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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

弘前大学医学部県内枠合格者増えず

2007年05月25日 13時30分17秒 | 受験・学校

 青森県内の医師確保と定着を狙い、弘前大学医学部医学科が2007年度の推薦入試から、県内枠を15名から全国最大規模の20名に拡大したが、医学部一般入試の合格者が9名から2名に激減したため、全体の青森県内合格者が25名から24名と減少した。2006年度に県内枠を初めて導入したが、2年連続の減少となり、 医学部一般入試で合格水準にある受験生が、県内枠に流れ込む構図で、合格者増につながっていないことが分かった。
 弘前大学は、医学部推薦入試の県内枠を地域医療対策の一つに掲げ、2006年度に初めて15名の青森県内枠を設定した。今回の2007年度の医学部入学試験で、後期日程の定員5名を振り替え、県内枠を計20名に拡大した。しかし、青森県内合格者は計24名。2006の本県合格者も県内枠ぬえ15名に、医学部一般入試9名と医学部学士編入学1名の計25名で、小幅ながら2年連続の減少となった。弘前大学の医学部の推薦入試は、大学入試センター試験や面接、小論文などで合否が決まるが、青森県内のある進学高校の進路担当者は、「弘前大学医学部を希望する現役受験生のほとんどが、医学部推薦入試と一般入試の二段構えで臨む」と指摘している。学力のある生徒は、一般入試でも通用するが、大学入試センター試験を終了後弘前大学医学部推薦入試に出願し、合格を手にするという。 推薦入試に届かなかった受験生は、全国の受験生と医学部一般入試を受験することになる。その結果、「全国的に医学部の難易度は上がっており、合格は厳しい」と分析している。
 弘前大学医学部の佐藤敬学医学部長は「地元合格者の増加を期待していたので残念。医師確保には入学だけでなく、授業の工夫や研修医の確保など多面的な対応が必要」と話している。厚生労働省も日本医師会も医師不足と地域医療の充実と医師数確保に取り組んで来ていますので、この医学部県内枠の良い制度が生きてくると思います。今後の傾向として各県大学の医学部に増えて行くと思います。青森県内枠の医学部合格者数で、2年や3年では成果は出なくても、頑張って下さい。これから6年後には、きっと花が咲きます。地域医療の発展と地域住民の皆様方のためにも医学部県内枠制度が生かされますように頑張って下さい。

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