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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大阪学芸系列でも水増し 合格186人分、実は7人

2007年07月25日 13時34分08秒 | 受験・学校

新聞によりますと私立高校が大学合格実績を「水増し」していた問題で、1人で73学部・学科に合格した生徒がいた大阪学芸高校・大阪市住吉区と同じ系列の中高一貫校、大阪学芸中等教育学校(同)も今春、成績が優秀な生徒7人に受験料は学校持ちで「関関同立」と呼ばれる関西の有名私立大学など6大学の計223学部・学科を受験させ、うち計186学部・学科に合格していたことがわかった。両校とも、今後はこの制度を廃止するとしている。大阪学芸中等教育学校によると、昨秋、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、東京理科大学、大阪薬科大学の各大学の学部・学科のうち大学入試センター試験の結果だけで合否が決まる枠への出願を7人に依頼し、同意を得て学校側が出願手続きをした。受験料の総額約300万円も、同校の「進学奨学金」制度を用いて負担した。同制度は2002年春の入試から始めたという。  同校は今春の4私大の合格者数を延べ218人として説明しており、約8割がこの7人による実績だったことになる。この7人の内5人は国公立大学に進学、1人が浪人し、私立大学への進学は1人だけだった。  同校は大阪学芸高校に隣接し、同じ学校法人が経営。1996年に中高一貫校の大阪学芸中学校として開校し、2003年に現在の校名になった。井上奠夫・さだお校長は「当時、世間に学校を知ってもらおうと始めたことだと思う。目的を達した時点でやめるべきだった」と話し、今後、合格者数の公表は実数を併記する形にするという。  大阪府私学課は「明らかになった数字は誇大広告といえ、著しく教育的配慮に欠けている」としている。合格者の水増し は、私立高校の水増し誇大広告では済まされない問題です。この7人の優秀な生徒が、受験料は学校負担とは言え本当に出願手続き疲れが出たと思います。伝統と実績が無い進学校が、合格実績を上げるのは大変です。教育界の信頼と保護者の信用を得て今後生徒を確保する為にも、水増し合格数を発表するの止めてください。来年から公正な大学合格数を発表し、難関国公立大学への合格者数を年々増やして下さい。  

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受験生はなにも苦労してないのです。センター試験... (tokumitu50)
2007-07-26 06:42:37
受験生はなにも苦労してないのです。センター試験受験だから。ただ、先生の評価のために、内申書を人質に強制的に言う事を聞かざるを得ないのですが。でも、先生もそんなに悪いことをしているとは思ってないのです。みんながしていることだから。なにが悪くて、こんなことになってしまったのか。国の法的にふれてなければ、なにをしても罰せられないと言う姿勢だと思います。どこかの議員さんと同じ見解が国から発表された時はやっぱりと思いました。もう高校は教育の場ではないと言うことです。教育とはなんぞやと言う原点を文部科学省の大臣さんに教えてあげてほしいと思います。
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