橋下徹大阪市長がぶち上げた大阪維新の会の国政政党化について、日本維新の党から大阪派の10名を含めて20人前後が参加するとのことだ。
そうなると、今後の選挙には大阪以外の都道府県から大阪維新の会公認で何人かが立候補することになる。橋下氏は、全国に大阪維新の会を認知させたいとの野望を隠さないが、全国ともなると果たして大阪維新が受け入れられるかはやってみないと分からない。
若しかしたら、現在の日本維新の党が政権再編で解党し、大阪維新が日本維新の党を名乗ることも無きにしもあらずだが、これは余りのも考え過ぎだろう。
それよりも、この際、橋下氏が新しい国政政党を立ち上げるのであるならば、もう少し大胆に政党の再編を考えたらどうか。
橋下新党と言っても、20名足らずでは、彼が日本維新の党で狙った第3極には成り得ないだろう。また、現在の松野代表の日本維新の党も30人程度になるから、これも中途半端だ。
それならばこの際、ちょっと分けの分からない第3極などは止めて、与党、野党ときっぱり2極に分かれたらどうか。
つまり、政治思想が自民党とほとんど変わらない橋下氏の大阪維新、次世代の党、新党改革は自民党に編入し、新安全保障法制で一致点のある日本維新の党、社民党、生活の党と山本太郎と仲間たち、日本を元気にする会は民主党に編入、共産党は独自路線という形にしたらどうか。
そうすれば、ある程度、思想信条として自民党、公明党の保守、民主党の革新&リベラル、共産党の革新と上手く分かれ、国民に分かり易くなると思う。
ここ数年、自民、民主の2大政党と言っても、現状は1強多弱の状態だ。その隙間をねって橋下徹氏が巧妙に存在感を見せている。しかし、こんなことは不毛な形態で国民にとってさしたる利益にはならない。
大雑把で、実現不可能かも知れないが、この位の大胆な政界再編が無い限り、日本の政治はいつまでも世界の三流から脱皮できない。「関連:8月30日」
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