教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

学力テスト 基礎知識の学校間格差鮮明に 活用力にも課題

2008年08月30日 12時19分45秒 | 受験・学校

『 文部科学省は29日、小学6年生と中学3年生を対象に今年4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。基礎知識をみる問題の平均正答率は、中学数学で参加校の約2割が70%以上を確保した一方、40~50%台の学校が約3割もあるなど、学校間格差が鮮明に浮かんだ。知識の活用力をみる問題の正答率は小中とも5~6割で、43年ぶりに実施した昨年度に引き続き課題が見られた。 全国の小6と中3のほぼ全員にあたる約224万人が参加。国語と算数・数学それぞれについて、基礎を問う「知識」(A)と応用力をみる「活用」(B)の2分類を出題した。生活習慣や学習環境の調査も実施した。 中学数学Aは平均正答率が63.9%だったが、学校ごとにみると▽70%台1749校(参加校の16.5%)▽60%台4921校(同46.6%)▽50%台2763校(同26.1%)▽40%台501校(同4.7%)--とばらついた。小学国語A(平均正答率65.6%)でも、正答率70%台の学校が22.4%ある一方、50%台の学校も19.1%で、基礎学力に学校間で大きな格差があることが分かった。 分類別の正答率は、小学算数Aが72.3%で、中学国語Aは74.1%。A問題4分類の正答率は昨年度より8.1~16.1ポイント下がった。B問題4分類は50.0~61.5%で、10.5~12.3ポイント低下。文科省は「過去の調査で課題が見られた内容を多く出題したため、昨年度より難しくなっている。昨年の正答率と単純には比較できない」としている。 平均正答率の都道府県間格差(公立校)は、最大の中学数学Aで22.5ポイントあり、最小の中学国語Aでも10.8ポイント。8分類中5分類で昨年度より差が拡大した。秋田が5分類でトップで、福井、富山も多くの分類で上位。沖縄は全分類最下位で、大阪や北海道、高知などが多くの分類で下位だった。上位層と下位層の顔ぶれは昨年度とほぼ同じだった。 昨年度と同様、就学援助を受ける児童生徒の割合が高い学校は、正答率が低い傾向が見られた。学習環境などの調査では、国数や総合学習を「役に立つと思う」と答えた児童生徒の割合が減った。』毎日新聞

全国学力・学習状況調査・全国学力テストの結果を踏まえて、学習指導要領を改正して、教科書の教える内容を増やし授業時間を増やす前に、現行の教科書の内容がどこまで、小・中学校で教えられているか全国的に調査する必要があるのではないでしょうか。中学校1年の国語なら1年間の授業で、どこまで進んでいるのか。教科の進度内容や教えられている内容を実際に調査、分析する必要があると思います。小学校でも中学校でも教えられている教科内容が進度によりまちまちなり、1年間の授業で教えられている教科書の内容も学校毎に遅い速いが存在し、習った内容の違いが現れていると思います。社会科の歴史・日本史の授業でも同じことを繰り返し、前に授業を進められなかった先生もおられました。繰り返し学習することが大切だと言う教育理念ですが。中学校の国語でも3年間通じ国文法は、助詞まで国語の先生が教えようになっていますが。実際国文法で動詞の活用形までしか習っていないという高校入試前の大阪府H市の女子中学3年生の話も聞きました。本当に私が聞いた事で、耳を疑う実話です。国文法の小冊子を上げたのを思い出しました。国語の教科書に古文や漢文の内容を今より充実し入れる前に中学校での教科書の進度や授業内容が、基礎学力不足にどのように影響しているか分析する必要があると思います。国語も他の教科の基礎になる科目です。今ゆとり学習が、基礎学力不足の根本原因と言われていますが。果たして現実に英語の教科書の内容が3年間で、英語の授業を通じて学校で教えられているかどうかを真剣に考えるべきです。学校間格差は、こんなところにも原因があるように思えてなりません。各教科の教科書の内容を総て先生が教えることは不可能です。中学3年間で、教えるべき教科内容は生徒の事も考え教えるべきです。有名な英語研究家N先生に伺いますと今の英語の教科書を完全にマスターしていれば、英語の内容を増やし教科書を分厚くする必要は無いと言われました。英語は、繰り返し練習し、教科書の内容を覚えることが大切で今の英語教科書の内容で十分で、担当される英語の先生が3年間の英語教科書に書かれてあるの内容をきつちり教えられるかどうかだと言われました。中学3年間で、生徒に最低限度教えるべき内容を授業で教えられれば、公立中学校の基礎学力不足や公立中学校への評価は下がらないと思います。私立の中高一貫校は、中学校のカリキュラムの2年間で中学3年間の各教科内容をマスターするように授業で教えます。教育方針や教育方法にはいろいろな意見も有りますが、高校に進学して高校の先生が基礎学力不足の生徒に直面して困らないように中学3年間で教科として教えて置くべきことは中学校で教えて置くべきでは有りませんか。ゆとり教育で、週休五日制で授業時間数が削減されたことによって余計に拡大したかも分かりませんが。公立中学校と私立中学校との学力格差は、世間で言われる以前から有りましたし、解決されていない基礎知識、基礎学力不足問題が先送りされ今の学力格差や学校間格差、地域格差の問題に広がりを生んだのに過ぎないのでは有りませんか。 今更始まった問題ではないように思います。義務教育の小学校・中学校での基礎学力の保障は、子供達や保護者にとっても大切な教育問題です。

