広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

車両センター公開1

2012-09-15 21:19:55 | 秋田のいろいろ
秋田市の金照寺山のふもとにあるJR東日本「秋田車両センター」の一般公開が、今日10時から15時まで行われた。
一昨年10月に行われた時に初めて見に行って、昨年は11月に一般公開ではなく秋田新幹線の新車両E6系の見学会として開催され、それを外から覗いた
【19日追記】19日付秋田魁新報地域面によれば「約1400人が訪れ」たとのこと。

2年ぶりの一般公開を、また見に行ってみた。
相変わらず、リーフレットでの会場までの路線バスの案内は不十分(そもそもバスが少ないのだけど)。リーフレットの地図は新しくなって、手前が俯瞰図で奥が平面図という不思議なものだけど、羽後牛島駅も掲載されて、いちおう歩いて行きたい人には多少は親切になったかな。
僕は今回も、バスで牛島東五丁目まで行って、1キロほど歩いた。
今日も秋田は暑くて、最高気温は32.5度まで上がった。からりとした暑さだったので、汗ぐっしょりにはならなかったけれど、やっぱり暑い。

昨年のE6系見学会の時は、徒歩で車両センターを訪れる人たちを何人も見かけたけれど、今年はほとんどいなかった。東七丁目までのバスがない時間帯だったからか、タクシーで来たり帰ったりする人が数組いた。(国際タクシーが近くで客待ちしていたようだ)
中央交通に働きかけて、公開日はせめて1時間に1本になるように増便してもらうとかできないものだろうか。
結局、車で来る人が多く、車両センターの社員のいちばんの仕事はその誘導のようだった。


車両センターの門では、一昨年と同じく会場案内図をくれたけど、今年は、
E6系のパンフレット&クリアケース付き!
一昨年と同じく、門を入って左側の線路を渡ったところにある、車両の点検をする屋根付きの建物(名称不明)の中で、秋田新幹線のE3系電車「こまち」が展示されていた。

休憩スペースやNREによる鉄道グッズの販売、なぜか農産物やカップラーメンの販売(たぶん秋田生鮮市場が担当)も行われていた。
E3系は前照灯が点灯
E3系は、いちばん最後に製造された「R26編成」が展示されていた。
車内も公開され、運転台の見学もできたようだが例年同様行列だった。

片隅に「貯蔵品」という札が付いた一角があった。
例えばこれ
上の写真の木の枠の中にあるモノ、分かりますか?

これはE3系の運転席のガラス。
奥の大きいのが「前面ガラス(=ワイパーが付いている窓)」、手前の黒っぽいのが「側面ガラス」。
旭硝子製で仙台のガラス屋さんから納品された模様。
廃棄物置き場には、ヒビの入った前面ガラスが捨てられていたので、ガラスを交換する場面はそれなりにあるようだ。

こんなものも
色からして、いかにもこまちの色。
名前の表示はなかったけれど、たぶん
これ(赤い矢印の部分)
車両の連結部の外側を覆う「外幌」じゃないかな。

さて、一昨年はこの建物内で行き止まりだった。
でも、今年は、南側から外へ出て、跨線橋の下を潜って進むことができる。(一昨年は跨線橋下は西側の道だけ通行可)
左側が奥羽本線
その先にあるものは、
これ
右の屋根付きの建物は、非公開。過去に何度か跨線橋の上から中に入っている車両を覗いたけれど、「洗浄仕業庫」という名称だそうで、こまちや普通列車の車両が洗浄や日常の点検を受ける場所のようだ。
洗浄仕業庫の外、左側にいるのが、
E6系
来年春から営業運転を始める、E3系の後継車両「E6系」が展示された。(11号車から13・14号車辺りまでの外観のみ)

昨年の見学会と同じ場所になるが、ここは影に入ったり逆光になりやすくイマイチ。狭いので、ダイナミックな車両がカメラに収まりきれない感じもした(むしろ昨年のように跨線橋の上から見たほうが…)。
でも、しばらく待てば、誰もいなくなる(立ち会いの社員はいます)瞬間があり、のんびりと見たり写真を撮影できたのは、よかった。
こんなに間近で見られた(この記事冒頭の写真とは視線の高さが違います)

なんとも不思議な形

側面
正面は真っ赤で斬新だけど、側面はほぼ白一色(銀色のラインがあるが、日陰なので分かりにくい)で、あまりおもしろくないし誤乗の恐れはないか少し心配。
今回はホームより低い、線路のレベルからの見学だったので、窓から車内を覗くことはできなかった。

さらに、
連結器オープン!
時々は連結器のカバーを開けてくれた。
今のE3系と同じく、日常的にE5系(はやぶさ)と連結することになる11号車側は、連結器が自動で出たりしまったりする。(反対の17号車側は自動ではない)
 
右の写真で上部に赤く光る点が見えるが、連結相手との距離を測るセンサーだろうか?

カバー開閉時には警笛が鳴り、E6系の警笛を聞くことができた。
テレビで聞いたとおり、従来の空気でフォーンを吹鳴するものではなく、スピーカーから流れるようだ(音自体は従来と似ている)。


警笛といえば、E6系が展示された場所のすぐ東隣が、奥羽本線。
終点・秋田を目前にした下りこまちが通過
営業列車が通過していくわけだが、その多くが、警笛を鳴らしながら通過していった。普段は鳴らさないし、今日も安全な距離は保たれていたので、おそらくサービスかと思う。運転席に便乗していた社員が手を振ってくれた普通列車もあった。

本線のさらに向こう側は、ススキと黄金色の田んぼ
以上、新幹線関係の展示でした。在来線側もなかなか見応えのある展示だったので、また後日。
コメント (2)
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