二度目の安倍総裁はタカ派イメージがありますが、
同時に公務員制度改革に真剣に取り組んだ総理で、
渡辺よしみ代表を行革大臣に任命した総理です。
同時に公務員制度改革に真剣に取り組んだ総理で、
渡辺よしみ代表を行革大臣に任命した総理です。
しかし、当時といまは自民党の顔ぶれが違います。
3年前の衆院選挙で落選した自民党衆議院議員は、
都市部選出の中堅・若手の議員が多かったです。
改革マインドの強い議員の多くが落選してしまい、
党内の過激な改革派の一部がみんなの党に移り、
改革を推進する勢力は党内の少数派になっています。
渡辺代表、水野賢一参院国対委員長、小野次郎議員と
自民党時代の改革派がみんなの党の中枢にいます。
いま自民党の主流派は、ベテランや公共事業拡大派で、
安倍総裁が改革路線をとるのを支持しない人たちです。
安倍内閣から渡辺行革大臣を引いた政権を想像すると、
教育基本法改正や憲法改正等のイデオロギー色の強い、
タカ派政権のイメージしか出てきません。
6年前の安倍総裁誕生時と、いまの安倍総裁再選時は、
ご本人の理念や意思はともかく、周囲の環境が異なり、
もう一度行政改革に取り組めるか微妙だと思います。
いまも側近の塩崎元官房長官や世耕議員、山本議員等は、
本気で行政改革に取り組む気持ちがあるとは思いますが、
いかんせん改革派の人数が減ってしまっています。
自民党政権に戻っても、あまり期待できないでしょう。
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