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ペットボトルいかだで2人救助!中2男子金メダル級表彰

2008年08月30日 08時43分16秒 | 受験・学校

 「 香川県さぬき市は28日、海岸でおぼれた2人を助けた同県東かがわ市大川中学校2年の光田太一君(13)を表彰した。光田君は今月2日、沖合約50メートルでおぼれていた2人を救助。ペットボトルで作ったいかだに2人をつかまらせ、海岸まで往復約100メートルを泳ぎ切る金メダル級の身体能力を発揮した。小学校の6年間は水泳、今は柔道を習っているというスーパー中学生は「すぐ助けに行かなくてはと思った。普通のことをしただけ」とクールに話している。 13歳の中学生が、北島やフェルプスにも負けないガッツある泳ぎで2人の命を救った。 「沖でおいがおぼれている。助けて!」2日午後7時半ごろ、香川県さぬき市の曽根崎海岸で悲鳴が上がった。日課のランニング中に声を聞いた光田君が周囲を見渡すと、沖合約50メートルで男子中学生(14)と男性(31)の2人がおぼれていた。 光田君は浜辺でバーベキューをしていた地元の子供会の世話役に事態を報告。自ら助けに行くこと告げた。すると「これを持って行きなさい」浮輪の代わりとして、子供たちがたまたま作っていたペットボトルを組み合わせたいかだを渡されたという。 いかだは、ペットボトル16本をプラスチックの棒を組んだ枠につないだもので縦70センチ横90センチ。辺りはすでに薄暗く視界が悪く、さらに2人がおぼれていた場所は潮の流れが速いことで有名なポイントだった。 それでも「無我夢中だった」と言う光田君は海へとダッシュ。海に入ると両手でいかだを押しながら、バタ足で2人のところへ向かった。たどり着くと2人は必死でこのいかだにしがみついてきたという。「2人ともしんどそうだ。早く助けなきゃ」いかだについていたヒモを片手でひきながら浜辺へと泳いだ。 「ちょっと重かったです」というが、2人を引っ張りながら海岸に何とか到着。31歳の男性は低酸素状態で救急車で運ばれたものの、2人とも命はとりとめた。 2人の命を救った光田君は身長160センチ、体重75キロとガッチリ型。小学1年生から6年間、水泳を習っていた。北京五輪8冠の“水の怪物”マイケル・フェルプスばりに自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎとオールラウンドにこなすという。 現在は柔道に打ち込み今年4月の地区大会で優勝。県大会ではベスト8に進出し団体では大将を務めた。好きな技は「内また」。五輪も柔道を中心に観戦し、100キロ超級で金メダルを獲得した石井慧(国士大)のファンという。 将来の夢は「柔道家」と「海上保安庁で働く」こと。26日には人命救助の功績をたたえられ、高松海上保安部で表彰され、この日もさぬき市から表彰を受けた。光田くんは、周囲の反応に「(おぼれている人を見て)すぐ行かなければと思った。いろいろ言われてちょっと照れくさかった。普通のことをしただけです」と中学生“海猿”は恥ずかしそうに話した。 」 スポーツ報知

溺れている人を救助するのは、大人1人でも難しいと言われています。お父さんが、おぼれた子供を助けようと自分も力尽きて溺れたケースもあります。香川県東香川市大川中学2.年生の光田太一君は、見事中学生と31才の男性を助け出しました。午後7半の薄暗い視界の中、潮の流れの速いところで水泳や柔道の練習と日頃ランニングで鍛えていた体力の成果です。子供達が作っていたペツトボトルのいかだも浮き輪代わりに役に立って良かったですね。自分の危険も返り見ずにI溺れている人を見て自分の危険も返り見ずすぐに助けようとし、海に入った光田君の人を助けようとした勇気は立派です。最近中学生が犯罪を起こす事件が多く暗いニュースが多い日本です。秋葉原の連続殺傷事件の容疑者に憧れたといい殺人予告の書込みをして事件を起こした少女もいます。人命救助の為に自分1人で危険を顧みず無我が夢中海に入り、1人で2人を引っ張り本当に頑張りました。2人とも助かって本当に良かったですね。自分のストレスや要求不満を解消する為世間や周囲の人の迷惑も考えず犯罪行為に走った少年。少女子達が多かったです。荒んだ今の世の中でも人の為や社会の為に役に立ち尽くそうとする中学生の光田君のような中学生もいるということです。まだまだ日本の中学生も捨てたものでは有りません。将来性有る日本を背負った立つ中学生の大田君ここに有りです。久々に明るいホツトなニュースでした。皆良いことをした人のことを見習うべきです。海洋王国の日本、日本男児ここにありです。将来性有る「海猿」の卵です。国士舘大学の柔道の金メダリスト石井慧選手を目標に、水泳の練習も国体を出場を目標にこれからも頑張って下さい。海上保安庁の仕事をする為に海上保安大学校合格達成を目指して勉強も頑張って下さい。

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