『◆ヤクルト5x─4巨人(5日・静岡) 最後は左手一本でさばいた。バレンティンは左翼線への打球を確認すると、大きなガッツポーズで感情をむき出しにした。「最高だ。チームに貢献したいという気持ちが強かったからね。ベンチにいたみんなが、僕以上に喜んでくれたのがうれしかったよ」。グラウンド上でチームメートからもみくちゃにされた。 9回の攻撃に入る前には、規定の3時間30分を過ぎていた。7回に3点ビハインドを追いつき、同点の9回2死一、三塁では、守護神・林昌勇を投入。チームが見せた勝利への執念は、9回2死一、三塁でバレンティンにも乗り移った。「絶対に打席が回って来い!と思っていたよ。最後のチャンスを生かせて、チームが勝てて良かった」と汗をぬぐった。 チームにとっても、1つの“賭け”だった。バレ砲は、6月14日の西武戦(神宮)での本塁打以来、当たりがパッタリ止まっていた。7月1日の広島戦(マツダ)で10試合40打席ぶりのヒットとなる17号ソロを放ったが、直後の打席から再び無安打。「ステップアップできない。“ステップダウン”だよ。打っても守ってもダメだ」と弱音を吐いたこともあった。 56打席で1安打のバレ砲が試合を決め、小川監督は「(マツダでの)ホームランが出て変わるかと思ったけど変わらずだったなあ。でも、サヨナラが出てホッとしているでしょう」とホッとした。チームにとって最高の勝ち方で、対巨人戦5連勝。今季初めて貯金を10の大台に乗せた。首位のチームをけん引してきたバレンティンの完全復活が、10年ぶりのVロードへ号砲となる。』スポーツ報知 7月6日(水)8時2分配信
バレンティン選手も56打席で1安打のサヨナラヒットが出て本当良かったですね。「ステップアップできない。“ステップダウン”だよ。打っても守ってもダメだ」のスランプ状態も此れで吹っ切れましたね。サヨナラ安打のバレンティン選手に畠山選手から氷水をかけられたのは、冷や水、小川監督やチームメイトもサヨナラ安打が出るかどうかひやひやしたのと暑いので、体を冷やせと意味を込めてのプレゼントでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます