンタウンを「イオンタウン(株)」とします

イオンタウンといえば、秋田市茨島地区にあるのも「イオンタウン」だけど、あれはマックスバリュ東北が運営するもので、厳密には違う。
秋田県内には大館、鷹巣、大曲にあるイオンタウンがイオンタウン(株)運営。(マックスバリュ東北からイオンタウン(株)へ移譲されたものもある)この点は新聞のWeb版には出ているが、紙面にはなぜか出ていない。朝日は紙面よりWebのほうが記事が長いことが多い…

昨年、こちらこちらで青森の「イオンタウン弘前樋の口(旧・ロックタウン弘前樋の口)」を紹介した。これはイオンタウン(株)経営のイオンタウン。
その時も触れたのだけど、元々「イオンタウン」というのは企業名ではなくイオンのショッピングモールのブランド名だった。それとは別にイオンと大和ハウスが共同設立した「ロック開発」という企業が「ロックタウン」というショッピングモールを運営していた。
昨年9月に、ロック開発がイオンの完全子会社になり、社名と運営するショッピングモール名を「イオンタウン」に変えた。この時から、同じ地域内で違う企業が経営する「イオンタウン」という名のショッピングモールが存在するという、ややこしい事態になっている。

弘前市樋の口のイオンタウンは、茨島のイオンタウンとは違う雰囲気。イオンモールを小さくしたような構造で、店舗構成もやや高級感があると感じた。
全国的に、イオンタウンの食品売り場は、各地域のマックスバリュ運営会社が担当するらしく、弘前や秋田のはマックスバリュ東北が入居している。

秋田市北部にできるものは、道の駅とか温泉、農園まであるというから、今までになく大規模で、既存のイオンタウンとも違うものになりそう。

●敷地面積
敷地面積は約35万平方メートル。店舗面積や床面積ではないが、かなり広大じゃないだろうか。
Wikipediaの「日本のショッピングセンター一覧」項目に出ているショッピングセンターと比べてみた。
掲載されている中でいちばん広いのが、北海道小樽市のベイエリアにある「ウイングベイ小樽」の34万1400平方メートル。次が埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」で33万7357平方メートル。

ということで、敷地面積では国内有数のショッピングセンターになるのかもしれない。
【5日念押し】ここで述べているのは建物の面積などではなく、あくまでも駐車場などを含めた「“敷地”面積」です。

●立地
予定地は秋田市外旭川(そとあさひかわ)。
秋田市中心部からもっとも近い田園地帯だが、ここ数十年で宅地化や新しい道路の開通が進み、店舗も増えたものの、その裏には一面の田んぼが広がる。
「秋田市卸売市場」は、1975年に「秋田市中央卸売市場」として開設。今春に青果と水産物部門が「地方卸売市場」に転換(格下げ)・指定管理者制度化され、今の市場全体の呼称は“中央”が抜けた「秋田市卸売市場」になったようだ。
【5日追記】魁では「秋田市公設地方卸売市場」となっている。
Googleマップより秋田駅付近から北西側の秋田市。「?」が予定地
市場の南側はJR奥羽本線や秋田貨物駅があり、その間に比較的古い住宅地が広がる。
西側はここ10数年で奥羽本線を越えて新国道と秋田自動車道秋田北インターを結ぶ県道など幹線道路ができ、沿道にスーパーやホームセンターも立ち並ぶ。家並みは秋田市北部の住宅地へ続く。
東側と北側はずっと田んぼが連なっていて、そこにイオンができることになる。秋田駅からは直線で北西へ5キロ弱。

【5日追記】魁では、現地の地図が掲載されていて、それによれば朝日に基づいて予測した、上の地図の「?」とは微妙にズレた場所。
正確には「卸売市場の東~北東一帯」であり、市場のすぐ北を東西に走る横山金足線を挟んで南北のエリアが存在。一部は卸売市場と細い道を挟んで接している。

Googleの航空写真。東と北は田んぼ
【5日追記】実際には↑上の航空写真の「?」のすぐ右下付近にできるようだ。
(当ブログ初期の記事の再掲)平和公園から北西の眺め。真ん中付近の住宅地に近い辺りの田んぼが予定地?

(再掲)フードが光る信号機がある交差点のそばにできるようだ。写真右が卸売市場
【5日追記】魁によれば、この交差点を超えた両側(左が北エリア、右が南エリア)が予定地。

建設予定地は将軍野地区や秋田組合総合病院のある飯島地区との境が近く、個人的には外旭川の外れのようなイメージもある場所。郊外といえば郊外だが、御所野とは違う、身近な郊外・街のすぐそばの郊外というイメージもある。

付近は食品スーパー以外には大型店舗や商店街がなかった地域だから、便利になる住民もいるにはいるだろう。
でも、田んぼの近くなので、冬は地吹雪がものすごそう。そもそも2面が田んぼに面しているので歩いてくるような客も多くはないかもしれない。

だけど、やはり公共交通機関でのアクセスも多少は考慮するだろうから、本数が減らされた路線バスの神田線が増便されるかもしれないし、泉・外旭川新駅構想に弾みがついたりするかもしれない。(四ツ小屋駅と御所野のイオンモール秋田みたいな感じでの利用が考えられる)
そんな期待はしておきたい。

●競合店?
秋田市北部といえば、土崎の新国道沿いにイオン土崎港店(旧・ジャスコ土崎港店)がある。
東北地方に現存するイオンの中では、青森店に次いで2番目に古い店舗であり、今も営業成績が優秀な店舗だそうだ。幹線道路沿いながら住宅地の中であり、土崎の人たちに親しまれている。

実は、その土崎ジャスコが移転するという話というか噂は以前からあったという。Wikipediaにも「1990年代には秋田港付近の移転や2000年代には秋田市外旭川地区への移転話もあったが、移転によって現在の売上を維持できるかがネックとなり、計画はストップしている」とある。
運営会社が違うけれど、その計画が形を変えて、今回の話になったのだろうか。

イオン土崎港店は外旭川の予定地とは直線で2.5キロほど離れていて、間に線路を挟む。(上の地図参照)
でも、車ならどうってことない距離だし、土崎ジャスコは売上がいいといっても築30年超の店舗。
売上低下とか閉店といったことにならないか、気になる。【末尾の2015年3月の追記参照】

●そういえばマックスバリュ泉店
昨年11月に明らかになった、秋田市泉地区にマックスバリュ東北のスーパー「マックスバリュ泉店(仮称)」が新しくできる話。
その後、いつまで経っても工事が始まらず、開店予定日6月27日を過ぎ、7月28日に通った時も更地のままだった。
秋田市への届け出は取り下げられたようでもなさそう。
どうなっているんだ?(マスコミも報道したからにはその後の追跡をしてほしい!)

考えてみれば、マックスバリュ泉店の予定地から外旭川の予定地までも、線路を挟んで2キロ強。
上記の通り、前例に従えば、外旭川の新店の食品売り場にマックスバリュ東北が入る可能性がある。
そうなれば、泉と外旭川の近い距離にマックスバリュが2つあることになり、競合してしまう。

あくまでも憶測で根拠はないが、外旭川の話が出てきたため、泉店の建設が止まっているのかもしれない。(繰り返しますが個人的な憶測です)
※その後、マックスバリュ泉店は計画より遅れて2014年9月にオープンした。


今後に注目。
【5日追記】魁によれば、「既存SCと同じような店舗展開では競争を勝ち抜けないと判断」して、施設を充実させた。北インターに近いので「市北部の玄関口として他市町村からの集客拠点となり得る」「隣接する市公設地方卸売市場との連携も模索していく」。
隣の記事では「農振除外、開発行為届け出/計画実現にハードル」として、行政への複数の手続きなどをクリアしなければならないことも出ていた。
魁の記事では、「イオンモール」と「イオンタウン」の違いがはっきりと説明されておらず、知らない人がざっと見ただけでは、やっぱり御所野や土崎などと同じイオンができてしまうのかと誤解されそう。

【6日追記】読売新聞秋田版でも「計画していることが5日、わかった。」として、報道された。
出遅れた分、とても詳しい。建物の配置図まで掲載されている。道の駅とか農園など内容別に9区分され「~のエリア」という名称が付けられている。

※これとは別に、2014年1月に「イオンタウン茨島アネックス」ができることになった。


【2015年3月28日追記】この後、目立った動きはない。大雑把に言えば、市内商業界からは反対の声が上がり、秋田市も市の都市計画と相いれないとして乗り気ではない雰囲気。イオンタウンは計画を進めたいとし、少しは進展しているだろうが、着工などには至らない。
2015年3月26日に、土崎地区で住民に対する説明会(地元からの求めに応じて開いたもの)が開かれたことが、28日付秋田魁新報秋田市地域面で報道された。「2018年頃の開業を目指す」。
また、「イオン土崎港店については、新施設を開業した後も営業を継続する意向を示した。」そうだ。後から何とでも変えられるだろうし、店舗の老朽化もあるから、安心はできないけれど。

【2017年12月28日追記】2017年になっても変化はなく膠着状態。
12月28日付秋田魁新報 秋田市地域面「地域フォーカス」で、イオンタウン社長(秋田市新屋出身)に改めて取材していた。
いつの間にか2020年オープン目標になっていたそうだが、それも「難しくなった」。
ただ、「計画の是非に関し「来年(注・2018年)中には判断しなければならない」との考えを示した。」

初めて知ったが、外旭川の計画は「20年ごろの開業を目指し三重県多気町で進めている健康リゾートがベース」なんだそう。
調べると、「アクアイグニス多気(仮称)」で、イオングループのほか、ロート製薬や地元企業、三重大学などが関わる。2015年に計画が発表され、当初は2019年春オープンとされていた。話としては外旭川より後に出てきたのではないだろうか。
コメント (16)
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土崎駅工事/プレDCきっぷ

2012-09-03 23:46:12 | 秋田のいろいろ
7月末に紹介したように、来年の秋田デスティネーションキャンペーンに向けて、秋田市北部にあるJR奥羽本線土崎駅の駅舎がリニューアルされることになっていたが、なかなか工事が始まらないと思っていた。

8月末からついに工事が始まった。
記事冒頭の写真は駅の掲示で、それによれば「8月27日から12月15日まで」「外壁とホーム屋根の改良工事」を行うそうだ。
先週末の段階では、改札外の駅舎外壁の北~西側が足場とシートで覆われていた。
駅正面から
駅名の表示やステンドガラスもシートに隠れた。
「JR土崎駅」の仮看板が設置された

駅正面は、風除室のようになっていて、その左右から出入りできるようになっているが、足場設置によって北側(外から見て左)からは出入りできなくなった。北側奥のそば屋側出入口は通行可。
以前撮影。この出入口が閉鎖されている

現在のようす

今のところ、ホーム側の外壁は手付かずの模様。
以前撮影の1番線
ホーム側の駅舎も外側同様白いけれど、節が見える板材が使われている部分も一部ある。この部分も変わるのだろうか。
改札口周辺は汚れ気味のパネルかな

「大15年10月」と1926年築であることを示す「建物財産標」
今後も折に触れて紹介するつもりです。※続きはこの記事後半



ここからはJRのきっぷの話。
上記の通り、秋田デスティネーションキャンペーンが行われるが、それは来年(2013年)。
今年の10月から12月はJR東日本の「重点販売地域」に秋田が指定される「プレ秋田デスティネーションキャンペーン」が行われる。
ちなみに昨年の10月から12月も秋田が重点販売地域で「ミニデスティネーションキャンペーン」とか言っていた気がする。

こういう観光キャンペーンが行われる時は、移動に便利な特別企画乗車券(トクトクきっぷ)が発売される。
昨年のミニDCの時も出たし、過去には夏休み(2010年)に出たこともあった。
※JR東日本秋田支社は、このように単発で微妙に違う企画乗車券を出したがる。盛岡支社や新潟支社のように、ずっと同じものをほぼ通年で発売してほしいものです。

