団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

親を看取った子供の本音

2022年09月09日 | 

週刊東洋経済の特集「親の看取り方」で親を看取った600人

の声が掲載されていた、その中で76歳で実父を亡くした息子

さんの体験が興味深いものだった。

 

心臓病を患い通院していたものの認知症の母を在宅で介護しな

がら元気で暮らしていた、しかし75歳のとき脳の血栓が見つ

かり、カテール治療をしたが入退院の繰り返し、76歳の時に

悪化、生前父は「延命治療とかしてくれるな、頼むな」と言っ

たにもかかわらず亡くなるまでの2ヵ月間ずっと苦しんでた。

 

薬や治療方法を変えて、さまざまな措置を施した、しかし父は

自分で点滴を抜こうとするので手を拘束された、「医師の提示

する治療を拒否するなんて考えもしなかった」という息子さん

の言葉、私の父が晩年、延命治療(気管切開)したときと重な

るものがあった、「もし何もしなければお父さんは明朝まで持

ちません」と言った医師の言葉、拒否できなかった、しかし半

年間の苦悶の表情、今だに後悔してる、延命治療は家族の問

であることを痛感したものである。