
25Jun
2016
英国のEU離脱が吹っ飛ばしてしまった参院選
私の予想が見事に外れ、英国の国民投票がEU離脱を選んだ。
もっとも、私の予想など大した根拠はない。
賛成派女性議員の離脱派による殺害という不幸な事件が流れを変えたと思い込んだまでだ。
そのような不幸な事件の感傷など一蹴するほど、英国国民のEUに対する不満や、既成政治に対する怒りが大きかったというわけだ。
それにしてもメディアの大騒ぎはどうだ。
「たかが英国」のEU離脱で、そこまで世界が大きな影響を受けるとでも言うのか。
私にはわからないが、ここまでメディアが騒ぐのだから大問題に違いない。
はっきりしたことは、これで参院選の盛り上がりが吹っ飛んでしまったという事だ。
これから毎日のように、このEU離脱の衝撃がメディアを賑わす。
株や為替を持っている者はもちろん、持っていない者までも、市況の変動を固唾を飲んで見守ることになる。
経済や暮らしの先行きが不透明になればなるほど、国民は政治の安定を求める。
選挙どころではないのだ。
それにしても、岡田民進党代表は運のない政治家だ。
あの小泉郵政選挙で大敗した時も岡田民主党代表だった。
そして、このままでは死んでも死にきれないと言って自ら選んだ民主党代表としての再登場だった。
選挙が始まった途端、英国のEU離脱ショックに見舞われるとは、ツキが無い。
それにしても岡田代表は知恵がない。
国民が英国のEU離脱ショックで動揺している時に、これでアベノミクスは終わっただとか、国民投票がある事が分かっていたのに官邸を留守にして遊説する安倍首相を「危機管理が出来ていない」と批判する。
中国の報道官は、世界に与える影響を認めながらも、英国国民の決断を尊重する、中国と英国の良好な関係は不変である、と冷静なコメントを世界に発信した。
そこまでとぼける事はないけれど、もう少し気の利いた言葉を発する事が出来なかったのだろうか。
残念ながら参院選の帰趨は決まった。
参院選の盛り上がりは英国のEU離脱ショックによって吹っ飛ばされてしまったということだ(了)
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