最近私は、新大阪で御堂筋線に乗り換えるのが上手になりました。
ただ大阪の方々(北海道の方々も)南とか北とかで方向案内するのやめていただきたいですね。
東京や横浜で南北言う人はいません。
ついでに神戸と違って横浜で海側山側言う人もいません。山は丹沢に行くまで、つまり関東平野が終わるまでないのです。
道案内にも地方色が豊かなのです。
というわけで、地下鉄本町駅で駅員さんに「御堂会館は出て右ですよね?」とたしかめて無事に着きました。
ずっと早い新幹線で来ているはずの愛甲さんがいなくてちょっと心配でしたが
じきいらっしゃいました。
最初に「治る」という言葉について、愛甲さんにお話いただきます。
まあこれは「脳みそラクラクセラピー」の第六章をお読みになればつかめるかと。
それに加えてニキさんのこの描写。ニキさんは別に自閉症を治そうとしていませんが、脳みそオタクなので、「一次障害が治る」ていうこと的確に表現しています。さすが。
神田橋先生の本が出て以来、私たちのもとにはこういう情報がいっぱい届きました。
愛甲さんご自身、50になって言葉の出た人とか、大人になってIQが20上がった人とか、経験されています。
その後私自身の話に移りました。
私の身体で唯一脆弱な部分、喉がこの時期はわりといがいがしていて(痛くはないし風邪とも連動しない)
実は毎回さっさと医者に行き、なんかチューブみたいなのくわえる治療をして薬もらうと治るんだけど(正規医療は効果がある。それが普通)
その薬を飲んで一日目は眠くて使い物にならず(麻痺的な副作用)
その一日が捻出できなくて今回お医者さんに行けなかったこと。
そこで今日もスペシャルドリンク(りんご、はちみつ、しょうが)を作ってタンブラーに入れて持ってきたこと
(養生のコツ。自己治療)
皆さんの前でいっぱい飴を口に含むかもしれないけれどもドン引きしないでくださいとのこと(社会の理解)
そして不思議と喉いがいが→飴 の日にはお酒があまりいらないこと(たぶん糖分がいっぱい。だからお酒はいらないと身体が言う。身体はわりと賢い)という話から
じゃあなんで発達障害では医療が使えなかったりするんでしょう
という話に持っていきました。
(だから養生のコツが大事。ただそれをエビデンスガーという人もいます。そういう人はエビデンスがないのを必ずしも責めているのではなく、ただ「治りたくない」あるいは「他人が治ると困る」あるいは「自分が治せないのに治せる人が困る」んですけどね。)
そして最初は、メールをくださった参加者の方にお話いただきました。
大阪の方なのですが、9月に八重洲で行った質問をする会にわざわざお越し下さったのです。
それくらい追い詰められた状況だったのです。深刻な質問でした。
けれども愛甲さんが軽やかにアドバイスされ、それを実行したところ
二ヶ月経って事態ががらっと変わっていたのです。
その嬉しいご報告をまず皆さんの前でお話しいただきました。
それから十二問のご相談。
詳しくは書きませんが、深刻なものが多かったです。
そして腹が立つのは、支援者が、とくにまず窓口になっている支援者が
「希望はありませんよ」っていう支援しか与えていないことです。
それによって「どうせだめなんだ」と思い込み、長年経っているのです。
でも本当に事態を解決する気のあるセラピストに出会えば、がらっと変わることもあるのです。
けれども、まだまだ多くの人が、そういう経験をしていないのでしょう。
私は最近タレコミのあったネタを二つ思い出しました。
一つは某地方で、ギョーカイが促成栽培したペアレントメンターが全然使えないという話。
なぜかというと、情報が古すぎる。
そのペアレントメンターの言うことを真に受けて、縮小再生産の人生を送りそうな人もいる、という話でした。
そりゃそうですよね。ギョーカイの意向を伝える係ならば。
もう一つはこのブログで話題の吉川徹医師が名大病院を大げんかして追い出されたという噂(真偽のほどは知りません。でも真偽のほどがわからない私の話を彼らは一生懸命拡散したからこっちも書くのは遠慮しません)。
理由は「障害観が古すぎる」(らしい)。
そりゃあ「重度には療育は無駄、知的障害のない人は家事のできる引きこもり」が目標だったら古いにもほどがありますが
もし大げんかの噂が本当なら、名大病院はそれほどひどくないんじゃないかしら。
まあとにかく、行政のトップである厚生労働省が「治らないという思い込みは成長の可能性を狭める」という見解なのに、なんとかセンターとかの窓口等では相も変わらず絶望の押し売りをしているのですね。
