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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

 PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) ... 「Fランク大学に通うくらいなら高卒で就職したほうがいい」人手不足の裏で進行する偏差値至上主義の崩壊.

2023年11月28日 13時25分41秒 | 受験・学校・学問
.「Fランク大学に通うくらいなら高卒で就職したほうがいい」人手不足の裏で進行する偏差値至上主義の崩壊.

プレジデントオンライン

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「Fランク大学に通うくらいなら高卒で就職したほうがいい」人手不足の裏で進行する偏差値至上主義の崩壊
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/wnmkm

少子高齢化で若手人材が不足している。高卒者の求人倍率はバブル経済期直後以来の高水準だ。文筆家の御田寺圭さんは「高卒者の求人倍率上昇は、日本の偏差値至上主義的な世界観が終わり始めていることを示している。『大卒でなければ社会人として務まらない』というのは、人余りの時代に作られた神話だったのだ」という――。

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■東京大学前で受験生たちを襲った事件

 去年1月、大学入学共通テストの当日に会場となっていた東京大学前で受験生を刃物で刺傷した通り魔事件があったのを覚えているだろうか。その事件の犯人は当時高校2年生だった男子生徒で、偏差値至上主義的な考え方にとりつかれて猛勉強して高偏差値の大学を目指すも、成績が伸び悩み自暴自棄になっての犯行であることが裁判のなかで明らかになっていった。

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「偏差値や学歴、職業で人を上下に見ていた部分があった」。東京大前で2022年1月、3人を刺したなどとして、殺人未遂などの罪に問われた当時名古屋市の私立高校2年だった男(19)の裁判員裁判。東京地裁(中尾佳久裁判長)は17日、懲役6年以上10年以下(求刑懲役7年以上12年以下の不定期刑)の判決を言い渡した。
両親に対する証人尋問で浮かんだのは、中学時代から勉強にのめりこむようになり、高校受験のころから偏差値にこだわるようになった姿。父親は「人の意見に耳を傾けるような正常なコミュニケーションがとれず、自己肯定感が低い部分があった」と述べた。
(中略)
◆親にも出身大学を持ち出して反論
勉強漬けの日々のなか、両親がちょっとしたことで諭しても、2人の出身大学を持ち出し「○○大学出身の人の意見は聞かない」などと見下すように。父親が「人間は偏差値じゃない。テストの出来不出来で、人の(評価に)差をつけてはいけない」と言っても、響いていない様子だった。
(東京新聞「『人間は偏差値じゃない』諭したのに…息子は東大前で受験生たちを刺した 両親の後悔」2023年10月16日より引用)
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■「偏差値」はある種の呪縛になっている

 本当に哀しいニュースだ。

 大学受験という大きな「関門(コンプレックスとでもルビを振りたい)」に身も心も吞み込まれ、入学した大学・学部・学科の偏差値こそが人間の価値や序列を決めるという感覚に支配されてしまう人は、東大で凶行に及んだ彼にかぎらず世の中に少なからずいる。

 むろん大学を卒業して世の中に出ると、たいていの人は自分の学歴をだれかに話したりそもそも自分でもわざわざ思い出したりする機会もなくなっていくのが自然だが、なかには大学を卒業してから何年たっても自分の卒業大学や他人の出身大学の偏差値の話を四六時中やめられないような人も本当に一定数いる。今日の日本社会において「偏差値」というのはある種の呪縛になってしまっていることを痛感させられる。

 通り魔的な犯罪をしでかすほど偏差値に狂わされてしまう人が日本社会には依然としているその一方で、あまりにも皮肉で虚しいことだが「偏差値至上主義」的な世界観は、名実ともにいよいよ終わりの兆しを見せている。

■高卒者の求人倍率はバブル期直後以来の高水準

 ご存知の方も多いだろうが、いま世の中では若者向けの求人が空前の売り手市場となっている。大卒者だけではその需要をとてもではないが賄いきれず、高卒者にまでその採用の幅を広げる企業がそれなりの規模と知名度を持つ企業のなかにも現れるようになっている。

 私が比喩や誇張で言っているのではなく、2023年現在の高卒求人は全国各地の都市部を中心にして、驚くべきことにあの「昭和」の時代に匹敵するレベルにまで増加している。近年の物価上昇を受けて給与水準も高まっている。

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少子高齢化で大卒者の就活は学生優位の「売り手市場」となり、高卒者を対象に採用を始める中堅企業も出てきた。令和時代の「金の卵」を巡り、初任給を大卒者と同等にする動きもあるが、高卒者の求人倍率は50年ほど前の高度経済成長期、バブル経済期直後以来となる高水準だ。若手人材の確保に奔走する企業に就活探偵団が迫った。
(日本経済新聞「高卒採用者は令和の『金の卵』 バブル期以来の求人倍率」2023年10月4日より引用)
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 企業側からすれば理工系や医薬系といった専門的スキルを持つ人材は別として、とりわけ文系の人材については「あえて大卒者を採用しなければならない理由」がそれほどないことに気づき始めている。

■わざわざ文系大卒者を採る理由はない

 卒業大学の偏差値は学習能力や知的情報処理能力の高さをある程度は担保するという評価はできるかもしれないが、それはべつに卒業高校の偏差値でも十分に代用可能だし、そもそも文系にかぎっていえば、時間割が組まれて規則正しい生活をだれもが送っている高卒時点が「社会人適応性」のピークである人もそう珍しくはない(高校生の時分とくらべて、不規則で自堕落な生活を送ってしまう大学生は高偏差値の大学生でも少なくない)。

