治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

医療や支援はズレてる

2016-08-11 09:55:57 | 日記
措置入院の責任を負いたくなくておろおろ右往左往する医師たちを見ているのが面白い。
検討もされたくないようだ。

私は内山医師と吉川徹にきいたことがある。
「発達障害者支援はその本質として反社会的になりうるのか?」と。
どうも二人の言を聴いているとそういう感じだったからね。

発達障害者の権利
一般社会人の権利
これが衝突するとき発達障害者の「ありのまま」を重んじて被害を受ける一般人は我慢せよ、というのが今のところ発達障害支援ギョーカイの論理だからね。それを聞きただしてあげたの。答えはない。要するにね、これが本音なの。本人と一般人の利害が対立すれば一般人を犠牲にする。厚生労働省のお役人はよくここに来るみたいだけどそれをわかってた方がいいよ。まあわかっているんだろうけど。

相模原の事件の加害者についても、措置入院と人権の制限の声は上がり、医師たちがその重い責任におののいているのはわかるが
私などはとっくに医療は当てにならないと知っているので期待もしない。
むしろ司法の力を強めればいいだろうけど、これもまた人権ガーの人たちが大騒ぎするだろうし医療がまたいっちょがみしてくるだろう。

相模原の事件の後、模倣犯みたいな人たちが施設等に脅迫をしつかまっているようだが

その人たちに精神疾患があるかどうかは知らない。

ただ記事を追っているだけでも彼らには共通点がある。

それは

「無職」であるということ。

だから「厚生」より「労働」問題なのかもしれないこれは。

ベムが大暴れしたのも彼がうつで休職していたときだった。花風社の提言する「発達障害を治そう」はそのヒマに飽かせたターゲットとなった。

神田橋先生をこきおろしながら、彼は15年間くらいエビデンスベースドな医療にかかりうつが治らなかった。

食育を「トンデモ」としながら彼のランチはカロリーメイトとダイエットペプシ。毎日毎日そうだった。

エビデンスベースドな医師に処方された薬のせいか、ベムんちの息子さんは支援校の運動会の日に参加もせず眠り続け、そのよだれを垂らして眠り込む姿をベムは激写し目だけ線入れて「寝る子は育つ」というブログ記事にしてアップした。

その彼が「障害者への差別撤廃」を語る。おかしい。

そして奥方は旦那がそういう状態で息子がそういう状態であるにもかかわらず、地元では超有名なカリスマギョーカイ母さん。誰の面倒もよくみる人だそうだ。

何かがずれている。

私はだいたい家のことほっといてペアレントなんとかとかに走るお母さん嫌いなので(愛着の問題があると考えるようになったけどね最近では)

育成会の司会しているヒマがあったら旦那にお弁当作ってあげなよと思っていた。カロリーメイトとダイエットペプシ買うお金で栄養のあるお弁当作れますよ。そしたらちょっとは脳もまともになるだろ。

まだギョーカイ活動しているのかな。
私に実名出されたからギョーカイ活動しにくくなったとしたら私に感謝してほしいな。

そうそう。

「医療は社会正義に時として反するのか?」という質問は私、神田橋先生にもした。

先生の本を作ることになりながら、なぜ進められなかったのか、あのときの私は「発達障害はこりごりだ」って思っていたから、なかなか企画が進められなかった。

でも勇気をもってその気持ちを神田橋先生に伝え、この質問をした。
「患者の好き放題を大事にして、一般人が被害を受けていても知らんぷりする。医療は時として社会正義に反するのか?」

そうしたら神田橋先生から出てきた言葉があれですよ。

「医者なら治せんといかんわなあ」

一般人が医療に期待するのはこれ。
お役所が期待するのもこれだ。

でも医療はその責任から逃げる人が多い。

だから早急に役所に呼び出して実態をききだしたんだろうね。

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