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教育カウンセラーの独り言

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天木直人のブログトランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する

2016年04月09日 13時09分44秒 | 国際・政治
天木直人のブログトランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する
8Apr
2016
トランプのおかげでオバマの広島訪問が実現する

 オバマ大統領の広島訪問の可能性につき、いよいよメディアが書き始めた。

 きょう4月8日の朝日、日経、毎日が書いた。

 発売中の週刊文春(4月14日号)が書いた。

 いずれも可能性があると書いているが訪問するとは書いていない。

 しかし、それらの記事を読めば、オバマ広島訪問実現のシナリオが浮き上がって見える。

 ひとつは、日本政府(外務省)が実現に向けて細心の注意を払っているということだ。

 日本がそれを強く求めると米国世論を刺激して実現が危うくなる。だから日本政府は腫れ物に触るように静かにしている。その裏でホワイトハウスを通じて実現に向けてのシナリオ作りをしている。

 もうひとつは、オバマの広島訪問を、決して謝罪を目的にするのではなく、核不拡散と言う名の核テロ防止に焦点を当てるシナリオだ。

 そうすることによって、核廃絶を唱えたオバマの花道を用意することがでる。

 日本政府、つまり安倍首相と外務省にとっては、米国大統領の広島訪問を実現することこそが、最大の目的であり、成果なのだ。

 松井一美広島市長もすでに7日の定例記者会見で、その本音を見事に次のように語っている(4月8日毎日)。

 「(謝罪より)未来志向で核兵器廃絶の決意をすることが重要だ」と。

 きわめつけは、きょう4月8日の日経新聞の「真相深層」に書かれているオバマとトランプの核武装に関する批判合戦だ。

 すなわち、トランプが大統領選の中で日韓の核武装論に言及したのは、オバマに対する痛烈な批判だという。

 就任早々「核なき世界」を呼びかけノーベル平和賞をもらったオバマにとって、核軍縮(核不拡散)は一丁目一番地の政策である。

 その核軍縮(核不拡散)が脚光をあびる核サミット直前に、あえて日韓の核武装を容認する発言をトランプはした。

 これはトランプの弱腰オバマの否定だ。

 だからこそ、オバマは頭にきて、トランプを、外交に無知な大統領失格者だと口を極めて批判したのだ。

 賢明な読者ならもうお分かりだろう。

 トランプのおかげでオバマは広島を訪問することになる。

 そして、そこで自らの「核なき世界」の演説を繰り返す。

 漁夫の利を得た安倍首相は、そのオバマの広島訪問を歴史的成功だと喧伝し、同日選になだれ込む。

 そのシナリオが手に取るように見える(了)

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