 とりわけ営業職や接客職など対人コミュニケーションを主とした企業が「優秀で勤勉な、高校を卒業したばかりの若者」を欲しがるようになるのは当然の帰結だったと言えるのかもしれない(もちろん高卒者だってなるべく学業成績が良好な「ええとこの高校」が好まれる傾向はあるだろうが、しかし大学ほど厳然たる偏差値至上主義ではない)。大学側が行っている大学教育が、現代の企業が欲しがる人材と必ずしもマッチしておらず、また世の中のニーズに応じて教育をアップデートしなかったことのツケと見ることもできるかもしれない。

 いずれにしても、わざわざ文系の大卒者を採用しなければならない理由がどんどん薄れていくにつれて高卒者に対する労働需要は高まっており、それは偏差値至上主義的な世界観の大前提となっていた「高偏差値でなければまともな仕事に就けない・まともな稼ぎを得られない」という物語を急速に突き崩していることは事実だ。

■「偏差値至上主義」は、人余りの時代の共同幻想だった

 偏差値至上主義とは「人余りの時代」だからこそ実効性があった共同幻想だったのだ。

 たとえば1990年代前半から2000年代前半に大学を卒業した初代氷河期世代は、同学年の人口の絶対数が多かった。結果として学歴競争がいまよりずっと苛烈だった時代でもあったのだが、デフレ型の不況によって「人余り(労働力の供給過剰)」が起こってしまってもいた。同学年に150~200万人もいてダブついていた人材を文字どおりの“ふるい”にかけて選別するために有効だったのが、出身大学のネームバリューや偏差値であった。だからこそ、この時代に一気に学歴競争は噴出して「偏差値至上主義」が世の中のヘゲモニーを握り、その余韻は都心部で色濃く残っている。

 だが、ご存知のとおり現在はかつての「人余り不況期」とはまったく様相が異なっている。

 少子化は当時よりもずっと加速しており、事業の好調にともなう事業展開の拡大を企図しても、現場で働いてくれる人手がまったく足りていない状況だ。人手不足のせいで会社や店が休業したり倒産したりする、就職氷河期時代には考えられなかったような事態も当たり前に見聞きするようになった。皆さんの暮らす街でも「人手不足のために休業します」という店先の張り紙をしばしば見るようになったのではないだろうか。掲示されたアルバイトの求人票も時給がどんどん上昇している。

■大卒と比べて「教育にかかるコストに差は感じない」

 先述したとおり、これまで「大卒必須」としていた企業でも、そうしてしまうともはや人が集まらないためその学歴要件を緩和し、大卒並みの待遇や福利厚生はなるべく維持したまま高卒や専門卒でも門戸を開くような流れが生じている。そして実際に採用して働かせてみた人に話を聞けば「過去大卒の新卒を雇った時と、教育にかかるコストに大きな差は感じない」というのだから、これまで世の中に当たり前の前提とされていた大卒必須とはいったいなんだったのだろうかと思わずにはいられない。「大卒でなければ社会人として務まらない」とただなんとなくのムードが世の中にあっただけで、そこにはしっかりとした根拠などなかったのかもしれない。

 こうなってしまえば「偏差値が高くなければ雇ってもらえない」「まともな仕事を選べない」といった人余り時代につくられた神話はますますその真実性を失ってしまう。「偏差値がすべてではない」というのは、冒頭のニュースでも報じられた裁判でも実際に被告人の父が語った言葉のようだが、それはこれまでのような気休めではなく本当にそうなりつつある。受験生を襲撃した彼がもしあと10年遅く生まれていたら、世の中はもっと違う景色になっていたし、彼も偏差値に呪われることなどなかったかもしれない。

■“泥臭い”仕事を嫌い、事務系職種に殺到する文系人材

 長引くデフレ不況による人余りの時代につくられた「偏差値至上主義」的な神話は、若い労働力が加速的に不足する時代に直面し、急速にほころびを見せている。

 上述したように高卒者の求人は昭和の時代を彷彿とさせる高水準である。とりわけ宿泊業や運輸配送業や飲食サービス業や建設業といった業種では若い人材が猛烈に不足しており、賃上げや福利厚生の拡充あるいは教育制度の見直しによって人材確保に躍起になっている。

 だがこれらの採用枠は、下手に高等教育を受けてしまった文系人材では選びにくい仕事でもあるだろう。なぜならプライドが傷つくからだ。

 中途半端に偏差値の高い文系の学生には、そうした“泥臭い”匂いのする仕事は「学のある人間がやるような仕事ではない」という観念や自尊心があるせいでなかなか選ばれないようだ。かれらはそうした泥臭い仕事を嫌がり、その代わりによりにもよって人手不足の時代でも猛烈な買い手市場のまま推移する都市部の事務職に殺到している〔ちなみに厚生労働省のデータによれば事務系職種の現在の有効求人倍率は0.32である(厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年9月)」2023年10月31日)〕。

■学歴コンプレックスを持つ文系が割を食う時代

 おそらくこれからの時代は、偏差値至上主義的な神話コンプレックスを強固に内面化しているノースキルの文系がもっとも割を食う世の中へと変わっていくことになるだろう。別に大卒文系でなければ務まらない仕事は少ない。あったとしても先述したとおりそのポジションは求職者が飽和状態になっており雇用流動性も低い。その最たる例が出版業やテレビ業で、これは高偏差値文系学生にとって最高峰ともいえる憧れの就職先だが、倍率は毎年500倍近いとも言われている。

 大学文系学部で過ごす4年という若い時間のキャリア的損失を埋められるような学生は、一部の超高偏差値・超エリート層を除けばそれほど多くない。とくに、毎年定員割れを起こすいわゆるFランク大学に通うくらいなら(すなわち、Fランク大なのに大卒者というプライドがついて就労可能性の幅を自発的に狭めてしまうくらいなら)活況を呈する高卒の売り手市場にさっさと身を投じてしまうか、あるいは専門学校で「手に職」をつける方がよほど合理的でさえあるだろう。

