教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

自衛隊合憲は正しいのか。その根拠はどこにあるのか     new!!

2012年02月09日 12時46分43秒 | 国際・政治
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2012年02月08日

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自衛隊合憲は正しいのか。その根拠はどこにあるのか    

                                         
 
 田中直紀防衛大臣の答弁が笑い者にされている陰で、とんでも
ない誤った答弁を石破茂元防衛大臣が行なっていた。

 この鋭い指摘をしたのが2月8日の読売新聞だ。

 調査研究本部主任研究員である勝股秀通氏の「自衛隊合憲の
根拠は」何かという記事は最近稀に見る秀逸な記事だ。

 すなわち勝股氏はまず2月2日の衆院予算委員会における田中
直紀防衛相と石破茂氏とのやりとりを次のように再現する。

 石破「憲法9条2項に、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しな
いと書いてある。自衛隊は何ですか」

 田中「必要最小限の国を守る専守防衛の部隊」

 自信なさげに答える(田中)防衛相に対し、石破氏は諭すように
2項の冒頭に「前項の目的を達成するため」と挿入した芦田修正が
自衛のための戦争を可能にし、自衛隊合憲の根拠となったと説明。

 これに対し田中防衛相が「その点について私は理解していない。
先生のご知見を拝聴しながらよく理解したいと思う」と答弁して
このやり取りは終わった。

 この田中・石破のやり取りを説明した上で勝股氏は次のように
書く。

 「誰もがこんな問答を聞けば、素人と批判される(田中)防衛相
に対し、防衛問題のスペシャリストで防衛相の先輩である石破氏
が、自衛隊合憲の根拠というイロハのイを教えていると思うだろう。
だが、それは勘違いだ。」、と。

 そして勝股氏は、次のように解説する。

 日本政府がこれまで芦田修正を自衛隊合憲の根拠としたことは
実は一度もなかった。
 そのかわり政府は、自衛隊の存在について、「自衛権は独立国
である以上、当然保有する権利。だから自衛のために必要最小限
の実力を保持することを憲法は否定していない」と言う解釈で
一貫して自衛隊を合憲してきたのだ、と。

  そして、彼は続ける。

 憲法9条と自衛隊をめぐる解釈は、法的にも政治的にも混乱し、
防衛問題のスペシャリストでさえ、自衛隊憲の解釈を勘違いして
しまうほど、自衛隊の存在根拠は不明確であるのだ、と。

 勝股氏は最後にこう結論づける。

 だからこそ自衛のための戦力である自衛隊の存在を憲法で明文
化すべきである、と。

 私は、この最後の結論を除いて、勝股氏の言うことにまったく同感
である。

 しかし、最後の結論だけは、私は勝股氏と大きく意見を事にする。

 自衛隊はそもそもは矛盾した存在なのだ。

 そしてその矛盾は、そっくりそのままわが国の戦後の対米従属
政策の矛盾であるのだ。

 すなわち憲法9条が成立した1947年当時には、自衛隊の
存在はそもそも想定されていなかった。

 その後冷戦の顕在化と朝鮮戦争の勃発によって米国の政策が
大きく変わった(逆コース)。そして米国は憲法を変えることなく、
憲法に想定しなかった自衛隊を日本につくらせたのである。

 日本はそれに従ったのである。

 つまり自衛隊の根拠を憲法に求める事自体が矛盾しているのだ。

 変えるべきは憲法ではない。

 日本のすべてを決める対米従属の日米関係なのである。

 憲法9条の歴史は、そっくりそのまま日本の対米従属政策の
歴史である。

 この対米従属から日本が自立できるまで、憲法9条は一字一句
変えてはならない。

 憲法9条があるからこそ、我々は対米従属政策の苦しみと屈辱を
忘れないでいられるのだ。

 日米安保体制と憲法9条の矛盾をいまこそ国民的議論によって
解決すべき時なのだ。

                            了

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2012年02月08日

この国の検察、司法のおそろしさ    

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■  天木直人のメールマガジン2012年2月8日第108号
■ 
 
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  この国の検察、司法のおそろしさ    
                                                            
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 小沢裁判はいよいよ佳境に入ってきた。

 きょう(2月8日)の読売新聞は東京地検が小沢側弁護士の
捜査資料開示要求を拒否した事を報じている。

 つまり小沢一郎が強制起訴された決め手となる検察審査会の
議決が、実は検察側の間違った操作報告書に導かれた事が判明
した。

 だから小沢側弁護士は、その検察審査会の議決の正当性を
検証するために、どのような捜査資料を検察は審査会に提出し
ていたのか、その資料リストの開示を求めていたのであるが、
東京地検はそれを拒否したというのだ。

 小沢裁判で検察役を務めている指定弁護士側には説明して
いるというのにである。

 あきらかな無罪立証妨害であり情報隠蔽である。

 ついに大手新聞もその事を書くようになったのだ。

 小沢一郎を支持する者も、支持しない者も、その立場の違い
とは無関係に、今度の陸山会事件の起訴、裁判の不明朗について
は厳しく監視しなければならない。

 果たして検察の責任は明らかにされるのだろうか。

 その事によってこの国の司法、検察の立て直しが進むのだ
ろうか。

  なぜ私がいきなり陸山会事件を取り上げたかと言えば、この
国の検察、司法は、その実態が徹底的に検証されなければなら
ないと思うからだ。

 私は1月13日のメルマガ第31号で故柴野たいぞう元衆院
議員の遺稿が出版された事を紹介した。

 その書「検察に死の花束を捧ぐ」(三五館)は、この国の検察
の非人道性をあますところなく伝えている。国民必読の書だ。

 そう私はメルマガで書いた。

 それから三週間たちすっかりこの書の事を忘れていた。

 ところが2月4日の講演の後で私は聴衆の一人からある封書の
写しを手渡された。

 それは9月4日銀座発出の消印のある柴野たいぞう氏直筆の
直訴状である。

 あて先は自由報道協会の上杉隆殿となっている。

 彼が自殺したのは9月5日だから文字通り最後の直訴だ。

 この不条理を世の中に知らせてくれという叫びだ。

 それを読んで驚いた。検察、司法のおそろしさに戦慄を覚えた・・・

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<label>引用元http://www.amakiblog.com/</label>
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