被害を受けているのは本人と家族ですけどね。
でも絶望しないでね皆さん。
このブログを見ていればわかるとおり、「社会性を伸ばそう」と志し、それに成功している仲間は
文字通り北海道から沖縄までいるのです。
愛甲さんの会にも、京都のノンラベルの田井みゆきさん、大阪のチットチャットの森嶋勉さんという
第一級のセラピストの方たちが駆けつけてくれました。
第二部の懇談会では、愛甲さんに加えこの方たちからもご意見が聞けてしまうという贅沢な会でしたよ。
あ、そういえば、12月7日の就労関係のお勉強会(この一つ前に詳細貼ってあると思います。また書き直して貼りますね)
関西からも数人お見えにいただくようです。
ここでは瀧澤久美子さんがいらっしゃいますから、何かまたご意見うかがえるといいですね。
とにかくわかったのは
「お勉強会はお勉強になる」ということです。
最後に本を買ってくださった読者の方が、
「私は花風社さんの本に助けられました。本当にありがとうございます。でもブログを読んで、ひどいことをする人たちがいるのを知りました。これからも応援しています」と言ってくださいました。
神田橋先生のおっしゃるとおり「敵と味方の数は同じ」なのです。
治りたい人は花風社を応援してくださるし、なんらかの理由で治りたくない人、他人が治るのがいやな人、治せる人がいると困る人は応援しない。
人には考えが様々なのですから、それでいいのです。
そんなこんなでお開き。
月曜日、朝早くからお仕事がある愛甲さんは新大阪へ。
私は森嶋さんと一杯(+α)飲みに行きました。
翌朝はチットチャットさんにお邪魔してインストラクターの皆さんに、二週間で上達した剣玉をご披露。
そのあと、ふだんは完全個別指導のチットチャットさんでは珍しい兄弟一緒のセッション(付き添いのお母様によると、兄弟仲が悪いけど、ここに来ると仲良くやれるそうです。とても楽しそうでした)を見学させていただきました。
そして新大阪へ。
今度の自分土産はこれ。
今回も、楽しくお勉強になる旅でした。
お越しいただいた皆様
本を買って下さった皆様
運営の皆様
そしていつも遊んでくださるチットチャットのインストラクターの皆様
ありがとうございました!
☆☆☆☆☆☆☆
ただ大阪の方々(北海道の方々も)南とか北とかで方向案内するのやめていただきたいですね。
東京や横浜で南北言う人はいません。
ついでに神戸と違って横浜で海側山側言う人もいません。山は丹沢に行くまで、つまり関東平野が終わるまでないのです。
道案内にも地方色が豊かなのです。
というわけで、地下鉄本町駅で駅員さんに「御堂会館は出て右ですよね?」とたしかめて無事に着きました。
ずっと早い新幹線で来ているはずの愛甲さんがいなくてちょっと心配でしたが
じきいらっしゃいました。
最初に「治る」という言葉について、愛甲さんにお話いただきます。
まあこれは「脳みそラクラクセラピー」の第六章をお読みになればつかめるかと。
それに加えてニキさんのこの描写。ニキさんは別に自閉症を治そうとしていませんが、脳みそオタクなので、「一次障害が治る」ていうこと的確に表現しています。さすが。
神田橋先生の本が出て以来、私たちのもとにはこういう情報がいっぱい届きました。
愛甲さんご自身、50になって言葉の出た人とか、大人になってIQが20上がった人とか、経験されています。
その後私自身の話に移りました。
私の身体で唯一脆弱な部分、喉がこの時期はわりといがいがしていて(痛くはないし風邪とも連動しない)
実は毎回さっさと医者に行き、なんかチューブみたいなのくわえる治療をして薬もらうと治るんだけど(正規医療は効果がある。それが普通)
その薬を飲んで一日目は眠くて使い物にならず(麻痺的な副作用)
その一日が捻出できなくて今回お医者さんに行けなかったこと。
そこで今日もスペシャルドリンク(りんご、はちみつ、しょうが)を作ってタンブラーに入れて持ってきたこと
(養生のコツ。自己治療)
皆さんの前でいっぱい飴を口に含むかもしれないけれどもドン引きしないでくださいとのこと(社会の理解)
そして不思議と喉いがいが→飴 の日にはお酒があまりいらないこと(たぶん糖分がいっぱい。だからお酒はいらないと身体が言う。身体はわりと賢い)という話から
じゃあなんで発達障害では医療が使えなかったりするんでしょう
という話に持っていきました。