■「若い労働力」のプレミアが飛躍的に高まる時代だ

 この記事がリリースされる11月といえば、大学受験でいえば「最後の追い込み」の時期に突入している。いまもきっと日本のどこかでは「いい大学に入らないと、まともな人生が送れない」という世界観を強固に内面化した子どもたちが、不安と期待、なにかに追い立てられるような焦燥感や恐怖感を入り混じらせた感情を抱えながら、必死に机に向かっているのかもしれない。

 だが世の中は過渡期である。「大学を出なければ社会の正規ルートに乗れない」というデフレの時代の幻想は終わり、社会は変わりつつある。プライドや自尊心にさえ折り合いをつければ、いくらでも若者が身を立てる道は見つけることができる。

 少子化の時代はたしかに社会保障の側面では若者にとって暗雲立ち込める時代だが、しかしこの時代は同時に、「若い労働力」のプレミアが飛躍的に高まる時代でもある。

 問答無用の少子化とインフレの時代には、自分たち若者の労働力が市場では喉から手が出るほど欲しい「稀少財」としてもてはやされる明るい側面もあるのだ。そう、それは若者が「金の卵」として重宝された時代の形を変えた再演である。

 「偏差値こそが人生」「偏差値が高くなければ人生はまともに歩めない」という共同幻想が支配した時代は本当に終わりを迎えようとしている。スマートではないかもしれないしカッコよくもないかもしれないが、泥臭く強かに生きることを厭わずに臨めば、その想いに応えてくれるような場所や機会は着実に増えている。

 これから世に出る若者にとって、いまの日本はなにもかもが絶望というわけではなく、見方を変えればチャンスも広がっている。



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御田寺 圭(みたてら・けい)
文筆家・ラジオパーソナリティー
会社員として働くかたわら、「テラケイ」「白饅頭」名義でインターネットを中心に、家族・労働・人間関係などをはじめとする広範な社会問題についての言論活動を行う。「SYNODOS(シノドス)」などに寄稿。「note」での連載をまとめた初の著作『矛盾社会序説』(イースト・プレス)を2018年11月に刊行。近著に『ただしさに殺されないために』(大和書房)。「白饅頭note」はこちら。
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文筆家・ラジオパーソナリティー 御田寺 圭

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4つの府立高校の再来年度募集停止、元教員らが撤回求め要望書と9500人分の署名提出 大阪

2023年11月13日 13時09分18秒 | 受験・学校・学問

4つの府立高校の再来年度募集停止、元教員らが撤回求め要望書と9500人分の署名提出 大阪

読売テレビニュース11/11(土)11:38

4つの府立高校の再来年度募集停止、元教員らが撤回求め要望書と9500人分の署名提出 大阪

読売テレビニュース

 

 再来年度から募集を停止する予定の大阪府立の4つの高校について、元教員らでつくる団体が教育委員会に撤回を求めました。

 今年8月、大阪府教育委員会は少子化などの影響で3年以上続けて定員割れが続いている西野田工科高校など4つの工業高校について再来年度から入学者の募集を停止する案を示しています。10日、元教員らでつくる団体は、府が示している案の撤回を求める要望書と約9500人分の署名を教育委員会に提出しました。

 大阪の高校を守る会・奥野 喜久夫 会長

「従業員確保は大事なこと。その担い手を作っているのが工科高校。大阪の産業を守るためにも見直していただきたい」

 

 府の再編整備案は来週行われる教育委員会の会議で正式決定される予定です。

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定員割れ私立大→公立化 「退場すべき大学を税金で延命」批判も ... 公立大が今春、100校に達した。多くの公立大が立地する地方では、都市部以上に少子化が

2023年05月29日 12時39分14秒 | 受験・学校・学問
6 時間前 — 定員割れ私立大→公立化 「退場すべき大学を税金で延命」批判も ... 公立大が今春、100校に達した。多くの公立大が立地する地方では、都市部以上に少子化が ...
地方自治体の財政負担を良く考えるべきです。
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募集停止ドミノが続く大学・短大・2~2012年の危険62校のその後とは 個人記事、公開。2012年に危なかった大学の62校のその後をまとめました。

2023年05月29日 12時29分18秒 | 受験・学校・学問

NewsTwit
https://newstwit.jp › 26220967
募集停止ドミノが続く大学・短大・2~2012年の危険62校のその後とは
個人記事、公開。2012年に危なかった大学の62校のその後をまとめました。リストラ策については意外な策が判明。

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ABEMA TIMEShttps://times.abema.tv › ... › 国内海外旅行に行けない子は惨め?「貧困層ほど部活参加率は低い」

2023年05月21日 15時12分05秒 | 受験・学校・学問
ABEMA TIMEShttps://times.abema.tv › ... › 国内海外旅行に行けない子は惨め?「貧困層ほど部活参加率は低い」親の所得で変わる子どもの“ ...
 
6 時間前 — 旅行やレジャーで楽しい思い出を作れる子どもがいる一方、懸念されているのが“体験格差”だ。公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」の調査によると ...
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国試ストレート合格率、私立大の3分の1が50%以下 最低で14.5%の大学も

2023年01月24日 15時42分09秒 | 受験・学校・学問
 
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国勢調査の学歴に「小卒」新設したら全国で80万人…50代以下は外国人が過半数の2万人

2022年06月20日 09時26分22秒 | 受験・学校・学問

 

国勢調査の学歴に「小卒」新設したら全国で80万人…50代以下は外国人が過半数の2万人

国勢調査の学歴に「小卒」新設したら全国で80万人…50代以下は外国人が過半数の2万人

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 中学校を卒業できず、小学校卒業が最終学歴の外国人が全国に約2万人いることが、最新の国勢調査で分かった。政府は、外国人が働きながら学びやすい夜間中学の設置を後押しするなど、教育機会の確保に努める方針だ。

