広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

デスティネーション関係

2013-08-29 23:15:14 | 秋田のいろいろ
例によって、JR東日本秋田支社から、今日付けでまとめてプレスリリースが出た。
その中から、10月から12月の秋田デスティネーションキャンペーン(DC)関連で2つ。

●DC中のきっぷ
昨年の10月から12月に行われた、プレDC期間中には、2種類の特別企画乗車券(トクトクきっぷ)が発売された
それが、今年の本番でも、発売されることになった。

「秋田・津軽由遊パス」と「秋田わくわくパス」で、2種類とも、昨年とまったく同じ効力・価格。
ということで、特に秋田・津軽由遊パスのほうは、非常にお得感があって使いやすいきっぷ。奥羽本線、五能線は青森県内でも使え、秋田県内の2つの第3セクター鉄道と弘南鉄道でも使える(※津軽鉄道は使えない)。特急券を買い足せば、特急にも乗れる。

残念なのは、昨年同様、秋田県内なのに対象外となるJR線があること。北上線と花輪線では使えない。
昨年の繰り返しになるが、秋田を対象地域としたDC用のきっぷなのに、それで秋田県内のJR線に乗れないとは、おかしな話。
対象外の路線はJR東日本盛岡支社の管轄だが、そんなのはJRの事情であってお客には関係ない。これでは、秋田「県」のDCではなく、JR東日本秋田「支社」のDCになってしまう。
鹿角辺りは、蚊帳の外になってしまい、DCの恩恵を受けられないのではないだろうか。観光関係者はどう感じているだろう。

○ついでに臨時列車について
なお、DC期間中、いくつかの臨時列車が運行される。
昨年、大館市の「きりたんぽまつり」開催日に秋田-鹿角花輪間で運行された快速「きりたんぽ」号は、今年は快速「大館きりたんぽ」号として、大館止まりで運転。上りの運転時刻が1時間ほど早くなる。
車両は同じクルージングトレイン2両編成だが、昨年は全車指定席だったのが、今年は指定席・自由席1両ずつになる。

ほかに目新しいのが、新潟支社のカーペット敷きのジョイフルトレイン「NO.DO.KA」を使用した臨時列車。NO.DO.KAは、団体列車としてはたまに秋田に来ているが、個人でも乗車できる列車としては初めてかもしれない。
10月19日に快速「秋田の食満喫」号として象潟-弘前間(弘前を朝立って、夜に戻るダイヤ。快速としては珍しく羽後飯塚に停車。じゅんさいやバター餅が食べられるらしい?)という珍しい区間で、10月20日に秋田-二ツ井で快速「白神20周年記念号」(白神山地の世界遺産登録20周年の意味)として運転される。いずれも全車指定席。

※運行時にはこんなアクシデントが発生(リンク先末尾)


●小さな美術館列車
DCに合わせて、JR奥羽本線の秋田-新庄間で「子ども達が描いた秋田の“いーどこ” 小さな美術館列車」が走る。
普通列車用の701系電車を使って、子どもたちが描いた秋田の祭りや見どころの絵を車内に掲示し、車体外側にはラッピングを施したもの。

盛岡支社管内では、701系にラッピングの車体広告を出しているが、秋田支社の701系でラッピングが行われるのは、導入20年にして初めてではないだろうか。
秋田の701系電車の2両編成の中には、一部がボックスシートに改装された編成(N36~N38編成)があり、秋田-新庄間限定で運用されている。そのうち1本が美術館列車になると思われる。


展示される絵を描いたのは、秋田市にある4つの学校・保育所の子どもたち約100名。
県立秋田きらり支援学校、県立栗田養護学校、秋田市手形第一保育所、財団法人鉄道弘済会秋田保育所「ひまわり保育園」の4つ。
特別支援学校(養護学校)も保育所も県内各所にあるのに、いずれも秋田市内に所在するものが選ばれた。

手形第一保育所は、奥羽本線沿いにある(秋田駅の北側なので、今回の列車は走らないが)。今年度末で秋田市から民間へ移管することになっていて、現在、移管先の社会福祉法人によって同じ場所で建て替え中。

ひまわり保育園は、線路からは見えないが手形第一保育所のすぐそば。
運営する「財団法人鉄道弘済会」といえば、国鉄時代からキヨスクを経営していた組織(現在は違う)。そこが保育所もやっていて(旭川から北九州まで各地にある)、その1つが秋田にあるのだ。
そこが選ばれるのは、JRとしては当然か。そのご近所のよしみで、手形第一保育所にも依頼したのかな。

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