goo blog サービス終了のお知らせ 

団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

価値観の違いで決裂したシニア女性

2024年10月13日 | 生き方

「仲良し3人組のグループLINEでワクチン接種否定派のY美と

肯定派のM代が罵り合い、二人の関係をどう取り持ったらいい

のでしょうか」という60歳女性からの相談が以前女性誌の誌

上相談室に掲載されてた。

 

いわゆるワクチンの是非をめぐっての論争であるが、回答者の

結論は取り持とうなどとは考えないことです、信念が異なる両

者の意見を融合させることはほぼ不可能、言い争った友人の関

係は遠のくかもしれないが相談者は今までどうり、それぞれと

つきあえばいいのですというアドバイスであった。

 

日常のなかでこのような問題を抱えてる人は結構いるものだ、

実際私の妻が行ってる美容院の店長は家族全員が接種しなか

った、理由はわからないが、その人の思想信条が絡んでるの

かもしれない、それでも4年経過して家族の誰もが罹患する

ことなく乗り切ったようだ、私自身はワクチンに対し不安

はあるけれど自分と家族を守るため、そして他者への責任

して接種を続けるしかないと思っている。


ひとりでいることが不幸なのではない

2024年10月09日 | 生き方

友だちはいたほうがいい、それでも心理的負担になるような友

だちなら、いないほうがいい、今は友だちがいなくても生きて

いける時代、ネットがあるし、それなりにどこでも誰ともコミ

ュニケーションをとることができる。

 

私たちは小さい頃から群れることはいいこと、ひとりでいるこ

とは駄目と教えられてきた、だから家の中にばかりいると、外

に行ってみんなと一緒に遊びなさい、仲間外れにされないよう

にしなさい、協調性が大切だよと言われてきたし、私自身自分

の子供に対してもそんな教育をしてきた。

 

しかしそんなみんな仲良くなんて、たやすいことでないと大人

になると誰もがわかってくるものだ、それでも群れることが好

きで仲間が欲しい、徒党を組むことが楽しいという人もいるし、

ひとりの時空が最もやすらぐという人だっている、人それぞれ

である。

 

だからどちらがいいなんていうことはない、群れることが幸福、

ひとりでいることが不幸なのではない、不幸なのはひとりでい

ることに耐えられないことだと、この齢になって、やっとわか

ったような気がする。

 


命より大切なものは

2024年09月20日 | 生き方

人生の最後の最後に苦しい思いをさせられたけど。それは私

のことを思ってのことだね、ありがとう】などと言ってこの世

を去った人がいるでしょうか?これは医師で作家の久坂部羊氏

が「人はどう老いるのか」で書かれてる言葉である。

 

あまり死に抵抗すると無用の苦しみを強いられる危険性が高い

、大切な身内に死んでほしくない、しかしそれは家族のエゴか

しれない、13年前に亡くなった父のとき延命治療を選択し

ことを私は今だに後悔してる、亡くなる3ヵ月前に最後に会

ったの父の表情は怒りと悔しさ、そして心の叫びが聞こえた

よう気がした【もう逝かせてくれ、何もしないでくれ】

 

命より大切なものが何かというと、それは苦しまずにいると

うことです、救いようのない苦しみに苛まれたら私は命を捨て

ても楽になりたいという久坂部羊氏の言葉は重い。

 

 

 

 


「人生案内」なぜ自死はいけないのか?

2024年09月12日 | 生き方

読売新聞朝刊の「人生案内」相談者は50代前半のパート女性

「なぜ自死はいけなのか」に注目した、自殺はよいことか悪い

ことかと問われれば、もちろん悪いこと、ただ自死を考える人

はものすごく悩んで生きるのがしんどくなってその道を選択し

てしまっているのではないでしょうか、なぜ自死はいけないこ

となのか教えていただきたいです。

 

本人は自殺をしたいと考えてるわけでなく、もしも友人から自

殺を考えていると相談されたときに、どうしたら引き留めるこ

とができるのかその答えを知りたいというものだった、それに

ついて回答者は、死は理屈ではない、到底言葉では説明できな

い、自殺がいいか悪いか他人が判断することではない、自殺を

引き留める名言はなく言葉は無力です、それよりも黙って相手

に存分に語らせることが大切ではないかと助言している。

 

私が思うに自殺を考える人はほとんど人から見捨てられたと思

った時、もう誰からも気にかけてもらえなくなった時、生に絶

望すると言われてる、理屈で何をいっても通じないかもしれな

い、生きてればいいことあるさといったところで逆に悪くなっ

ていくかもしれない、それよりも回答者がいうように相手のい

うことを聞く、相手が気が済むまで、ひたすら聞く、正解はな

いかもしれないがそのことが大切な気がする。


人生は楽しいものだけではないけれど

2024年09月10日 | 生き方

人生は決して楽しいだけのもではない、そんなことは誰でも知

っている、正直悲しいこと、苦しいこと、色褪せたこと、魅力

のないことの連続、しかしその味気ない人生のなかにも必ず生

きる意味が見つかるときがくるものである。

 