 2020年の国勢調査では、最終学歴の回答項目に「小学校」を初めて設けた。先月公表された調査結果によると、20年10月時点で小学校卒業が最終学歴の人は、全国で80万4293人。年代別では、80歳代以上が9割を占めた。戦前の教育制度の違いや戦後の混乱などが背景にあるとみられる。

 外国人が占める割合は、全体の2・5%(1万9731人)だったが、50歳代以下に限ると、いずれの世代でも外国人が日本人を上回った。十分な教育を受けないまま、働きながら生活する外国人も少なくないとみられる。

 政府は、義務教育を受けられなかった人の受け皿として、市町村や都道府県などが設置する夜間中学を重視している。夜間中学は今年4月現在、15都道府県に40校ある。政府は26年までに、全ての都道府県と政令市に夜間中学を設置する目標を掲げている。』

 

国際化時代の日本の悲しい学校教育の現実です。

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【独自】1年生の4割が自主退学 パワハラか、学校は否定 千葉県南部の看護系学校 元生徒ら県に相談も…

2022年02月28日 15時43分02秒 | 受験・学校・学問

【独自】1年生の4割が自主退学 パワハラか、学校は否定 千葉県南部の看護系学校 元生徒ら県に相談も…
2/28(月) 7:35配信千葉日報

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千葉日報オンライン
イメージ画像(本文とは直接関係ありません)

 千葉県南部の看護系学校で、本年度入学した1年生38人のうち約4割に当たる15人が自主退学したことが、千葉日報社の取材で分かった。複数の元生徒は取材に「教員によるパワーハラスメントがあった」と証言、改善を求め県に相談したという。学校側は退学の事実は認めたが、パワハラについては否定した。コロナ禍で看護師不足が叫ばれる中、地域医療の担い手育成の現場が揺れている。

 取材に応じた元生徒らは、特定の女性看護教員から「あんたみたいなばかに教えることはない」などとののしられたり、同級生の前で「あの高校は勉強しなくてもテストをクリアできる」などと出身校をからかわれたという。

 このほか、「校内で書類をテーブルに投げ付けられた」り、課題の提出が遅れ、謝罪し再提出したところ「もう留年だから」と言い渡されたとの証言も。髪型など容姿について笑われた生徒もいるという。

 生徒の中には精神面や体調の不良を訴えるケースもあり、取材に応じた1人は「医療従事者を目指している人が、あのような指導で夢を諦めさせられるのは腹立たしい」と悔しさをにじませた。

 これらの証言に対し、学校側は千葉日報社の文書による取材に答え、15人の退学を認めた上で「退学はとても残念だが、正当な理由で本人が決めたこと」と説明。

 一方で、パワハラについては「そのような事実はありません」と否定。「教員も何とか資格試験に合格させるように努力をしてきた」などとした。

 一方、医療技術者養成校の指導などに当たる県医療整備課は、生徒らから複数回にわたり校内でのパワハラについて相談を受け、学校側に連絡を取ったことを認めたが、「法令上、細かい人間関係など個別案件は指導できない」と説明した。

 厚生労働省がまとめた看護師等学校養成所に関する「入学状況及び卒業生就業状況調査」によると、同種の養成校で退学や留年などで卒業しなかった人の2020年度全国平均は17・5%、千葉県は8・4%だった。』

看護師養成学校で有ろうとどんな学校でも、教員は、教育者です。
若い生徒を教えながら、自分も学事を忘れています。
日々教育現場に生きた教材有りです。
技術を教えること以外、人間を育てる事が大切です。

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大学進学率の頭打ちから10年…現代日本における「四年制大学」市場縮小の危機

2022年01月24日 12時01分16秒 | 受験・学校・学問

大学進学率の頭打ちから10年…現代日本における「四年制大学」市場縮小の危機

(※写真はイメージです/PIXTA)

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大学受験シーズン到来。大学入学共通テストの難化などに注目が集まっています。本記事では、桃山学院大学経済学部教授の中村勝之氏が、「大学業界」の知られざる現状について解説していきます。

【関連記事】大学生の約7割が私立に通っている…現役教授が語る「大学業界」の知られざる現状

高等教育政策の変遷

[図表1]四年制大学および短期大学への進学率

[図表2]四大・短大の在籍者数

1978~85年度にかけて進学率および在籍者数が微減傾向にあるが(参照:関連記事)、これは旧文部省の方針により、大学の規模拡大よりも質的充実をはかることに力点がおかれた結果である。

 
 
ここには当時の18歳人口が150~160万人で安定的に推移する事情もあった。

18歳人口がその後205万人(1992年)をピークに増加することに鑑み、1986年度から既存学部の定員増を認めるようになった。これが俗にいう臨時定員増である。この時期から進学率および在籍者数が増加したのは、この政策転換があった訳である。

ただ、臨時定員増はあくまで時限的措置であって、時が過ぎれば解消されるべきものである。だが、旧文部省は18歳人口のピークを越えた1993年度以降においても臨時定員増を解消することはなかった。

安直な定員増を抑制する代わりに、学部設置の地域制限を撤廃することにした。これが18歳人口低下が始まったにもかかわらず、新設大学や学部・学科の設置増が止まらなかった要因である。

[図表3]四大・短大数

 

[図表4]四大・短大に設置される学部・学科数

大学の定員概念「募集定員」「収容定員」違いは?

