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私の代表的な手持ちの複音ハーモニカ紹介。私の縦横無尽の熱烈たる、ハーモニカ論。

2023年09月27日 14時26分51秒 | 音楽楽器・演奏・歌・楽典楽譜・ハーモニカ・電子ピアノキーボード
 上記の品が、私の手持ちの複音ハーモニカの代表的な持ち物。トンボプレミアム21、スズキハミング、この二種である。
 トンボには、ドの位置に印が無い。だから、これは上級者向きではある。ちゃんと音が出るが、私にとっては、少し難しい。
 表面というのか、吹き吸い口を表とすれば、裏面となるのか、トンボの「TOMBO」アルファベットのロゴマークがカッコ良い。
 しかし、我が家では、あんまり、出る幕、使用する機会がない。トンボのハーモニカは、一種のブランド品・高級品であり、少し高価なのだ。そうして、それ以上に、今では、外国、ドイツのホーナー社のハーモニカが、今の相場で言えば、海外製でもあり、本当に一番に高いと思う。
 トンボは、使うのが勿体ないのもあるし、どこが「ド」であるかも表示が無く、父の使っていたハーモニカもトンボだったが、流石は私の父親、よくぞ、それ、トンボハーモニカを使いこなしていたものだ、と、実際に、褒めたくもある。父も頭は良かったんだ、と、改めて、思い直している。
 それから、私が今、一番に使いこなしているのが、「スズキ・ハミング」である。スズキハミングは、日本製でもあり、トンボなんかよりも、幾らか安価で手頃な価格であり、私の様な庶民の味方なのだ。
 それに、スズキのハーモニカは、大抵、主音、ド、の位置に、立派な色で見分けられる、「H」状の、吹き口に、白い目立つ印があるから、どこがドだか一目で判るし、使っている演奏者をも選ばず、初心者から、中級者、プロの人でも使っている人もいる位、普及している。音も、かなり良い。何と言っても、安い、のが、私には正に決め手だ。
 ドイツ・ホーナー社は、かなり古い歴史を持つ。二百年近いのではなかろうか。それに追随する、日本のメーカーのトンボが、明治?大正時代?位からだから、百年を越す位にはなるのかな?
 それから、又、スズキ楽器が、戦後前後に誕生している。日本には、以前は日本楽器、現・ヤマハ楽器も、盛んにハーモニカを作っていたが(私の神奈川県時代に小学校の音楽の授業で習っていたハーモニカもヤマハ製)、ハーモニカ製造からは残念ながら、撤退したようだ。
 ともかく、世界で一番小さな楽器、手の平のオーケストラ、音楽を始める上でも、初めての楽器としての敷居も低く、間口も広くて、私は、非常に大好きな楽器である。
 日本では、明治以来の楽器のハーモニカも、最初の内は、玩具、おもちゃの類と思われていた時期もあった。そのうち、日本からは、佐藤秀廊先生が、ドイツだかヨーロッパで行われた、ハーモニカコンクールで、日本代表として出場して世界で優勝して、その、楽器演奏で、メロディーと共に、伴奏まで一台の楽器で同時に吹き吸いする、「分散和音奏法」などの、珠玉の技術を披露した。これが、西洋人たちが、日本からやって来た佐藤秀廊先生を演奏後、取り囲み、何かハーモニカに仕掛けでもしているのか?と、微に入り細に入り、疑問、質問攻めにあうが、これらは皆、日本人が編み出した伝統技術ともなり、それが主に広く、アジアへも広がって行った、日本独特の、複音ハーモニカの演奏技術の為せる技であった。
 その後、佐藤先生だか、日本人の手で、当時の複音ハーモニカの世界にはメジャー(長調)のハーモニカしかなかったが、マイナー(短調)のハーモニカを初めて日本で創始、発明して、日本発・日本初・世界初の、短調・マイナーハーモニカとして、世界にその名誉をとどろかせ、売り出し、問うた事になる。
 とにかく、複音ハーモニカは、日本人にとっては、一番その楽器の得意とする曲目は、J-POP、演歌、歌謡曲、フォークソング、童謡、文部省唱歌、等々、哀切な、哀愁を帯びた、どこか懐かしさを感じさせる曲達であり、日本人の心のふるさとの楽曲群でもある。その、素晴らしい世界観が、私達の耳に触れた時、ふと、昔を想い起したり、未来に自身の夢や希望を馳せて描けたりする。そうして、現在の自分を、より高めて、今よりも、いよいよ、より良く生きようとする、現実感、リアルさを高めたり、憧憬を過去・現在・未来へと、一層、抱く端緒となり得る感慨を得るのである。この楽器は、正に、人の生き甲斐ともなり得る、一人の孤独をも慰め得る、素晴らしい幸せを呼び込む音楽楽器である事は論を待たない。
以上。よしなに。wainai


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