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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

リクルートスーツ「売り上げの8割が黒」の理由を専門家検証

2013年09月29日 20時43分19秒 | コスメ・ファッション
  • NEWS ポストセブン 9月29日(日)16時6分配信

     なぜリクルートスーツは黒なのか、黒でないといけないのか? 作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が解説する。

     * * *
     秋です。大学も後期が始まりました。10月1日には来年入社組の内定式です。さらに……やや気が早いですが、12月1日には2015年度入社の就活がスタートします。就活と言えばリクルートスーツ。全員が黒のスーツで活動するのは画一的で気持ち悪いのではないか、学生が暑い中これを着るのはどういうことなのか、金銭的負担が増しているのではないか、などとよく言われます。

     ただ、そもそもこれって、なぜ、黒になったんでしょうかね? あと、黒じゃないとダメなんでしょうか? ザ・スーツカンパニーを運営している青山商事株式会社の執行役員、水谷修さんにお話をお伺いしました。

     リクルートスーツはなぜ、黒なのか? いきなりこんな直球の質問をなげてみました。ここでの衝撃の事実は……。それは、「世の中全体で、黒のスーツが流行ったから」なのでした。

     10数年前まではむしろ、紺が多く、黒のシェアは5%くらいでした。ただ、景気が悪くなると、暗い色が流行るという傾向があるようで、いつしか礼服で使われる色だった黒が、普通のスーツでも流行り始めました。その流れがリクルートスーツにも反映されたのが真相です。黒を強要したというよりも、時代が黒を選んだとも言えます。

     ちなみに、「みんな黒のスーツで……」と言われますが、現在、売上の約80%が黒です。たしかに多いのですが、紺やグレーなども売れているとか。100%近いのではないかと思っていましたが、意外ですね。

     日本経済新聞の電子版で好評を博した連載を単行本化した『突撃取材!こちら就活探偵団』(日本経済新聞社編 日本経済新聞出版社)では、各業界の採用担当者とリクルートスーツを製造・販売しているアパレル企業への取材を通じて、色や柄などがどのくらいまで許されるのかを検証しているのですが……。

     かたいイメージがある金融機関が黒や紺でなければならないというのはウソで、りそな銀行では茶色まで、第一生命は茶色だけでなくストライプ柄の黒や、明るい紺までは大丈夫だという証言が載っています。東京都の職員も茶色まで、北陸電力はストライプ柄の明るい紺まで大丈夫でした。このように、別に黒以外に色や、そもそもリクルートスーツかどうかも業界・企業によって異なります。

     なお、画一化が指摘されるリクルートスーツですが、実際は、色は黒・紺・グレーの3色展開、男子だけで型は5つあり、さらに3体型、6サイズ用意しているとか。「毎年、同じかたち」というのもウソで、実は世の中全体の服のトレンドも読みつつ、少しずつ変わっています。

     そして……リクルートスーツは安くなっているんですね。約20年前、私が就活をしていた頃の男性のリクルートスーツは上下で4.9万円くらいでした。現在では売れ筋は上下で約2.9万円。ネットなどではもっと安いものもあります。しかもパンツが2つ付いていて、形状記憶、ストレッチ、丸洗いOKの生地になっており、内ポケットに携帯電話やメモを入れやすいように工夫しているのだとか。他のシャツ、ネクタイ、カバン、さらには靴なども、もう1、2万円出せば揃うようになっています。

     世の中全体で値段が下がっていましたが、ここまでお財布にやさしくなっているとは。就活生の数が増えて市場規模が大きくなったこともありますが、何よりも中国での生産体制がこの20年間で確立されたこと、さらには技術革新が大きいです。

     なお、リクルートスーツが最も売れるのは、実は就活解禁後の12月だそうです。この時期に企業説明会が始まる時期ではありますが、この時期に志望の業界が固まるので、それに合わせたスーツを買うのだとか。それまでは入学式などで着た黒いスーツを活用するそうです。ただ、夏のインターンシップに合わせてとか、お盆に帰省した際に、親が買ってくれるなど、買う時期は多様化しています。

     ちなみに、売り場では、一人でやってきたお客さんにはより細かく、本当にこのスーツでいいのか確認するのだとか。例えば、総合商社を志望する学生などで「派手めでも大丈夫では?」と思い、購入した後で、親に叱られるなんてことがあるからだそうです。

     そうそう、今後、就活時期の繰り下げで選考が表向きには夏以降になることで、経団連がすすめようとしている「就活クールビズ」は浸透するのでしょうか? 結論から言うと、広がるのではないかというお返事。理由はカタい業界・企業でも最近は社員に対してクールビズが推奨を通りこして、必須になってきています。これまでも、学生さんもクールビズでどうぞと言われつつも、むこうがスーツなので遠慮していましたが、今度こそは広がるのではという見立てでした。もっとも、インターンシップなどの時期も多様化するので、今後もリクルートスーツはなくならないでしょうけどね。

     ついつい目の敵にしてしまうリクルートスーツですが、話をお伺いして、むしろリクルートスーツは学生の味方なんじゃないかとすら思った次第です。はい。

    青山商事株式会社の執行役員、水谷修氏の10数年前まではむしろ、紺が多く、黒のシェアは5%くらいでした。ただ、景気が悪くなると、暗い色が流行ると言う傾向があるようで、いつしか礼服で使われる色だった黒が、普通のスーツでも流行り始めました。その流れがリクルートスーツにも反映されたのが真相と思います。失われた二十年から、時代が黒を選んだとも言えるのは事実ではないでしょうか。今年の流行色も灰色まだまだ日本の景気が、回復しているとは言えないのでは有りませんか。以前から世間では、良く黒いスーツに黒いベンツに乗っているのが、黒いやくざと言われていました。今は何でもかんでも暴力団とマスコミは、じゅつぱ一欠けらにして言います。魔女狩りならぬ言葉狩りで疑念を感じます。政治家は、白いやくざと言われています。若い男性も女性も黒いスーツでズボン、パンツルック下から上まで黒一色おしゃれかも分かりませんが。今の日本の暗い世相と社会を現わしているようです。黒い服を着て、黒ビールを飲み、黒いつまみを好んで食べる陰の気が日本中に充満しています。色彩の開運法から考えますとブルーや新幹線ブルーの方が、リクルートスーツに適していて、若さと明るさがあると思います。早く明るい色の流行の時代が来ないかと思います。

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