田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

カードでどや顔

2017年01月16日 | 日記
 カード類を信用しない私はクレジットカードを持たない主義、とは言うもののネットで買うには必要、一枚だけ持っている。銀行のキャッシュカードはあるにはあるが、暗証番号はうろ覚え、行列の後ろに人を並べての操作には自信がない。お財布携帯とかスマホ決済などは毛頭関係のない世界の出来事。
 
 見せ金で、裕福に見せかける取引をする人もいる。おおかた見破られているのだろうが、騙されているように見せかけるのも取引だと思う。昔々、胸ポケットに折りたたんだ札を入れている人がいた。白い薄手のシャツだとお札がくっきり見えていた。良い見てくれではありません。長財布を尻ポケットに入れるのもその変化系だろうと思います。
 
 カードの色が話題になったのがいつだったか思い出せない。オイラのように自営業だと、さかんにお誘いDMがきた。アメリカン○○だった。そもそもカードを信用していないオイラには馬の耳に念仏だったが、「特典だの、御社にはゴールド等など、尻がこそばゆいお世辞の数々に、ますます信用度を下げた。
 
 その疑問は程なく解けた。「ローンを組め」「金を借りて欲しい」等などの誘いが多かった。設備投資も事業の拡大も考えていなかった私にとって、融資の誘いは面倒いがいの何物でもなかった。あまりのしつこさに一度聞いた。『オイラのような一人事業主は根無し草だぜ。融資して不安じゃないの?』返事を聞いて驚愕。オイラのような事業主は利益を隠蔽するのが常、実質はその5倍はあるだろうってさ。オイラのような仕事は利益を追えば雑になり、雑な仕事をすればジリ貧。つくづく仕事が理解されていないことを知った。
 
 「見せかける」「見られる」どちらも物事を歪曲する。それが良いはずはない。現実社会がネット社会と同じようにあいまいになっているように思う寒い日の夕方だ。