こうした高等教育の拡張路線に、やがてブレーキがかかり始める。その発端が2000年度から始まる臨時定員増の半分返上(2004年度に完了予定)である。

だが、その時点で在籍者数に陰りが見えなかったのは、文科省が新学部設置を事実上認めたからである。既存学部において返上しなければならない定員を学部・学科の新設で補う。こうした対応を各大学は実施してきたのである。

その動きに対して、2018年5月に文科省は更なる定員管理政策を打ち出した。大学には募集定員と収容定員という定員概念がある。前者は募集要項に記載されている募集人数の合計であり、後者は入試で合格した者の中で手続きを経て最終的に入学した新入生の許容人数である。

「入学者が募集定員を上回ったらペナルティ」の狙い

これまで文科省は収容定員を募集定員の定数倍まで許容する方針のもと、それを守らない大学に対して補助金の給付を行わないペナルティを科す政策を貫いてきた。

この改正の目玉は、首都圏を中心とする大都市に立地する大学の大規模学部(募集定員300人以上)に対して、募集定員と収容定員を一致させることと、1人でも募集定員を上回る人数を入学させた大学にペナルティを科すというものである。

この政策変更の裏には、地域経済活性化の一環で地方在住の若者の流出を食い止める意図があった。ところが、これを知った有力私学を中心に合格者の絞り込みが行われた。それと同時に、絞り込みの読みが外れた大学において追加合格が乱発され、高校および受験生たちが大混乱する状況を招いてしまった。

結局、文科省はこのペナルティの導入を当面見送らざるを得なくなった。こうした文科省による高等教育政策の変化が、大学および高校の教育現場、ひいては学生・生徒に要らぬ不安と混乱をもたらしたと言っても過言ではない。

大学業界が直面する諸難題

ここまで四大および短大の状況、ならびに文科省による高等教育政策の変遷について確認してきたが、短大の動きについて改めて時系列順にまとめておこう。

●1993年度:在籍者数ピーク(530,294人)

●1994年度:進学率ピーク(13.2%)

●1995年度:学科数ピーク(1,538学科)

●1996年度:短大数ピーク(598短大)

これを見ると、需要のピークが先行しているのが分かる。つまり、短大の縮小は顧客フローである高校生(およびその保護者)のニーズが先に変化し、短大がそれに対応する形になっている。だが、その対応が後手に回るほど、顧客フローが短大業界を避け続けるようになる。

その結果、短大に蓄積される顧客ストックも目減りし、収益構造の悪化を招いてしまう。そこで、短大の一部は四大に衣替えすることで対応した。この動きが四大増を後押ししたのは言うまでもないだろう。

一方、四大はこれまで確認した図を見る限り、その市場規模が縮小する兆しはないように思われる。だが、短大が増加傾向から一旦頭打ちになってから低下してきた事実を鑑みると、四大も同様の動きを示すことも可能性としては十分考えられる。そこで、これまで確認した四大の状況を「頭打ち」をキーワードに改めて時系列順にまとめると、次のようになる。

 

●2005年度:在籍者数(2,685,051人)頭打ち始まる

●2010年度:四大数(778大学)および学部数(2,479学部)頭打ち始まる

これを見ると、大学業界全体で顧客ストックの頭打ちが始まって10年以上、顧客ストックの受け皿である大学数や学部数の頭打ちが始まって10年強経過していることになる※。

その中で、どこかに眠っているであろうチャンスを活かして再拡大するのか、それとも縮小してしまうのか? 

高等教育の大衆化が深化する現状において、大学市場の規模自体が縮小するのはにわかに想像つかないが、各大学はより苛烈な生存競争に身を投じなければならない状況にいることは間違いない。

※吉川徹は進学率が頭打ちになっている50%強のラインを学歴分断線とよんでいる。そして、この線を境界にして人々の生活パターンが相当異なり、かつそれが定着し始めていることを指摘している。吉川徹『学歴分断社会』ちくま新書、2009年。

*****************************

中村 勝之

山口県下関市出身。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。桃山学院大学経済学部教授。専門は理論経済学。著書に『大学院へのミクロ経済学講義』(2009年、現代数学社)『〈新装版〉大学院へのマクロ経済学講義』(2021年、現代数学社)『シリーズ「岡山学」13 データで見る岡山』(共著による部分執筆、2016年、吉備人出版)がある。


 

 

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私立大学はこんなにいらない!? 定員割れ増加で淘汰が当たり前の時代に

2021年11月25日 16時01分32秒 | 受験・学校・学問

私立大学はこんなにいらない!? 定員割れ増加で淘汰が当たり前の時代に

執筆者中山 まち子

昨年来のコロナ禍で、大学では入学式の中止やオンライン授業対応、さらに罹患受験生の受験機会の確保など、様々な対応に追われる1年になりました。

その一方で、センター試験に代わる新しい入学試験「大学入学共通テスト」が2021年度の大学入学者選抜からスタート。そして早くも新たな受験シーズンが到来しようとしています。

近年の大学入試では大都市圏への若者流入を抑えるため、文部科学省が私立大学の定員厳格化を実施。そのため「確実に合格する」という心理が働き安全志向が進みました。そうしたなか、継続的な若年層人口の減少で、近い将来、多くの私立大学で定員割れが深刻化すると危惧されています。

 
定員割れが進む私立大学、地方では特に厳しい状況

次に、定員割れの現状をみてみましょう。日本私立学校振興・共済事業団が今年9月に発表した「令和3(2021)年度 私立大学・短期大学等入学志願動向」によると、入学定員充足率が100%未満、いわゆる定員割れしている私立大学が集計対象の半数近い46.4%にあたる277校に上りました。

前年度の同調査では184校(31.0%)だったことを踏まえると、1年で急激に定員割れが進んだことが見て取れます。入学定員数ごとの充足率の増減では、3000人以上の大学では前年度をわずかに上回っていますが、3000人未満では軒並み前年度より充足率が悪化している状況です。

