大阪維新、談合容疑の忠岡町長を除名処分 町長は辞職の意向
大阪府忠岡町が発注した公共工事で入札情報を事前に漏らしたとして杉原健士町長(64)が官製談合防止法違反などの容疑で書類送検された事件で、所属する大阪維新の会の杉江友介幹事長は30日、杉原町長を除名処分にしたと明らかにした。杉原町長は維新の聞き取りに対し、情報漏えいの事実を認め、近く町長を辞職する意向を示したという。
杉江幹事長によると、維新は29日に聞き取りをし、杉原町長は「町長という立場で軽率なことをした」などと反省の弁を述べた。一方で情報漏えいを巡る金銭のやりとりは否定したという。
杉原町長は2024年に入札があった町道舗装など4件の工事で、町内の建設会社役員ら4人に最低制限価格などを漏らしたとして25日に府警に書類送検された。
杉原町長は同町議を6期務めた後、20年10月の町長選に維新公認で臨み、初当選。24年10月の町長選でも再選し、現在2期目。【鈴木拓也】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます