本澤二郎の「日本の風景」(4780)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート13>

 やくざには「血も涙もない」と昔から語られてきた。やくざの倅が大臣になると「予算は使い切ることだ」とほざいて、昨日から国会を騒がせている。倫理・道徳の観念がないか、極端に薄い輩が国民の代表の日本!その配下が、地方議員にたくさんいる。関係する業者もやることが荒っぽい。それに沈黙する役人の地方自治はあやうい。袖ヶ浦市では、そのことが問われている。ゆえに凡人の反骨ジャーナリストは書いている。言論人の使命だ。

 

 この国を何とかしたい、という人間もいるが、大半は挫折する。そこから政治テロも生まれる。真っ当な人間が為政者になれない、原因は差別する選挙制度だ。確かである。兵庫県の24歳の木村隆二容疑者は、裁判に訴え、それが認められないと知るや、手製の武器を持った。その爆発物を岸田文雄首相の演説会場で放り投げた。幸い傷ついたものはいなかった。よかった!

 

 日本人の欠点は何か、それは歴史から学ばないことに尽きる。ために同じ過ちを繰り返す。自公+維新と国民民主が、78年前に気付いた教訓(日本国憲法)をぶち壊しにかかっている。猿でもしない蛮行を強行しようとしている。立憲民主の小西洋之が「猿真似をやめろ」と叫んだ。民意に相違ない。言論の自由の範囲である。これを特に問題にした、維新の醜い正体を自らさらしているのだろう。

 

 ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの教訓を生かすことが、戦後の日本の進路で永遠に正しい。核の悲劇を二度と繰り返させない。そうすることが、日本の前途を明るくすることだと誰もが知っているが、戦争犯罪者や財閥・神道カルトは昔と変わらない。彼らA級戦犯勢力は、原発推進・核武装の道に突き進んできた。安倍・菅・岸田のアメリカ属国論者に未来はないのだが。帆船・日本丸が最善の道である。

 

 ドイツは311で舵を切った。原発のすべてを止めて国際社会から拍手を浴びている。そのドイツからメッセージが届いた。ゲルマン民族は歴史の教訓を守っている。日本もならうしかない。日本は自然エネルギーが豊富だ。核はいらない。放射能は不要である。

 

<袖ヶ浦市水源地のフクシマ放射能汚染ゴミを取り除き排除せよ!>

 水源地の30メートルほどの谷底深く核のゴミを埋めて暴利を得ている業者は、間違いなく「猿以下」の悪魔人間である。それを隠れて許す東北復興行政の腐敗にも驚愕する。豊富な血税を使って、水源地の谷底に核のゴミを埋設した業者は、木更津市に本社工場がある。背後に君津市に「猿以下」のボスが悠々自適の暮らしをしていることも分かってきた。元暴力団担当の千葉県警幹部だった!

 君津市亀山のフクシマ御殿の存在について、多くの残土業者もため息をついている。財閥ゴミを搬送する巨大なダンプカーを駆使して、空前の暴利を得てきている輩が、有害廃棄物から遂に原子力ムラの放射能汚染ゴミを持ち込んで、水源地に投げ込んでまんまと逃げ切った!どっこい地元の住民が、市役所から借りてきた放射能測定器で、地上に噴き上がっている放射能を検知した。秘密を隠ぺいすることは出来ない!

 まさかの驚くべき発見である。再確認のため、大手企業から借りてきた測定器で改めて測定すると、ほぼ同じ結果がでた。近隣の家庭から次々と癌患者も出てきて、住民は生きた心地がしない。3回も悪性のポリープを切除した住民が林区長になった時点で、住民運動に拍車がかかった。林区の隣の高谷地区も連携し、そろって袖ケ浦市長に要望書を提出したのだが。涙の出るような住民の決起に敬意を表しながら、毎日パソコンのキーを叩いている。

 生き物は放射能と共存できない。分かりきっている。命がけの住民運動である。恩師の宇都宮徳馬さんを思い出した。彼は核の放棄を国際社会に訴えるため、自腹を切って国際社会に対して核軍縮を叫び続けた。

 「核戦争で殺されるよりも、核に反対して殺される道を選ぶ」という悲壮な戦いだった。岸信介や右翼に屈することはなかった。いま同じような立場に追い込まれている林地区の住民である。やくざに屈するわけにはいかないのだ。原状復帰が、林の水源地と住民の命を守ることだ。袖ケ浦市や房総半島を放射能から守るための崇高な住民運動なのだ。

 

<粕谷袖ヶ浦市長の姑息な作戦は「問題ない」という嘘の開き直り>

 生き残りをかけた住民の要望書は、7月28日だから4か月経ってようやく市長が住民の前に姿を見せた。2022年12月27日。おわかりか、姑息すぎる袖ヶ浦市の作戦は、慌ただしい年の瀬を狙ってのものだった。

 

 問題の放射線測定について、回答の「参考」に格下げして「千葉県の立ち入り検査に同行して、当該地内で29か所測定した」といい、その結果は「いずれの箇所でも放射線量は、市内の学校や公園等と同程度であることを確認した」とさらりと触れただけだった。幼稚園向けのイカサマ回答だった。

 千葉県の立ち入り検査の詳細データを示すことが、住民に対する義務であるのだが、むろん、それは虚構に過ぎないため出せない。住民がその点を問いただそうとしたが、時間切れで逃げてしまった。年の瀬の忙しい時間を割いての初めての住民要望書への虚偽回答だったことが素人でも分かる。

 

 無論の事で事実を認めれば、袖ヶ浦市や千葉県・国を巻き込む大騒動に発展する。水源地に放射能ゴミを大量に投棄した事実を認めることが出来ないのだから。林・高谷両区の戦いは、新たな要望書となっていくだろう。袖ヶ浦市の猿芝居はどこまでも続くのであろうが、狙撃手は市長による肩透かしの回答説明に新たな怒りと波紋を巻き起こすことになる。

2023年4月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

(ANN)ドイツ・経済気候保護省、パトリック・グライヒェン次官:「再生可能エネルギーこそ未来の資源になる」ドイツは15日、すべての原発の発電を停止し、「脱原発」を達成しました。

 ドイツ・経済気候保護省、パトリック・グライヒェン次官:「原発はリスクを伴う技術です。新しい原発をつくるのは高くつきますし、建設には非常に時間が掛かります。(急激に進む)気候危機と戦うには遅すぎます」ドイツは、2030年までに電力消費の8割を再生とエネルギーでまかなう目標を立てています。そのうえでドイツの経済気候保護省のグライヒェン次官は、日本はドイツよりも再生可能エネルギーの潜在力は高いと指摘しました。ドイツ・経済気候保護省、パトリック・グライヒェン次官:「風力・太陽光・地熱のような再生可能エネルギーで日本は将来的に自立できると思う。これほどの(再生可能エネルギーの)ポテンシャルがあるのですから、ぜひ日本もドイツと一緒に先頭に立ちましょうと言いたい」
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