また、全国を21の地域に区分した結果では、前年度からの充足率の低下が大きかった地域は以下のようになっています。

  1. 近畿(京都府・大阪府・兵庫県を除く):105.70%→93.54%(△12.16)
  2. 中国(広島県を除く):97.25%→87.91%(△9.34)
  3. 北陸:106.93%→97.65%(△9.28)

このように、人口減と直面している地方の私立大学は厳しい状況に置かれていますが、大都市圏も安泰ではありません。東京都が101.16%→100.80%(△0.36)、大阪府で105.60%→103.74%(△1.86)と、たとえ定員割れが起きていなくても、京都府を除く全ての地域で前年よりも充足率が減少しているのです。

人口動態からみても、何もしなければ定員割れが加速するのは時間の問題。そのため各大学の入学者集めが熱を帯びると予想されます。とはいえ、安易に合格手形を出すと入学者の学力や大学のレベルを下げることにつながりかねません。下手をすると大学の評価を落としかねないので、長期的な改革プランを立てることが急務となっています。

人口減でも大学進学率が上昇していることもあり、人気のある大学に志願者が集中する二極化も進んでいます。受験生が学びたいと思うようなカリキュラムや学部学科の再編成をしていかなければ生き残れない厳しい時代になっていると言えるでしょう。

 

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大学・短大への進学17%に留まる 社会的養護が必要な子の進路、県全体と開き

2021年11月15日 16時09分27秒 | 受験・学校・学問

大学・短大への進学17%に留まる 社会的養護が必要な子の進路、県全体と開き
琉球新報2021年11月12日14時18分

 社会的養護が必要な子どもと、そうでない子どもは、高校卒業後の進路に違いが出ている。県青少年・子ども家庭課によると、2019年度に高校を卒業した社会的養護が必要な子どもの進路状況は、専修学校などへの進学が40.0%、就職が31.4%を占めた。大学進学は11.4%、短期大学が5.7%、高専4年への進学が2.9%だった。定職のない人は8.6%だった。

 一方、県の集計する学校基本統計では、19年度卒の県内高校生に占める大学等進学率は40.8%で、就職者の割合は16.6%だった。

 「大学等」には、大学や短期大学とその通信教育部、放送大学、高等学校.特別支援学校高等部の専攻科などが含まれる。専修学校や高専4年は含まれていない。

 大学等進学率に含まれない進学先を除くと、社会的養護の必要な子どもの大学.短大進学率は19年度卒で全体の17.1%にとどまる。単純比較はできないが、県全体の割合と開きがあることが分かる。

 県内の里親登録数は19年度末で275世帯。県の調べで、里親資格のない配偶者も同居人として含んだ里父・里母の平均年齢は今月10日時点で約55.2歳となっている。
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私大定員割れ277校、全体充足率は初めて100%下回る

2021年09月29日 12時50分07秒 | 受験・学校・学問

私大定員割れ277校、全体充足率は初めて100%下回る

(更新)
 
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今春入学者が定員割れした四年制の私立大は46.4%に当たる277校で、前年度より15.4ポイント(93校)増えたことが28日、日本私立学校振興・共済事業団の2021年度調査で分かった。前年度まで4年連続の減少だったが、大幅増に転じた。私立大の定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は2.8ポイント減の99.8%で、1999年度の調査開始以来初めて100%を下回った。

全体の定員が約4千人増えた一方、18歳人口が約2万6千人減となり、総入学者数は約9600人減った。事業団は①18歳人口の減少幅が大きくなる節目の年だった②新型コロナウイルスの影響で留学生が減った――など複数の要因が重なって定員割れが相次いだとみている。

今後も進む18歳人口の減少は私立大の経営を直撃するため、再編が加速する可能性がある。

募集停止中などを除く全国597校の5月1日時点のデータを集計。規模別の充足率は、定員3千人以上が99.9%で前年度とあまり変わらなかったが、300人以上400人未満で9.2ポイント減の95.2%となるなど、小規模校で大きく下落する傾向が出た。

地域別では、東京や大阪とその周辺、愛知を合わせた三大都市圏の充足率が100.6%だった一方、その他の地域は6.2ポイント減の97.3%と大きく落ち込んだ。地方の少子化が進んでいることや、困窮世帯に対する文部科学省の修学支援制度が拡充されて都会で下宿生活をしやすくなったことなどが背景に考えられるという。

私立短大286校の集計では、定員割れは83.6%(9.7ポイント増)に上り、全体の充足率は82.6%だった。〔共同〕

 

駅弁大学と亡くなられた大宅壮一氏は、言われましたが。

ほかほか弁当並みの数に大学は、増えたと思います。

少子化による18歳人口減少と今回の新型コロナウイルスの感染拡大も影響していると思います。

 

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感染爆発の大阪 新型コロナ過去最多2586人感染 府内・小中学校の登校見合わせも

2021年08月21日 09時22分26秒 | 受験・学校・学問

感染爆発の大阪 新型コロナ過去最多2586人感染 府内・小中学校の登校見合わせも…
8/20(金) 18:58

テレビ大阪
大阪府は20日、新たに2586人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日の感染者数は過去最多を更新。年代別で最も多いのが20代の869人、次いで40代の397人、30代の390人です。また亡くなった人は1人、重症者の患者は新たに基礎疾患のない30代男性2人を含む計173人で、重症病床使用率は29.5%。また軽症・中等症の患者は計1840人で病床使用率は72.2%となっています。自宅療養者は12133人で、未就学児103人、就学児67人の感染も確認されています。

感染拡大を受け、学校での感染リスクを抑えるために、2学期の登校を遅らせる動きも出ています。大阪・寝屋川市では市と教育委員会が協議の結果、市立の小中学校を対象に8月23日~27日の登校を見合わせると発表しました。23日予定だった二学期の始業式と24日~28日までの授業はライブ配信で行うということです。部活動は29日まで原則休止、修学旅行や府県の移動を伴う教育活動も、9月12日までに出発するものは延期で、登校開始は30日ということです。寝屋川市の広瀬市長も自身にツイッターに登校見合わせについて投稿し、子どもたちへの感染拡大防止を呼びかけています。』
一体全体大阪は、どうなっているのでしょうか。

