団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

自分と価値観が似ている人はいるけれど

2022年09月20日 | 人間関係

自分の思いや考えがそのまま100%相手に理解されることは

難しい、だからそういう前提で人とのつながりを考えたほうが

いい場合がある。

 

たとえば家族、友人など、どんな親しい人でも自分とは違う、

だから他人への期待が過剰であればあるほど、それが叶わなか

った時の失望感は大きい、だから、他人に期待しない生き方も

時には必要なものだ。

 

実際自分と価値観が似てる人はいるけれど同じということは

まずない、違ってあたりまえ、そのことをスタートと考えれ

ば、相手の考えが違ったとしても素直に受け入れることがで

きると思っている。

 

 


長生きすればするほど認知症!?

2022年09月19日 | 認知症

団塊の世代が75歳以上になる2025年には約700万人の

人が認知症になると言われてる、これは65歳以上の5人に1

人、特に70代に急カーブを描いて増え80代の認知症の有病

は、なんと3人に1人である。

 

認知症にならないための習慣として朝は新聞を読む、飲酒・喫

煙を控える、一日7時間以上の睡眠をとる、歯を20本以上保

つ、計算ドリルがいい、有酸素運動がいい等がいいと挙げられ

ている、しかし現在認知症を予防できるという科学的な証拠に

なるものはないというのが専門家の見解である。

 

心理学者の佐藤眞一氏の著書「認知症の人の心の中はどうなっ

ているのか?」のなかで、認知症の人の心の中は自分が自分で

なくなっていく苦しみ、これまで生きがいだったことがうまく

いかない苦しみ(料理、運転等)そして明日がどうなるかわか

らない苦しみを感じてるという、そして認知症発症の危険因子

は加齢なので長生きすればするほど認知症になる可能性がある

と書かれてる、確かに私の両親も父は86歳、母は94歳のと

きに認知症になったことを思うと誰もが長生きすればするほど

知症になっても不思議ではない。

 


老いとともに悩みは深くなっていく!?

2022年09月17日 | 老後の生き方

何もしたくない、何も考えたくないと厭世的になることは長い

人生のなかではよくあることで、この齢になってもそんな気分

になることがあるものである。

 

若い時はお年寄について、人間的に熟成され達観して風格があ

り、悩みなどないのではないかと思ったものだ、でも今その齢

になって見ると、そんなことはない、老いとともに悩みは深く

なっていくというのが実感である。

 

心や体がガス欠を起こしたときは人生を振り返り楽しかった出

来事を思い出す、だからといって生きる苦痛の根本的な解決は

できないけれど、過去の思い出には現在をどう生ればよいか

のヒントがあるもので、自分と真摯に向き合ういい機会だと思

っている。


友人関係に失望する60代女性

2022年09月16日 | シニア女性の悩み

読売新聞の「人生案内」相談者は60代女性、30代で離婚、

現在はひとりで生活している、友人には恵まれてたと思ったが

この齢になって勘違いだと気づいた、今まで友人から相談さ

ると親身になって愚痴も聞いてきたが、自分が悩みを聞いても

らおうとしても、どの友人も自分の話ばかりで、がっかりする

とが多く、結局友人などいなかったのだということを実感し

たという内容であった。

 

それについて回答者は、きっとあなたは話を聞いてくれる役割

人になっていたのでしょう、友人たちは自分のことで精い

いで聞くゆとりのない人たちです、ここはいったん離れるこ

も大事、今の自分を自分で支えて生きる覚悟を持ちましょう、

好きな本を読み音楽に浸り、一人旅を楽しみ、好きに自由に

らしていると必ずどこかで誰かと出会うものですという回答

った。

 

私が思うには友人関係とは人に何かを与える、そして相手か

何かを与えてもらう、それが無理のない理想の関係であるが、

往々にして相談する側、相談される側というのが決まっている

があるもので、それが自然に続く友情もあるだろうが、親

しさと図々しさが紙一重というように、どこかで不満がでて

理的負担になることがあるものである、そうはいっても相談者

友人から悩みを相談され愚痴を聞くという関係がよしという

時期もあったわけだから、完全に断ち切るのではなく距離を置

こと大切だと思う。


老後の生活費はどれぐらいかかるだろうか?

2022年09月15日 | 老後の生き方

老後の生活費はどれくらいかかるだろうか?リタイヤした人にと

重要な問題である、夫が65歳以上、妻60歳以上の夫婦

の無職世帯では毎月の支出が平均24万円、一方年金などの

から税、社会保険料を除いた可処分所得は平均で月約18万

円、月6万円の赤字、これが一般的な年金生活者の例だと言われ

てる。

 

 

この不足分は働いて補うか預金を取り崩すしかない、又支出に関

ては例えば自宅が一軒家の場合とマンションの場合で違ってく

る、マンションの場合は月々の管理費、修繕積立金、車があれば

駐車料金がかかる、また資産(預貯金、有価証券)状況もかなり

影響してくる。

 

 

