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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

負の連鎖を断ち切るには

2012年08月23日 16時43分58秒 | 国際・政治

このところ日韓の領土問題が過熱しています。
李明博大統領の品位を欠く言動は問題があります。
選挙が近いという個人的事情もあるのでしょう。

それに対して、日本側も売り言葉に買い言葉で、
品位を欠く反応をしていたら悪循環です。
負の連鎖を断ち切る努力をすべきだと思います。

韓国内の親日派が不利にならないように配慮しつつ、
日本の正当な立場を主張していく必要があります。
排他的ナショナリズムが育たないよう配慮が必要です。

法と秩序を尊重する民主主義国家の日本としては、
過激なデモや感情的な批判に訴えるのではなく、
国際司法裁判所のような場所で争うべきです。

そして竹島問題の影響が、他の方面に広がらないよう、
いろんな手を打っておくことが必要だと思います。

領土問題を抱えていても、相互理解や貿易を促し、
良好な二国間関係を築くことは可能だと思います。

領土問題に関する対立が、軍事対立にならないよう、
いろんなチャンネルで対話と信頼醸成が必要です。

特に北朝鮮の核開発や拉致問題の解決にあたっては、
韓国との協力は非常に重要です。竹島問題とは別で、
日韓の連携強化を図っていく必要があります。

基本的に竹島問題は日本にとって国際法の問題です。
国際法に照らして日本の領土であることを証明し、
竹島問題の解決を図っていくべきです。

他方、竹島問題は韓国にとっては国際法というより、
ナショナリズムの象徴であり、政治的な問題です。
法律だけの問題としてはとらえられないでしょう。

日本側の主張が法的に正しくても、韓国側としては、
容易に主張を曲げられない事情があるでしょう。

そのあたりは理解し、冷静にオープンな場で議論し、
問題を鎮静化し、解決策を探る必要があるでしょう。

第三国(米国やドイツ等)の研究者等に関わってもらい、
中立公平な立場でものが言える人を交えて議論したり、
平和的で冷静な議論の場を作る必要があると思います。

日本人として日本の主張が正しいと確信しているなら、
司法の場だけではなく、竹島問題の歴史研究の場でも、
日韓で議論していけばよいと思います。

罵り合うよりも、冷静に意見を言い合い聴き合うことで、
問題解決の出口を探っていく努力が必要だと思います。

合意に至らないとしても、相互理解の努力を続けていれば、
問題を武力で解決するという事態にはならないでしょう。

日本も韓国も先進民主主義国家であるならば、
冷静で理性的な議論ができるはずです。

竹島のために武力衝突や貿易戦争が起きるような事態は、
何としても避けなくてはいけません。

韓国側にも理性的な対応をお願いしたいと思いますが、
日本側も品位をもって冷静に対応すべきだと思います。

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