教育カウンセラーの独り言

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2018年11月28日 14時31分13秒 | 国際・政治


森友・加計疑惑で安倍首相を倒せなかった大きすぎるツケ

2018-11-28



 入管法改正法案が強行採決された。

 これまで強行採決されたどの法案よりも素早い強行だ。

 これまで強行採決されたどの法案よりも内容が不完全な法案だ。

 産経を含め、どの新聞もこの強行採決を批判している。

 それにもかかわらず、大きな政局にならない。

 みな冷めている。

 もちろん、その理由は、この法案が通っても通らなくても、外国人
労働者の受け入れは、避けて通れ得ない事を皆が知っているからだ。

 この法案を通しても、必ず修正や補強が必要になってくるので、その時にまたあらたな議論になる事を皆が知っているからだ。

 そして、この法案は阻止すれば終わりではない、次の通常国会で審議を続けて成立させなければいけない、今度は野党の責任が問われる番だ、ということを、野党もまた知っているからだ。

 これを要するに、入管法改正は政局にはなり得ないのだ。

 それにもかかわらず野党は大騒ぎをする。

 それは、裏を返せば、今の野党は、何をやっても打つ手がないほど非力になったということだ。

 だからパフォーマンスをするしかないのだ。

 しかも同じ顔触れで。

 国民はそれをとっくに見抜いている。

 もはや国民は、あきれ果て、あきらめてしまったのだ。

 野党がこの劣勢を挽回するのは容易ではない。

 やはり、森友・加計疑惑で安倍首相を倒せなかったツケは大きすぎた。

 なにしろ今でも7割以上の国民が納得していないままだ。

 しかも難しい政策論ではなく、単純な怒りだ。

 その国民の怒りを活かせなかったのだ。

 すべての野党が解党的な出直しをしなければ、いよいよ日本の政治から野党は要らなくなってしまう。

 それくらいの危機意識を持たないようでは、本当に野党はなくなるだろう(了)


 

 

 

 

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