今年の秋もキャンペーンに合わせて発売されることになったのだが、今年はその他の恒例のきっぷも発売されていて、秋田周辺を鉄道で移動するするには、どれを使えばいいか迷いそうな豊富なラインナップとなった。
ちょっとまとめてみます。※各自でご確認・判断の上ご利用ください
東北ローカル線パス
エリア:東北6県のJR、私鉄(一部除く)、第3セクター鉄道の普通列車
利用期間:来年1月までの金土日または土日月の連続3日間  価格:6000円
すっかり定着したきっぷで、東北観光博に合わせて利用期間が拡大されている。当日購入できない点、JRの特急や新幹線には特急券類を買い足しても利用できない点に注意。

秋の乗り放題パス
エリア:全国のJR普通列車  利用期間:10月6日から21日の連続3日間  価格:7500円
昨年まであった「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」をリニューアルしたもの。安くなったが連続使用しかできなくなった。特急や新幹線等は特急券類を買い足しても乗車不可。
利用期間が短いし、週末に東北地方で利用するなら、東北ローカル線パスのほうがお得。

以下2つが、プレ秋田DC向けきっぷ。
どちらも、秋田新幹線、特急、内陸線急行等は、特急券類を買い足せば利用可能。沿線の観光施設等できっぷを提示すれば、割引や記念品贈呈などの特典もあり。
発売箇所はエリア内の駅、指定席券売機、旅行会社だが、エリア内までのJR利用旅行商品と同時購入すればエリア外でも購入可とのこと。
秋田わくわくパス
エリア:奥羽本線~田沢湖線のうち鷹ノ巣-秋田-大曲-田沢湖、男鹿線、秋田内陸縦貫鉄道全線
利用期間:10月から12月の連続2日間  価格:3000円
昨年発売の「秋田マタギの里パス」に男鹿線が加わって、お値段据え置き。
角館や男鹿だけで元を取るのは難しいから、内陸線観光用ということになるか。もうちょっとエリアが広ければ、別の使い方もできそうだけど。

秋田・津軽由遊パス
エリア:奥羽本線の青森-秋田-院内、羽越本線の秋田-象潟、田沢湖の大曲-田沢湖、男鹿線、五能線、由利高原鉄道、秋田内陸縦貫鉄道、弘南鉄道
利用期間:10月から12月の連続3日間  価格:4600円
「由遊パス」は「ゆうゆうパス」と読むそうで、ヘンな名前だけど、これはかなり使い勝手がいいきっぷだと思う。
廃止されてしまった「五能線パス」のAも良かったが、それは2日間有効で5000円だった。それより安くてエリアがずっと広いのだから。
このエリアで3日間有効のきっぷは前例がなかったと思うし、安い。浮いたおカネで特急券を買って特急に乗ってもまだトクかも。

秋田のキャンペーンなのに、青森県津軽地方もエリアに入っているのは、東北新幹線新青森駅からの出入りを想定し、より広範囲で旅してもらおうという意図なのだろう(ということにしておく)。
青森の私鉄である弘南鉄道(弘南線と大鰐線)がエリアに入った一方で、津軽鉄道はエリアになっていない。津鉄は、東北ローカル線パスも利用できないので、会社の方針なのだろうが、ストーブ列車が12月から運行されるし、間違って使ってしまう旅行客が出そう。

秋田側のエリアもちょっと不思議。
秋田は第3セクター2社もエリアに入っているのに、JRの花輪線と北上線は1駅も含まれていない。
これは両線がJR東日本盛岡支社の管轄だから、支社をまたぐ面倒なことはしたくないという、秋田支社の考えが見え隠れする。(奥羽本線の新青森駅側も盛岡支社管轄だけど、そこはエリアに含まれている)
花輪線沿線の鹿角だって秋田県の一員であり、十和田湖とか湯瀬温泉とか観光地もあるし、大館市の中心部には東大館駅が近い。東北新幹線を北上駅で降りて、北上線で秋田へ入る人だっているだろう。
「秋田」の観光キャンペーンなんだから、広い心でエリア設定してほしかった。

