老神温泉街を練り歩く108メートルの大蛇みこし=群馬県沼田市利根町で(2005年5月、老神温泉観光協会提供) |
沼田市利根町の老神温泉で五月十、十一の両日、恒例の「老神温泉大蛇まつり」が開かれる。今年は巳(み)年を記念し、十二年に一回登場する長さ百八メートルの大蛇みこしが温泉街を渡御する。主催する同温泉観光協会では担ぎ手を募集している。(山岸隆)
観光協会によると、祭りは昭和初期に始まったといわれ、この大蛇みこしは一九九九年につくられた。巳年の二〇〇一年の祭りに初登場し、その後は一度、〇五年五月の祭りの直前にイベントを盛り上げるため、例外的に温泉街を渡御したことがある。
普段は温泉街の倉庫に保管されており、巳年以外の例年の祭りでは、長さ約二十五メートルの大蛇みこしが五十人ほどに担がれて温泉街を練り歩く。
百八メートルの大蛇みこしの重さは約三トンで、約三百人の担ぎ手が必要。対象は高校生以上で、市内外の男女も参加できる。渡御は十日午後七時~同十時。担ぎ手には地元の赤城神社の木札と記念の手ぬぐいがプレゼントされる。
祭りでは、地元和太鼓グループの演奏、利根西小学校の鼓笛隊パレード、農産物の直売、十六の旅館・ホテルで三百円で温泉入浴できるサービスもある。
観光協会の金子充会長は「巳年に大蛇を担ぎ、老神温泉に一泊の旅はどうでしょう」と、県内外の担ぎ手の参加も呼び掛けている。
問い合わせは、同観光協会=電0278(56)3013=へ。
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