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10代以下の感染が17%超 そんな中「修学旅行だけは何としても」 全員PCR検査を受け 大阪市立中学

2021年08月20日 11時38分02秒 | 受験・学校・学問

10代以下の感染が17%超 そんな中「修学旅行だけは何としても」 全員PCR検査を受け 大阪市立中学
関西テレビ
地域
2021年8月18日 水曜 午後8:16
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新型コロナ感染の第5波では、学校・大学関連の部活動などでのクラスターの割合が増えており、18日発表の大阪府の資料によると「10代以下」の感染の割合は17.5%で、第4波の12%から相当増えています。

そんな中、夏休み期間中の大阪市立・菫中学校で、次々と登校する3年生の姿がありました。

3年生の7クラス・275人の生徒全員が受けるのはPCR検査です。

この中学校では、これまでの大阪府の方針に基づき、行先の長野県が受け入れを拒否していないため、事前に検査を受け、8月25日から修学旅行に行くことを決めました。

【担任の先生は】

「必ずPCRしないと修学旅行に行けません」

【3年生の生徒は】

「緊張で唾が出んかったりとかトラブルもあったけど、安心して修学旅行に行けることになったというのは何よりもいいことやと思います。今日から、検査の結果出るまでの間の日もしっかり自粛して生活していきたいと思います」

「このご時世、修学旅行あるかも分からず、ほかの学校がなくなったとかも聞いてたから、みんなで力を合わせて感染予防して、最後みんなで楽しく行けたらなって思います」

一方18日、大阪府は方針を変更し9月以降に出発予定の修学旅行については原則、延期することになりました。

感染拡大の収束が見えず、当面子供たちの学校生活に不自由を強いることになりそうです。

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東大卒の大工が、子育てしながら東大理三に再入学して医師をめざす理由

2021年04月16日 13時15分50秒 | 受験・学校・学問

東大卒の大工が、子育てしながら東大理三に再入学して医師をめざす理由

東大卒の大工が、子育てしながら東大理三に再入学して医師をめざす理由

東大理三の合格掲示板の前で家族と一緒に(写真/本人提供、一部加工しています)

(AERA dot.)

 東京大学工学部を卒業後、大工として建築会社に勤務していた栗林煕樹さんは、結婚後、一念発起して大工を辞め、東大理科三類を再受験し見事合格。現在は2度目の学生生活と子育てに励んでいます。

 前編では、1度目の東大入学から、大工として仕事をする中で学んだことについてインタビュー。後編となる今回は、結婚、子どもの誕生を経て、東大理三を再受験することを決意した理由や、現在の生活について語ってもらいました。さまざまな経験をしてきた栗林さんの話から、人生設計のヒントを探ります。(東大新聞オンラインから転載、一部抜粋・改変)



*  *  *
■大工の仕事の傍ら、医師になることを決意

──東大卒業後、建築会社で大工として働いていましたが、その後再受験を決断したきっかけは何ですか

 再受験を考え始めたのは、社会人2年目の終わりくらいの時期でした。当時は空き時間に読書や勉強をして雑多に知識を吸収していたという感じなのですが、本当に自分の時間がないなと思っていました。最初は漠然と勉強をしたいという思いで、その後「自分は何が勉強したいのだろう」と考え、昔から「人間とは何なのか」「自分とは何なのか」ということに意識があったことに気付き、それらについて自分が生きているうちに学術的な研究の結果などとして明らかになることは分かってから死にたいなと思うようになりました。一方で当時既に自分には家庭があったので、現実的に自分の興味を将来的に仕事につなげるためにはどうすれば良いか考えた結果、医学部に入り精神科の医師になろうと決めました。

──自分の学問的な興味の追求と生活のためにお金を稼ぐことを両立するための職として医者を選んだ理由は何ですか

 就活時の考えと近いかもしれません。やはり、自分が何をしていて、誰の役に立っているのかが直感的に分かる仕事が良いなと思っていました。それに加え、大工の経験から家を建てることは比較的裕福な人のための仕事だと感じており、それはそれで重要であるものの、自分は困っている人を助ける仕事に携わりたいなと思っていました。ただ、困っている人を救う仕事は低賃金のものが多い印象があり、家族を養うためにはある程度稼げる仕事が良かったので、折衷案として医者に決めました。

──医者になるまでには長い年月を要しますが、そこへの心配はなかったのですか

 確かに、医者として稼げるようになるにはサラリーマンなどよりも長い時間が必要です。しかし、若いうちなら何とかなるかなとも考えていますね。今から医者になるとしたら30半ばくらいなのですが、そのくらいの年齢なら自分も元気で頑張れるでしょうし、実際今学業の傍ら1回目の学生時代の同級生が経営するベンチャー企業でインターンをして初任給くらいもらっていますので、人を頼りながらも生活に必要な程度の額は稼げると思っています。そのため、自分にとっては40、50歳になった時にちゃんと社会の役に立てるだけの力が付いていることの方が重要で、一人前の医者になるまでにかかる時間は気にしていないですね。

──結婚後の退職・子どもの誕生後の再受験に当たり、当時の家族の反応や大変だったことはありますか

 意外と反応はありませんでした。というのも、父親が再受験して医者になっていたため、1回くらいのやり直しなら大丈夫かなと思っていました。自分の両親は快く認めてくれましたが、やはり妻とその両親の反応の方が心配でしたね。ただ意外にも「ああ、そうなの」くらいの反応で「本当にいいの」とこちらが聞き直したくなるような感じでした(笑)。

