田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

“パクリ”問題、タレントさんから擁護の声

2015年10月24日 | 仕事
 古い話を蒸し返すが、オリンピックエンブレムの問題について、テレビのタレントさん達には擁護派が多いと感ずる。
 
 擁護の意見は「創作の基本は模倣」「流行を取り入れることをパクリだって言ったら、映画なんて絶対パクリになってしまう 」「人の真似をすることに芸術の出発点があるのかもしれない」「オマージュやリスペクトなどと呼べば、各ジャンルでも許される風潮がある」等など。

※オマージュ;フランス語、芸術や文学においては、尊敬する作家や
 作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。
※リスペクト;尊敬、敬意と日本語にできる。


 このようなことを言ったり、弁解したり、説明するときに、なぜオマージュやリスペクトのような言葉を使わねば、言いたいことが言えぬかを考えるべきだと思うのはオイラだけかな。「尊敬してやまないので、強く感化されました」なんて言えるから、わざわざカタカナで表現しなくてもいいのに。「尊敬してやまないので、強く感化されてしまいました」などと言えば、更に意味が深くなる。
 
 話が脱線したが、なぜこんなことをいまさら言い出したのは、彼は景品のトートバッグのデザインを依頼され、言い逃れの出来無い盗作をした。オイラは彼とよく似た仕事だけど、オイラ達の仁義では、どんなちっぽけな盗作でも、やっちまったら二度と仕事はできないぜ。だから自殺しちゃう奴だっているんだよ。さらに、賞が決まってからの変更は、己の自尊心の切り売りだぜ。
 
 つくづく思う、薬物に手を出しても、再び人前に出られる仕事ってそんなに無いよ。オイラは『職人芸は全身に職、全身で芸を売ることに徹して欲しい。子供も見ているテレビで喋るのだから』と思う今日この頃なのだ。おしまい。