団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

嫁の介護は感謝なき介護、評価なき介護、対価なき介護

2022年10月23日 | 介護

かつて高齢者の介護をするのは嫁の仕事だった、仕事といって

もタダ働き、社会学者の上野千鶴子氏によると介護とは女なら

だれでも、できる非熟練労働だと思われており今日にいたって

もそう思ってる人が多いという、さらにこんな表現もしている、

嫁の介護は感謝亡き介護、評価亡き介護、対価なき介護。

 

3世代で暮らす世帯は1986年は4割を超えていた、それが

2019年は9.4%、夫婦世帯は32.3%、独居世帯は2

8.8%、この3世代同居が多い時代こそ嫁に過酷な介護の負

担を強いることになったといえる。

 

それが世帯分離を可能にしたのは1961年にできた年金制度

である、老人は自力で生活できるようになった、さらに決定づ

けたのが2000年から始まった介護保険制度である、介護は

素人の家族に頼むよりプロのほうが上手だし家族の負担も軽減

されることは確かである、もう高齢者の介護をするのは嫁の仕

という時代は終わったと思いたい。