高齢者の貯蓄調査では貯蓄2000万円以上が18%の反面、貯

500万円以下が40%という結果が出ている、いわゆるシニ

ア間の格差が指摘されている、年金に関しては国民年金だけ受給

人が30%もいる、そう考えると多くの高齢者にとって年金だ

けで生活するのは厳しいことは確かである。

 

 

 


介護疲れで無理心中という夫婦の悲劇

2022年09月14日 | 介護

先月、宮城県で悲しい事件が起きた、無職の70歳男性、男性

の妻49歳、同居してる男性の兄73歳、兄弟の死因は窒息死、

妻は出血性ショックでの死亡、県警は妻が介護疲れから無理心

中を図った可能性があるとみて調べていると地元紙で報道され

た。

 

同居している男性の兄には知的障害がり、会話や歩行が困難だ

った、男性は数年前に脳梗塞を患い仕事を辞め後遺症で体が不

自由になり、それぞれが介護認定を受けていた、兄は訪問看護

を週3回、男性は週1回ディサービスを利用していたという、

そして日常は49歳の妻がパートとして働きながら二人の介護

をしていた。

 

男性は介護する妻に暴言を吐いたり、暴れたりすることもあっ

たという、きっと思うように体が動かない、人に頼らなければ

ならない惨めさ、職を失い生活保護を受けてたものの、苛立ち

から矛先は妻に向かった、一番気の毒なのは49歳の妻である、

2人の介護疲れで精神的に不安定になり通院、こんなはずじゃ

なかったと思ったはずである、結局将来を悲観して追いつめら

れての犯行、兄弟の死因はいずれも首を絞められたことによる

窒息死と判明した。


老いと記憶の衰え

2022年09月13日 | 老後の生き方

顔はわかるけど名前がでてこない、漢字が思い出せない、家の

カギをかけただろうか?2日前の夕食の献立は何?こんな経験

は高齢になると誰もが経験してるような気がする。

 

「老いと記憶」の著者増本康平氏によると物忘れが頻繁にある

と認知症になるのではないかと不安になる人は多いという、私

そのひとりである、脳には1000個の細胞があるが記憶機

能の多くを担う大脳皮質の神経細胞は20歳から90歳にかけ

て10%ずつ減少する。

 

加齢に伴う記憶機能の低下は個人差があるが避けることはでき

い、特に75歳以降は心身の機能の低下が日常生活の問題と

して顕在化すると言われてる、だから今の自分をを受け入れる、

そして記憶の衰えとつきあう、それでいいと思っている。


老いの途中74歳の実感

2022年09月12日 | シニア男性

人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲しか

ったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあげた

らきりがないほどあるものだが、そういうことは誰にでもあるこ

とで人生とはそういうものかもしれない。

 

大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったとしても自分なりに

精一杯やってきた、だからよかったことも悪かったことも、これ

自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入れるこ

だと思っている。

 

そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に何

必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見えて

くるような気がする、そしてここまで生きて来た、これからも生

きていこう、この先何があるかわからないけれど、そんな気持ち

で老いを生きていきたい。

 


72歳一人暮らし女性の悲痛な叫び

2022年09月11日 | シニア女性の悩み

新型コロナウイルスの感染拡大以降、毎週見られる光景がある、

それは東京都庁の高架下に500人を超える行列ができ支援団

体がパンや米や果物などの袋づめの食料が配られてる、その中

に新宿区に住む高齢の女性(72歳)がいた。

 

この女性は静岡で機械工場で働いていたが雇止めになり約10

年前に上京したが持病が悪化、今は生活保護を受けてアパート

に住んでいる、しかし家賃や区役所との連絡のための携帯料金

等を差し引くと残る生活費は6万円(生活保護費は家賃補助含

め約12万円)ほどである、女性は「これでどうやって生きて

いけばいいのか、毎日地獄のような苦しみ」と涙声で訴えてい

る、これは最近インターネットに掲載されてた記事である。

 

現在生活保護を受けている単身高齢者のなかで女性の困窮が深

刻だと言われてる、この女性が配偶者と死別、離別なのか、も

ともと独身なのかはわからない、ただ無年金で貯金なし、将来

に悲観するのも無理はない、しかし高齢の一人暮らし女性40

0万人のうち約半数の200万人が貧困といわれてるだけにこ

の72歳の女性のケースは、まさに氷山の一角である。

 

 


本当の自分は一体どっちだろうか?

2022年09月10日 | 老後の生き方

誰でも人には嫌われたくはないから気づくと誰にでもいい顔をし

てしまうことがある、学校、職場、家庭、それぞれの顔をもって

いる、そういう意味では誰もが生きてくなかで演技をしている自

分がいるのではないかと思う。

 

それは自分の存在を認めてもらいたい、注目して欲しい、仲間は

ずれにされたくない、色んな思惑が働く、それは必要なことでも

ある、また学歴、経験、資格などの偏見や利害関係で他人を判断

することがある。

 

相手から見て「社交的で饒舌で明るい人」という人と「寡黙で近

寄りがたい」私も他人に対し同様な見方をする場合がある、人そ

れぞれ違うものである、定年後自分と向き合う時間が多くなり本

当の自分は一体どっちだろうか?と思う時がある。