ともかく、秋田・津軽由遊パスは使えそうなきっぷです。

※翌年の本番でのきっぷについてはこちら
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暑い9月

2012-09-02 20:08:39 | 秋田の季節・風景
昨日から9月ですが、今年の秋田は暑い!
例年も、学校の夏休みが明ける8月下旬には昼は30度を超えるけれど、朝夕は涼しく、9月になると30度を超えることも少なくなるもの。
※8月下旬の秋田市の平年値(1981~2010年)は最低気温20.6度、最高気温28.3度

でも、今年は8月下旬からずっと最高気温が30度を超え、最低気温は熱帯夜になるかどうかの境付近の状態が、9月に入っても続く。
※真夏日は8月18日から連続、最低気温は16日以降23度台以上で推移。

昨日9月1日も最低気温が26.0度、最高気温が35.2度とすさまじい暑さ。今年初の猛暑日となった。
9月の観測史上としては、最低気温は歴代3位(1位は昨年3日の27.9度だそうだ。そんな日あったっけ?)、最高気温は歴代2位(1位は1956年の9日の35.4度)。
今日2日も最低24.8度・最高34.6度。五城目町では3日連続の真夏日になったとのこと。

降雨も少なく、秋田市では8月後半はほとんど降らなかった。
秋田市では大河・雄物川があるので水道水が不足することはまずないが、農業用水に不安を感じる農家や、県内ではダムの貯水率が低下(仙北市の玉川ダムは過去最低の8.8%まで低下して発電を停止)したりという影響が出ている。
高温の影響で、リンゴなど果実の着色が正常でないものも出ている。
【3日追記】一方でエダマメは豊作で、値崩れしているとのこと。


記事冒頭の写真は、秋田市外旭川地区の田んぼの状況。
出穂(しゅっすい)から1月ほど経ち、稲穂は頭を垂れているが、まだそれほど黄金色ではない。
田んぼの水はなかった
稲刈りの作業は乾いていたほうがいいのだが、稲の成熟や品質のために水は必要。収穫時期を見極めて田んぼから水を抜くそうだが、そのために抜いてあるのか、水が不足気味なのかは分からない。(土の表面にヒビが入らないようにはしたいと話していた農家の人がいたが、ここではヒビはなかった)


ところで、昨年10月の記事で紹介した、中央交通のバス停を転用した、秋田市マイタウンバスを受託運行するキングタクシーの「天徳院前」バス停。
(再掲)
以前は、時刻表を貼る板が付いていた。
久々に見ると、
板がなくなっていた
この次のバス停が終点なので、特に掲示する物もないとは思うけれど。


最後に、秋田市中心部の県道「土手長町通り」の旭川沿いの街路樹の柳(シダレヤナギ)の剪定の模様は、昨年一昨年と紹介してきた。過去2年は9月中旬以降に行われていた。
今年は、少し早く8月下旬(おそらく28日)から始まった。
歩道橋から撮影。やや少なめの旭川の水量にも注目
例年通り五丁目橋側から北上し、先週末で北都銀行本店前まで到達。交差点が連続する部分なので、作業関係者は気を使う箇所だろう。
逆光だけど奥の方は剪定済み
以上、最近の光景でした。
ひところに比べると、暑いけれど風が心地よかったりしていくぶん過ごしやすくなった気がしなくもないが、この暑さはもういい加減にしてほしいのが本心。
アブラゼミの声はあまり聞かなくなった(昨日は鳴いていたが今日は聞かなかった)し、近いうちに朝夕は冷えるようになるとは思う。
そして考えてみれば、3か月後には木々の葉っぱが落ちて、雪が降っているかもしれないのだ。北国・雪国の気候の変化はダイナミックなものだ。
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