田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

豊洲、今ごろなぜ?

2017年01月14日 | 日記
 まさか検出されないと思っていた物質なのだが、去年11月から先月にかけ市場の敷地の201か所から地下水を採取して行われ、14日に開かれた「専門家会議」で調査結果が公表された。それによると、最大で環境基準の79倍となるベンゼンのほか、検出されないことが環境基準となるシアンが検出されたそうだ。
 
 79倍のベンゼンがいかほど危険なのか解らぬが、基準値が定められている以上、それ以下が良いのであろう。それにしても今までの8回の検査結果をどう考えたら良いのか。地盤が荒れたのなら、徐々に数値は下がるのが常識だと思う。都知事が言うように「数値は、かなり疑義があると承知している。もう一度、調査をしようということになるかもしれず、専門家会議に任せたいと思う」と述べ、追加の調査が必要かなどについて、専門家会議で詳細な分析をしたうえで判断すべきだという考えは至極妥当。
 
 またまた口の悪いコメンテーターが『落とし所』と連呼するであろうが、豊洲=汚染の風評が真実に近づいたことは否めない。今となっては、地下水の汚染であることから、封じ込める方法を探すなり、あくまでも地下水の汚染だから、地上部分の汚染にはならぬことの証明は絶対に必要と思う。
 
 技術屋のオイラは「希望した数値に画策」の疑いを感ずる。隠されたままの市場開設より、全てを明らかにした市場開設の方が良いに決まっている。この場合の税金の無駄使いは前知事にある。その辺りをコメンテーターはどう考えるのであろう。聞きたいものだ。