自分は何のために生きているのか、何をしたいのか、何をして

生きていくべきなのか自分自身と向き合い自分に問いかけなが

ら人生を学んでひとりの人間としての自立を目指して私自身生

きて来た。

 

実際人生は考え方で大きく変わることがある、人生なるように

なると腹をすえて与えられた条件のなかで最善を尽くしていれ

ば迷うことはない、人生は楽しいだけのものではないけれど、

人生を楽しくするのもつまらなくするのもすべては自分次第で

あることは間違いないような気がする。

 


残りの人生前向きに生きたいものだ

2024年08月26日 | 生き方

いくつになってもこの世にはわかってないことがある、わかって

いることはほんの一握りでしかない、知ってると思っていること

も間違った理解の仕方をしていることだってある。

 

自分はもう知っていると考えないようにしよう、まだ知らないこ

とがあるはずだ、老後は自分が興味があったり社会的に問題にな

ってることを深く知り考える絶好の機会である。

 

そして学ぶだけの時間的な余裕もある、知りたいことを積極的に

学ぶ向上心を失わず、残りの人生前向きに生きたいものだ。 

 


「いくつに見えます?」と言う人の心理は

2024年08月17日 | 生き方

エッセイストの酒井順子氏が年齢のマナーについて年齢なんて

関係ないというフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっ

ているのが日本人であると語っている。

 

 

実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は

実年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答

えてくれることを期待している、だから間違っても実年齢より

上の年齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるも

のである。

 

 

実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、

それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもし

れない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対

してもこの上ない褒め言葉であることは間違いない。

 

 


生きにくい日々であっても

2024年07月29日 | 生き方

老いてくると、どうしても出来ないことがふえてくるものであ

る、だから残りの人生をどう生きていくかというのは高齢者に

とって重要なことである、たとえ順風満帆な人生を歩んできた

人でも死ぬまで充実した人生を送れるとは限らない。

 

明日の保証を手にしている人など一人もいない、今は元気で安

定していても明日のことは誰にもわからない、心の危機は誰に

も訪れるものだ、そんなときは自分なりの解決法を持つしかな

い、生きる苦痛の根本的な解決はできなくても、それなりに何

とか折り合いをつけて生きるしかない。

 

生きてる限り、すべての悩みから解放されることはない、ある

意味悩むことは生きてる証しともいえる、実際こうありたい自

分、こうあって欲しい人間関係があるから悩むので、悩みを通

して人との距離に気づき自分を再発見するものだ、そしてたと

え生きにくい日々であっても何とかもちこたえて、できること

を楽しみ、真摯に今を生きたいというのが76歳の実感である。


なんでもない一言が薬にも毒にもなる

2024年07月20日 | 生き方

言葉というのは強いツールであり、だからこそ慎重に取り扱う

必要がある、命を救う薬にも命を奪う毒にもなることがある、

「暮らしの手帳」の元編集長松浦弥太郎氏は当時著書で、言葉

の難しさについて次のようなエピソードを語っている。

 

知人がひどく落ち込んでたので事情を尋ねた、すると父親が癌

で危篤だという「もうだめなんです」とつぶやく彼をなんとか

励ましたくて言った言葉が「親の死というのは誰もが通る道じ

ゃないか、だから頑張ってね」しかしこの誰もが通る道という

言葉が彼の心を刺した、父の死をよくあることだとかたずけら

れたと感じて追い打ちをかけるように落ち込んでしまった。

 

後日再会したときに謝罪して思いやりのなさを悔やんだ、誤解

は解けたものの、なんでもない一言が、どうやっても消せない

傷を心に残してしまうことを痛感したという、実際親しければ

親しいほど思い当たることがあるのではと思う、一度言ってし

まった言葉は取り返しがつかない、だから言葉を発する前に立

ち止まる必要があるのかもしれない。

 


迷ったらいやなことはしない

2024年06月24日 | 生き方

今まで素晴らしいと思ってたことが色褪せてみえたり、これまで

大切だと思ってたことが、別にどうでもいいと思ったり、齢を重

ねると過去を見る自分の眼に変化が生まれることがある。

 

それは人であったり、物であったり過去の思い出だったりするけ

どある意味冷静に自分を客観視できるのが老年期のような気がす

る、他人の評価を気にしていた若い頃、必要以上によく思われよ

うと無理してた自分、本音の自分と違って少なからず自己嫌悪に

陥ったこともあったものだ。

 

今はそんな必要もなくなった、自分の心の声を聞き自分がどうあ

りたいかで判断する、迷ったらいやなことはしない、そのことが

大切だと思っている。