雑誌記事提供社 number Web 1月31日(土)16時31分配信
3月13日に開幕するオーストラリアGPで、史上最年少F1ドライバーが誕生する。
そのドライバーの名は、マックス・フェルスタッペン。'90年代半ばから2000年代前半にかけて、ベネトンやアロウズ、ティレルなどでレースをしていたヨス・フェルスタッペンの息子である。
F1の史上最年少記録は、2009年のハンガリーGPでトロ・ロッソからデビューしたハイメ・アルグエルスアリが持つ19歳125日だった。1997年9月30日生まれのオランダ人であるフェルスタッペンは、現在17歳。大幅な記録更新となる。
選手の若年化は、モータースポーツに限った話ではない。テニスや卓球、フィギュアスケートでは、10代前半の選手がシニア顔負けのプレーや技を披露して、大会を盛り上げるケースが日常化している。フェルスタッペンも昨年はFIAヨーロッパフォーミュラ3選手権に参戦して、1年目ながらシリーズ3位の座を確保。非凡な才能を見せていた。
自動車免許はないが、ライセンスは無事取得。
ただし、モータースポーツにはほかのスポーツと違う点がひとつある。
自動車を運転するという行為には、ある一定の年齢を超えないと許されないという制限がある。もちろん、一般的に公道で自動車を運転するという行為とモータースポーツでマシンを走らせるという行為は似て非なるもので、競技に参戦するために必要なライセンスを競技団体から取得していれば、無免許の少年でもレースには出場できる。
母国オランダでは18歳にならないと自動車の運転免許が取得できないため、フェルスタッペンはまだ公道では運転できない。だが、FIA(国際自動車連盟)が発行するライセンスを所持してレースを行ない、そこで一定の成績を収めたことで、F1を走らせるために必要なスーパーライセンスを問題なく取得した。運転免許を持たずとも、然るべき段階を踏んで、F1への切符を手にしたのである。
基準変更により、来年以降17歳デビューは不可能に。
とはいえ、入門クラスのジュニア・フォーミュラやF3あたりのカテゴリーならまだしも、F1ドライバーにもなろうというドライバーが運転免許を持っていないということに対し、F1界の内外から風当たりは強い。
そこで、FIAは昨年12月に行なわれた世界モータースポーツ評議会で、スーパーライセンス発給要件を見直すと発表。
新たに定められた基準には、「有効な運転免許を所持」していることが条件として加えられただけでなく、最低でも18歳以上という年齢制限も設けられた。さらに下位カテゴリーのフォーミュラ・シリーズで、少なくとも2年の経験を求めている(フェルスタッペンの四輪レース経験は、2014年のFIAヨーロッパフォーミュラ3選手権の1年だけだった)。
しかし、この発給要件の適用は2016年からで、今年3月にデビューするフェルスタッペンには当てはまらない。つまり、17歳のF1デビューはこれが最初で最後。FIAが今後スーパーライセンスの発給要件を変更しない限り、フェルスタッペンの史上最年少F1デビュー記録は永遠に破られないこととなる。』
3月13日に開幕するオーストラリアGPで、史上最年少F1ドライバーが誕生するマックス・フェルスタッペンさん、父は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン、母はカートレーサーのソフィー・マリー・クンペン、また母方の祖父はGT耐久レースの元ドライバーで叔父もGTレースやル・マン24時間レースに出場したレーシングドライバーという、レーシングドライバー血を受け継いだカエルの子供は、カエルです。怪我に注意して頑張って下さい。
ja.wikipedia.org/wiki/マックス・フェルスタッペン
マックス・エミリアン・フェルスタッペン(Max Emilian Verstappen, 1997年9月30日 - )は、ベルギー・ハッセルト出身のオランダのレーシングドライバー。
父は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン、母はカートレーサーのソフィー・マリー・クンペン、また母方の祖父はGT耐久レースの元ドライバーで叔父もGTレースやル・マン24時間レースに出場したレーシングドライバーという、レーシングドライバー一家である。
経歴
初期の経歴
レーシング・カート
4歳の時にカートレースを開始。オランダとベルギーを中心に活動を始める。 2006年から2008年にはベルギー、2007年にオランダのRotax Max Challenge MiniMAXクラスのチャンピオンシップを制した。また2008年はベルギーのCadetクラスも制している。2009年はFlemishの MiniMAXクラスと、ベルギーのKF5クラスでチャンピオンを獲得した。
2010年からはレーシングカートメーカーCRGのファクトリーチームからKF3の世界選手権とヨーロッパ選手権に出場し、両選手権でチャンピオン となる。2011年もKF3ヨーロッパ選手権でチャンピオン獲得。 2012年はIntrepidに移籍。KF2のマスターシリーズでチャンピオンとなる。その後、CRGに復帰。 2013年はKF2のヨーロッパチャンピオン、KZの世界選手権とヨーロッパ選手権でチャンピオン、KZ2のマスターシリーズチャンピオン、KZ1のヨー ロッパチャンピオンを獲得した。
4輪レースに移行
2013年のシーズン後、フォーミュラ・ルノー2.0、F3でのテストを実施。 その後、2014年の1月から2月にかけて行われたフロリダ・ウィンター・シリーズでデビューを果たす。このシリーズはポイント制度が無いが、12戦中2勝を挙げ実質シリーズ3位の成績を残す。
F3
本格的な4輪レースデビューは2014年のヨーロッパF3選手権となった。この年最も多い10勝を上げたものの、シリーズ3位となる。シーズン中にレッドブルと契約し、レッドブルの育成ドライバーとなった[1]。
F3最高峰レースの一つ、マスターズF3に参戦。ポールポジションを獲得し、後続に10秒近い差を付けて優勝する。
シーズン後にはマカオGPにも参戦。予選は3位となったものの練習走行でペナルティを受けたため、予選レースは5番手からスタートとなった。予選 レースはスタート後2位に上がったもののクラッシュしてリタイアしてしまう。決勝レースは24番グリッドからスタートとなったが、追い上げて7位でチェッ カーを受けた。また、ファステストラップを記録した。
F1
レッドブルの育成ドライバーとなって間もなく、2014年の夏休み中にトロ・ロッソからのF1デビューが発表された[2]。プライベートテストで300km以上を走りスーパーライセンスを獲得後、日本GPでフリー走行1回目に出場し、初のグランプリウィークでの走行を行った。
レース戦績
†選手権ポイント制度なし
F1
脚注
- ^ “注目のフェルスタッペンJr、レッドブルの一員に”. AUTO SPORT web. (2014年8月13日) 2014年11月8日閲覧。
- ^ “トロロッソ、フェルスタッペンJr起用を正式発表”. AUTO SPORT web. (2014年8月19日) 2014年11月8日閲覧。