治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

早期介入した方からも反応が

2010-01-23 07:46:50 | 日記

「大丈夫、すくすくのびたよ自閉っ子!」の著者竹島尚子さんが
「発達って、何?」のエントリーを見てメールを下さった。

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ブログを大変興味深く拝見しています。
スルーできるようになっていく脳、というのは桃にも当てはまることがあって、最近よく「忘れた」と言うのです。昨年ホテルで何を食べたかとか、何月何日に何を食べたかとか、以前は本当によく覚えていたのですが。ある意味おもしろくなくなってしまいましたが、生きていく上では楽になったはずです。この一年、こだわりがぐっと減りました。すべてのことを一つも忘れないようにするというのは山口弁で言うと「ぶちえらい」ですからね。
ブログを見て感動したのでメールをしました。

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桃ちゃんは保育園のころ高機能自閉症と診断された女の子。
ふつうの子ができることが苦手な場面が多かった。
竹島さんはステップバイステップで少しずつ少しずつ成長を促してきた。
それがあまりに上手なので、「すくすく」を出させていただいた。

桃ちゃんは、たしか大地君と同じくらいの年。
山口県に住んでいる。
自閉っ子には珍しく、地元の方言が上手にしゃべれるそうだ。
私はママとはお会いしたことがあるけど、桃ちゃんとはまだお会いしたことがない。
桃ちゃんにとって東京は「羽田→ディズニーランド」という公式になっており
知らないおばさんと会うところじゃないからね。

そのうち、ふぐでも食べに下関に行くか。
桃ちゃんにも会えるし。

桃ちゃんの早期介入は、かなり効果があったようだ。
私の地元の支援者は本を読んで「これくらいの子に、これくらい介入すればこれだけ効果があるのね!」と感動していた。

桃ちゃん就学時には情緒級の設置を働きかけたけど
予算が下りなかったらしい。
今桃ちゃんは普通級でなんとかやっている。
お友だちもたくさんできたらしい。

桃ちゃんと大地君はけっこうタイプが違う。
でも竹島さんは大地君の本も楽しんでくださったということです。

どっちの親御さんも、お子さんの特性をよく見て伸ばしている。

実を言うと、私はタイプとして桃ちゃんに近いです。と思ってます。