田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

戒名 僧侶の独占なの?

2015年10月12日 | 宗教その他
 NET記事、元は週刊ポスト2015年10月16・23日号だそうで、戒名のお値段を浄土宗、浄土真宗、曹洞宗の各住職が語っています。居士(大姉)で15万円~30万円だそうです。読み方は、こじ(だいし)だそうです。
 
 オイラの家は神道だから、戒名ってのを必要としないし、知らないのです。参列する葬儀で、よく耳にする居士(大姉)とは何かと思い調べてみました。NET『お寺ネット』によりますと、戒名は故人の寺への功績を称え、寺が授けたものだったらしいのです。しかし、死後お布施を多額にすれば、位の高い戒名が授けられるようになったらしいです。地獄の沙汰も金次第ってことですね。
 
 近頃『戒名は、自分で決める』という本の影響もあってか、戒名を持ち込んでくる人もいるらしいですが、 戒名には使っていけない漢字もあるそうです。
奇怪の難字・・・通常使わないような文字を使わないこと
無詮の空字・・・何の意味かわからないような文字は使わないこと
不穏の異字・・・さしさわりのある発音にならないこと だそうです。

 さて、私の妻の父上の生前の話です。義父は、菩提寺の先代住職から、生前戒名の話を聞き、自分の葬式費用のことを考え、生前に戒名を頂きました。もちろん、それなりのお布施は必要でした。安い金額ではありませんでしたが、『葬儀後よりは安い』と、とても喜んでいました。それから、かれこれ十数年、いつしか戒名のことが皆の記憶から薄れ、菩提寺住職も代わりました。
 
 爺さまの葬儀、戒名の書かれた卒塔婆を見ながら、『用意の良い爺さま、戒名まで自分で決めて・・』と、私は思いました。私ばかりじゃなく義母も娘達も思いました。しかし、新たな戒名だったそうです。
 
 私の地方は葬儀の翌日に、お礼参りに寺へ行きます。親の葬儀は子達が葬儀料を負担しますので、一同揃って寺へ行きます。神道のオイラは興味本位の野次馬でしたが、正座で坊様のお話を聞きました。坊様に至っては、葬儀料の受け取りですから、それは機嫌よく接待して下さいました。
 
 帰りの車中、内訳を教えて頂きましたが、なんと戒名料が含まれていました。半端じゃない金額を聞いて「お爺ちゃん、生きてる間に戒名もらったんだよ」本家の跡取りと嫁さまに、ワイワイ・・・ガヤガヤ。跡取りと嫁さまは「気づいていたが、言えなくて・・・・」でした。
 
 戒名を二つ持ったお爺さん、あの世で困っていないかな?。オイラの親父は神道だから、戒名持ってません。親父が欲しがったらあげてください。親父が欲しがらなかったら、無理強いしないでくださいネ。おしまい。