 僕が仕事を辞めたのが7月末で、受験勉強を始めたのが8月、子どもが生まれたのが9月でした。子育てや家事に関しては妻や妻の両親が協力的だったので任せていました。そのため、半年の受験生活の間は朝起きて夜寝る直前まで図書館で勉強に専念でき、本当にありがたかったですね。

 2度目の受験は、1度目の受験で勉強した内容と同じものをやるのでスムーズでした。他にも、直前期に過去問を解くときも「このくらいの解答が書ければこのくらいの点数が取れる」「このくらいの点数があれば合格できる」というのが感覚で何となく分かっていたので、安心感がありましたね。受験勉強自体は元々好きでしたし、勉強法も1度目の時から大きく変えず、自分が集中できるやり方で取り組んでいました。

──合格時はどのような感想を抱きましたか

 もちろんうれしかったですが、合格への期待よりも落ちた時に妻や家族からどう思われるかへの不安の方が大きかったので、ほっとしました。
 加えて、半年間子どもに向き合うことがほとんどできなかったので、2次試験が終わった時からではありましたが親としてようやく世話ができるようになり、うれしかったですね。ちなみに、2次試験の終わった日には子どもを初めてお風呂に入れました(笑)。それと同時に、知り合いに声を掛けるなどして仕事も探し始めました。

■2度目の学生生活は、学業と家庭に注力

──現在のどのような学生生活を送っていますか

 授業は普通に受けていますが、サークルや部活までやる余裕はないですね。そのため、勉強とインターンが生活の中心です。インターンでは週4日くらいのペースで働いているのですが、時間に融通が利くので、空きコマの時間帯や子どもが寝た後に作業することもあれば、休日なら朝6時から10〜12時間働くこともあります。

 勉強面では、今はコロナ禍で外出が制限される上授業が忙しいため行けていないのですが、国立精神・神経医療研究センターで研究見習生として研究に携わっています。研究分野は計算論的精神医学というものです。自分の根本にある学問的な問いが「自分とは何か」ということだったので、コンピューターでシミュレーションやモデルを作り脳の働きを説明することで、脳における思考の仕組みについて、言葉だけでなく数式的に理解することを目指しています。研究に関わる中で、自分には医学はもちろん数学や物理、プログラミングなど全ての基礎知識が足りないことに気付きました。その意味では、東大の前期教養課程である程度勉強することは大事だなと思います。数学・物理・生物をつなげることに興味があったので、生命現象を物理的に説明することを趣旨とした授業や、統計力学など数学・物理の基礎的な内容を扱う授業で勉強していました。人文系の学問についても「許し」に関するさまざまな哲学者の思想を学ぶ授業を受講。「人間の思考とは何なのか」という興味の下、数学や物理から人間の高次な感情の動きまでを自分で説明できるようになれば最高ですね。

 人間関係については、クラスのコンパに参加したり自分からコミュニティーに入ったりすることはないですね。ただ、自分に興味を持って話し掛けてくれた学生や学問的な興味が近い学生とは個人的に話したりご飯を食べに行ったりしています。彼らからは、恋愛相談や人生相談をされることが結構ありますね(笑)。学生にとっては、20代後半という、おじさんではないけれど先輩にしては年が離れている世代に会う機会が少なく、相談するにはちょうど良いのかもしれません。もし僕が18歳の時に同じ科類に10歳年上の人がいたとしても、その時自分は話し掛けられなかっただろうなと思うので、すごいなと思います。

──家庭とはどのように向き合っていますか

 学生生活と家庭での生活を両立できているかと聞かれると、とてもできているとは言えないです。日中は授業やインターンがあるのでどうしても家事や子どもの世話はできないですが、最低限授業が終わりやることがなければ早く帰り、子どもが寝た後でもできることはその時間に回しているという感じです。そのため、本当に妻のサポートには感謝していますし、自分にできることとして妻や子どもと過ごす時間を最大限作るように頑張っていますね。具体的には、家に帰るとまず子どもにご飯を食べさせ、少し遊んだ後にお風呂に入れ、着替え、歯磨きをして寝かせていますし、妻とは子どもが寝た後に会話をしています。家事については、今のところ基本的には先に気が付いた方がやり、どちらかが忙しかったり体調が悪かったりするときはもう一方がこなすという感じで特にルールはないですが、妻も僕も不満なくやれていると思います。お互い必死ですが、自分が相手を思いやっている姿勢を示すことが大事だと思いますね。

 子どもの成長は本当に早く、見ていてすごくうれしいですね。初めて歩いたり言葉をしゃべったりする度に喜んでいます(笑)。昔は子どもの成長に喜ぶ大人を見ても、そんな大したことかなと思っていたのですが、自分が親になったことで人として温かくなったような気がしますね。一方、子育てで大変だったことも。2度目の受験生時代のことなのですが、当時子どもは生後3〜5カ月で、毎晩大体3時間おきくらいにお腹が空いて起きてしまいました。僕は夜中の2〜3時まで起きて勉強や仕事をしていたので、子どもが1、2回起きた時にはミルクを作っていました。

──今後の進路の展望はありますか

 まず、自分の興味の追求・生活費を稼ぐための職・社会貢献の現実的な折衷案として医者を目指し続けると思います。ただ、その目標は絶対的なものではなく、先ほども言ったように人間の脳の仕組みや人間とは何なのかということに興味があるので、それについて数学的・物理的側面から説明したいなというのが今の思いです。自分の知識や勉強してきたことを生かすこと・お金をそれなりに稼ぐこと・困っている人を助けられる仕事が医者以外にあるなら、そちらへ進んでも良いのかなと考えています。

(文/東京大学新聞社・杉田英輝)

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