◆マスメディアの一部には、菅内閣不信任決議案否決以後、「小沢一郎元代表はもう終わった」と決めつける論評やコメントを報ずるものがある。だが、これは、実に「見当外れ」である。「菅直人首相の退陣表明」から民主・自民党「大連立」に向けて、「政局の地殻」を「変動」させた最大の功労者は、小沢一郎元代表であった。
衆院議員に当選して42年、権力欲渦巻く政界にいて、政治家心理の裏表はもとより、奥深いところを知り尽くしている小沢一郎元代表である。
「菅内閣不信任決議案に賛成する」という瀬戸際の政治的駆け引きは、あくまでも菅直人首相から「退陣」という一言を引き出すためのジェスチャーであった。この老獪な心理作戦を行ったからこそ、菅直人首相が「衆院解散・総選挙ブラフ」をかけてきたのである。追い詰められた狼が、牙を抜いて威嚇してくるのによく似ている。
これを逆手に取って、国民新党の亀井静香代表が「退陣ほのめかしのアドバイス」、これに続いて「鳩山由紀夫前代表によ国る確認事項提示」した。この一連の動きが功を奏して、菅直人首相が「一定のメド」という条件付きながらも「退陣」という言葉を表明せざるを得なかったのである。
この一瞬、菅直人首相退陣に向けて、政局が大車輪で動き出し、菅直人首相を支えていた側近まで、「ポスト菅」という次期政権の高位高官を求めて、一斉に「猟官運動」に走り出したのである。舌切り雀の物語で言えば、葛籠の箱から化け物が、ドッと出てきているような感じである。ロクな政治力も持っていないのに、地位・ポストだけはやたらと欲しがる輩である。
◆今回の政治劇は、「菅直人首相退陣」と「新政権誕生」という大団円によって、結末を迎えることになるが、すでにそのための筋書きは出来上がっており、いまは、ストーリー通りの展開になっている。そのアウトラインだけを示しておこう。
①9月上旬に行われる日米首脳会談に向けて、前原誠司前外相を民主党代表に選び、国会で首班指名する。(原子力推進利権を掌握)
②副総理に谷垣禎一総裁が就任する。
③復興担当相に小沢一郎元代表が就任する。(復興利権=瓦礫撤去・土木建設利権=を掌握)
④総務相に国民新党の亀井静香代表就任する。(郵政利権を掌握)
⑤国土交通相に仙谷由人副相(代表代行)が就任する。(ダム建設利権を掌握)
⑥農林水産相に自民党の野中広務元幹事長が就任する。(農業と畜産利権を掌握)
◆現在、首相候補者として名前の出ている野田佳彦財務相、枝野幸男官房長官、玄葉光一郎戦略担当相らは、みな「当て馬」にすぎない。どんな人事でも、最初に名前を挙げられた者は、潰されることになっている。それは、本命である「前原誠司前外相」を守るためである。その陰で、岡田克也幹事長、安住淳国対委員長ら現執行部は、粛正される運命にある。
◆これらのシナリオを背後で演出しているのが、米国務省の日本担当者や対日工作担当者らである。小沢一郎元代表の強さは、いまや「米国」がバックについていることに依る。この事実を民主党も自民党も、ましてやマスメディアも、まだ正確に把握していない。だから、間違った報道が垂れ流しされているのだ。詳しくは、有料ブログで解説しよう。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国は、財政ピンチの米国財政を助けられるのは、小沢一郎元代表しかいないと気づき、いまや日米最強の政治家、かつ日米経済の救主として期待感高まる ◆〔特別情報①〕
いまや小沢一郎元代表の「政治力の源泉」は、「米国国務省とCIA対日工作担当者」らによる「米国パワー」にある。この意味では、小沢一郎元代表は、日本最強の政治家になっている。逆に言えば、財政ピンチで瀕死の状態にある米国を助けられるのは、「金融大国・日本」の小沢一郎元代表しかいないと、ようやく気づいたということである。
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)メルマガ(有料)での配信もしております。お申し込みはこちら↓
■有料メルマガ 購読開始月を選択できるようになりました
ご好評いただいているメルマガ版「
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」ですが、この度、読者さんがメルマガ定期購読の際に、購読開始月を選択できるようになりました。
http://foomii.com/topic/7
購読方法は、ご希望のメールマガジン詳細ページで、「購読手続きへ進む」をクリック後、「購読開始月」で「来月
(20XX年XX月)から」を選択いただくと、翌月月初の最新号から購読することができます。
メルマガの購読申込はこちらからお願いします。

板垣英憲の過去著書より連載しております↓
『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊 
1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
小沢一郎対自・社連合、利権の構図
ゼネコン疑惑に包まれた小沢一郎を葬れとの、自民党指令
一年足らずの野党生活にピリオドを打って政権に復帰した自民党は、今度は、小沢一郎から利権の奪還に全力を挙げはじめている。
利権を掌握し、支配し、その資金源によって多くの同志を抱えて行動している政治家にとって、利権を奪われることは、政治家としての死を意味している。そのことを承知している自民党は、小沢一郎の政治生命を奪い、政界から葬り去るところまで意識した戦いである。
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.114第六篇 近代のユダヤ運動
第一章 概 説
日露戦争をロシア革命に利用……フリーメーソン公認を拒絶した首相殺さる……倫敦から革命費百萬磅ロシアに送らる。
づきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓
板垣英憲マスコミ事務所
ブログランキング先日、予告いたしました新刊本がついに発売されました。全国一般書店にて好評発売中!
「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著(←amazonへジャンプします)
ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)