8月13日深夜、大阪府高槻市の物流会社の駐車場で中学1年生の平田奈津美さん(13)が遺体で見つかり、亡くなるまで一緒に居たと思われる同級生で友達の星野凌斗さん(12)の行方も分かっていない事件は、遺体が発見される前、平田さんと星野さんによく似た男女が同市内の防犯カメラに映っている。
平田さんは同日朝、友人に携帯電話で「京都に行く」と伝えており、府警はその後の足取りを調べているが、彼女が、高槻から京都に向かった形跡は分からないまま、平田さんは死亡し、星野さんは行方不明になっている。
大阪府警によると、2人の母親が14日夜、寝屋川署に行方不明者届を提出。府警が平田さんの指紋を調べたところ、高槻市で見つかった女性と一致し、両親が18日に確認して特定した。府警は星野さんも事件に巻き込まれた可能性があるとみて行方を捜している。
一方、事件当日に遺棄現場近くで黒っぽい国産のワンボックスカーが目撃されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。駐車場に止まった2台の不審車を映したとされた付近の防犯カメラ映像を府警が詳しく解析した結果、実際は車が1台だったことも判明した。
府警が映像を鮮明化する解析方法で精査した結果、この車は、午後10時35分ごろに駐車場に入り、遺体が発見された横の駐車スペースに止め、ヘッドライトを消して駐車場の出入り口方向に移動、同じ車が約5分後に再び同じ場所に戻って駐車し、その約30分後に走り去っていたという。
現場の状況と時系列的に推測すると、この車に乗っていた人物が怪しいと思うのが常識だが、果たしてこの車を特定できるのかが1つの鍵になるだろう。
今年の2月には、神奈川県川崎市川崎区港町の多摩川河川敷で13歳の中学1年生の少年が殺害され、遺体を遺棄された事件が発生、事件から1週間後に少年3名が殺人容疑で逮捕された。
将来ある少年、少女が殺害される事件は、痛ましく、あってはならないが、被害者側でも本人、家族などの不注意、無警戒のため事件に巻き込まれる要素も無きにしも非ずだ。
今度の事件も、いろいろな理由があるとは言え、少年少女が深夜まで街に繰り出すことは、昔は余り無かったように思う。それが現在では携帯電話で何時でも連絡ができるとのことで親も甘くなっていて、夜間外出も余り珍しくないとのことだ。
しかし、犯罪は、昼間より夜間に起きることの方が多いのは常識的だ。コンビニなどの夜間営業や塾通いなどにより、年少者の夜間外出も止むを得ない面があるが、子供はできれば夜間外出は避け、出きるだけ早く家に戻ることが大切である。
今回の事件では、平田さんの遺体は顔や手足を粘着テープでふさがれた上、30か所も刺し傷があり、極めて痛ましく残忍な状態で発見されたようだ。犯人の早期逮捕を望むとともに、不明の星野さんが無事に生還することを祈りたい。「関連:3月2日」
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