(だから養生のコツが大事。ただそれをエビデンスガーという人もいます。そういう人はエビデンスがないのを必ずしも責めているのではなく、ただ「治りたくない」あるいは「他人が治ると困る」あるいは「自分が治せないのに治せる人が困る」んですけどね。)
そして最初は、メールをくださった参加者の方にお話いただきました。
大阪の方なのですが、9月に八重洲で行った質問をする会にわざわざお越し下さったのです。
それくらい追い詰められた状況だったのです。深刻な質問でした。
けれども愛甲さんが軽やかにアドバイスされ、それを実行したところ
二ヶ月経って事態ががらっと変わっていたのです。
その嬉しいご報告をまず皆さんの前でお話しいただきました。
それから十二問のご相談。
詳しくは書きませんが、深刻なものが多かったです。
そして腹が立つのは、支援者が、とくにまず窓口になっている支援者が
「希望はありませんよ」っていう支援しか与えていないことです。
それによって「どうせだめなんだ」と思い込み、長年経っているのです。
でも本当に事態を解決する気のあるセラピストに出会えば、がらっと変わることもあるのです。
けれども、まだまだ多くの人が、そういう経験をしていないのでしょう。
私は最近タレコミのあったネタを二つ思い出しました。
一つは某地方で、ギョーカイが促成栽培したペアレントメンターが全然使えないという話。
なぜかというと、情報が古すぎる。
そのペアレントメンターの言うことを真に受けて、縮小再生産の人生を送りそうな人もいる、という話でした。
そりゃそうですよね。ギョーカイの意向を伝える係ならば。
もう一つはこのブログで話題の吉川徹医師が名大病院を大げんかして追い出されたという噂(真偽のほどは知りません。でも真偽のほどがわからない私の話を彼らは一生懸命拡散したからこっちも書くのは遠慮しません)。
理由は「障害観が古すぎる」(らしい)。
そりゃあ「重度には療育は無駄、知的障害のない人は家事のできる引きこもり」が目標だったら古いにもほどがありますが
もし大げんかの噂が本当なら、名大病院はそれほどひどくないんじゃないかしら。
まあとにかく、行政のトップである厚生労働省が「治らないという思い込みは成長の可能性を狭める」という見解なのに、なんとかセンターとかの窓口等では相も変わらず絶望の押し売りをしているのですね。
被害を受けているのは本人と家族ですけどね。
でも絶望しないでね皆さん。
このブログを見ていればわかるとおり、「社会性を伸ばそう」と志し、それに成功している仲間は
文字通り北海道から沖縄までいるのです。
愛甲さんの会にも、京都のノンラベルの田井みゆきさん、大阪のチットチャットの森嶋勉さんという
第一級のセラピストの方たちが駆けつけてくれました。
第二部の懇談会では、愛甲さんに加えこの方たちからもご意見が聞けてしまうという贅沢な会でしたよ。
あ、そういえば、12月7日の就労関係のお勉強会(この一つ前に詳細貼ってあると思います。また書き直して貼りますね)
関西からも数人お見えにいただくようです。
ここでは瀧澤久美子さんがいらっしゃいますから、何かまたご意見うかがえるといいですね。
とにかくわかったのは
「お勉強会はお勉強になる」ということです。
最後に本を買ってくださった読者の方が、
「私は花風社さんの本に助けられました。本当にありがとうございます。でもブログを読んで、ひどいことをする人たちがいるのを知りました。これからも応援しています」と言ってくださいました。
神田橋先生のおっしゃるとおり「敵と味方の数は同じ」なのです。
治りたい人は花風社を応援してくださるし、なんらかの理由で治りたくない人、他人が治るのがいやな人、治せる人がいると困る人は応援しない。
人には考えが様々なのですから、それでいいのです。
そんなこんなでお開き。
月曜日、朝早くからお仕事がある愛甲さんは新大阪へ。
私は森嶋さんと一杯(+α)飲みに行きました。
翌朝はチットチャットさんにお邪魔してインストラクターの皆さんに、二週間で上達した剣玉をご披露。
そのあと、ふだんは完全個別指導のチットチャットさんでは珍しい兄弟一緒のセッション(付き添いのお母様によると、兄弟仲が悪いけど、ここに来ると仲良くやれるそうです。とても楽しそうでした)を見学させていただきました。
そして新大阪へ。
今度の自分土産はこれ。
今回も、楽しくお勉強になる旅でした。
お越しいただいた皆様
本を買って下さった皆様
運営の皆様
そしていつも遊んでくださるチットチャットのインストラクターの皆様
ありがとうございました!
☆☆☆☆☆☆☆