万博の関連イベント費を削除、東大阪市議会が新年度予算案を可決…自公など開催に反対

読売新聞3/26(火)12:49

万博の関連イベント費を削除、東大阪市議会が新年度予算案を可決…自公など開催に反対

2024年度一般会計当初予算案の修正案に賛成し、起立する市議ら(大阪府東大阪市で) 【読売新聞社】

 

 大阪府東大阪市議会は26日、野田義和市長が編成した2024年度一般会計当初予算案の一部を修正し、可決した。25年の大阪・関西万博の開催機運を高めるため、花園ラグビー場がある花園中央公園で開催する関連イベントに自民党と公明党などが反対し、開催費用1億円などを削除した。

 イベントは「HANAZONO EXPO」と題し、22年から毎年11月に開催。自民と公明などは市外からの来場者が少なく、物価高などで市民生活が困窮する中での開催に「別の方法を考えるべきではないか」と疑問を呈した。また、万博は来年4月の開幕が目前に迫っており、市費でのPRは不要と指摘し、予算案の修正案を提案した。

 野田市長は昨年9月の市長選で、それまで自公の支援を受けてきた立場を一転させ、大阪維新の会公認で出馬して5期目の当選を果たした。

 

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