広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

循環バス/マックスバリュ泉

2012-09-28 20:54:42 | 秋田のいろいろ
受け売りで恐縮ですが、今日の秋田魁新報から2つの話題。

●市街地循環バス ※直近の記事はこちら
25面秋田市地域面の「乗客、1本平均6.2人/市街地循環バス 運行2カ月/市「一定の需要ある」 利用者「周知不足」と指摘も」という記事。
7月下旬に秋田市による試験運行が始まった、秋田市中心市街地循環バスの21日までの利用状況について。それによれば、
「21日までに約8100人、1日平均約130人が利用」
「バス1本当たりは6.2人で損益分岐点とされる11.6人を下回っている」
乗客アンケート(1週間で900人に実施。13項目。僕も回答しました)の結果からは「(既存路線バスのない)南通から乗り降りする人が目立った」「なかいち周辺で催しのある週末は、特に利用率が高かった」
アンケートは2か月ごとに実施(この後は10月と来年2月)。ほかに10月からは秋田駅周辺の公共施設にアンケート用紙を置くとのこと。

所管する秋田市都市整備部まちづくり整備室は「一定の需要がある」としている。
(魁が取材した)利用者からは好意的な意見・感想が多いが、「(一般路線バスと車両なので)違いが分かりにくい」「(沿線でも存在を知らない人がいるので)周知不足なのでは」との指摘も。
※「周知不足」を指摘した利用者などは、住所・職業・性別・年齢が明らかになっているのに、「違いが分かりにくい」と指摘したのは「利用者もいる」だけ。


総じて、予想通りというか、具体的な利用者数や損益分岐点が判明した以外は、僕が以前から感じていたり指摘していたのと違わなかった。

ところで、損益分岐点は、単純に計算すれば100円×11.6人=1160円が1運行当たりの経費だろうか?
距離・所要時間や道路状態、車両サイズにもよるのだろうが、弘前市内の循環100円バス各路線(この記事この記事参照)も同じ程度だと仮定してもよさそう。
とすれば、土手町循環や城東循環は、常時10人はお客がいて、それを越えることも珍しくないから、充分儲かっているのだろう。一方で、大幅減便された「ためのぶ号(ねぷた村・りんご公園方面)」は、5人も乗っていれば多いほうだから、赤字だったのだろう。


個人的な感想。(新聞記事や当ブログの過去の記事と重複するものもあります)
・南大通りへの足として重要。特に高齢者は助かっていると思われる。新たな需要の掘り起こしにもなっていると思うので、なんとかして(循環とか100円とかは別にして、南大通りを通るバスとしては)残すべきだと思う。
・乳幼児とお母さん、小さい子どもがいる家族連れの利用を何度か見かけた。通常ならバスはあまり利用しないのではないかと思われる人たち。
大人100円、(試験運行のためか)小学生が無料という気軽さが功を奏しているのかもしれないが、この点をさらに活かして、今までバスに乗らなかった人を呼び込めないだろうか。
・観光客の利用も比較的多い。
例えば沿線のビジネスホテルを考慮したルートにするとか、ホテルの宿泊プランに無料乗車券をつけてもらうとか、連携もできそう。
・連携という店では、沿線の商店で買い物した人に帰りの分の無料乗車券を配ることもできそう。
・8100人が利用したというが、既存路線バスから流れてきた客と、まったくの新規の客がいるはず。その割合はどうなんだろう。既存路線バスとのすみ分け(特に重複区間)ができているだろうか。

※続きはこちら(来年度の運行継続決定)

●マックスバリュ泉店(仮称)
何度か紹介した、秋田市泉地区に今年7月にできるはずだった、マックスバリュ東北の「泉店(仮称)」
着工する気配すらなく、近くの外旭川地区に系列のイオンタウンがショッピングモールを建設する話が出てきたので、どうなっているのかと思っていた。

今日の4面経済面に「マックスバリュ東北 能代に新店舗出店へ/秋田市泉は来春以降に」という記事があった。
27日に開かれた、決算説明会での質問に答えて明らかになったようだ。
大見出しの能代市の店のことはここでは触れないとして、問題の泉店。
まず、「(泉店出店は)来年2月までを予定していた」そうで、いつの間にか来年2月完成に延期されていた。
でも、それも「「社内の調整などで今期は出店しない」とし、来期(13年3月~14年2月)以降とする方針を示した。」

じゃあ、結局いつなんだ?
やっぱり外旭川の件が絡んでいるのか? ※その後の動き(というか動かないけど)

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