田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

立候補記事でビックリ

2017年01月23日 | 日記
 父親が長く地方議員をしていたこともあってか、議員に良からぬ感情を持つオイラだ。父は井戸塀議員の典型のような人間であったと信じている。金を取り込んだり、掴むことはさらさら無かった。それだけは信用しても良かったが、本業の金をつぎ込むことには、いささか家族が困ったものだった。手弁当と言えば聞こえが良いが、それで本業が赤字になっても誰も助けてくれなかった。
 
 懲りたオイラは、政治活動や議員との付き合いには、一歩も二歩も離れた立場でいたが、仕事柄選挙事務所へ行かねばならぬ時もあった。できるだけ目立たぬようにしていたが、議員の目からは逃れられず「紹介状を郵送して欲しいとか、事務所に来て欲しい」等の誘いが顧客を通して来た。一番困ったのは、議員先生に奢られることだった。金を払えば贈賄の嫌疑、まさか割り勘とも言えぬからだ。
 
 仕事仲間の遠い友人が、市に隣接する町の首長に当選した。詳しくは知らぬが、前町長からの禅譲と聞いた。ほどなく仕事を同じくする者が地元の議員選挙に打って出た。明確な目的は無かったであろう。真の目的は歳費だと思った。当然のごとく低い得票率で落選した。
 
 こんなことから、議員を見る目は斜め下からしか見ない。国会議員の中でさえ、公募から立った者に、歳費目当ての者が多い。口が達者だけに、騙されたり煙に巻かれる有権者がいても当然だ。
 
 朝刊の地方版に、次兄の再婚後にできた息子の嫁の名が小さくあった。次兄が世を去って既に30年、毎年の盆には墓参りに来ていることを、供えられた花で知るだけだ。できることなら、関わりも持ちたくない私なのだ。新聞で気づかなかった方が良かったとさえ思う今日このごろなのだ。朝から憂鬱な時を過ごしたのであった。