【速報】“すでに半数が参加希望” 大阪府の万博子ども無料招待めぐり吉村知事が発言 事業には異議も

読売テレビニュース5/27(月)13:00

【速報】“すでに半数が参加希望” 大阪府の万博子ども無料招待めぐり吉村知事が発言 事業には異議も

大阪府の吉村洋文知事(27日)

 

 2025年に開幕する大阪・関西万博に子どもたちを無料で招待する大阪府の事業について、吉村洋文知事は27日、対象の学校のうち、約半数がすでに参加を希望していると発表しました。府は5月末を期限に、各学校への意向調査を行っています。

 大阪府は、府内在住の4歳から高校生について「子ども招待事業」として、無料で万博に招待することを決めています。

 大阪府教育庁は、子ども招待事業を使った校外学習について、府内にある約1900の学校(小学校、中学校、高校、支援学校)を対象に、実施する意向があるかどうかの調査を進めていて、5月末までに回答するよう求めています。

 大阪府の吉村知事は27日、現段階で対象のおよそ半数となる約950校が「希望する」と回答していることを明らかにしました。

 この事業を巡っては、24日、大阪府交野市の山本景市長が、市内の小中学校で、現状、参加を希望している学校がないことを発表。その理由について、

▼学年の変わり目や暑い時期を除くと5〜6月に学校の来場者が集中する

▼大阪府が準備しているバスが10台程度で、交野市に回ってくる可能性が極めて低い

▼貸し切りバスの見積もりが1台あたり15万円で、1人あたり5000円になる

▼電車の場合、最大2万人の利用が想定される中、学年単位で利用するのは危険

▼パビリオンは学校単位で1つくらいしか行けないのに、子どもたちが満足できるか疑問

▼メタンガスの爆発事故が発生し、安全に懸念がある

▼(子供が無料になるコードが発行されれば)学校単位ではなく、家族と訪れたほうがいい

ことを挙げ、「各学校や市町村に行くか行かないかの回答をさせる『踏み絵』をふませるのはいかがなものか」と大阪府教育庁の姿勢を批判し、「学校単位で連れていかなくてもいい」とする見解を示していました。

 一方で、吉村知事は、「教育的意義があると考えている学校も多い中で、子供たちが未来社会に触れる機会を増やしていきたい」と話しました。

 

 

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