正さん日記

世の中思いにつれて

朝令暮改の橋下市長、日本維新の党は早く“維新”を返上したら如何か

2015-08-30 15:41:13 | 政治

 8月27日に日本維新の党を脱会した橋下徹大阪市長は、脱会に当たり大阪地方政治に回帰し、国政とは一線を画す。と明言した翌日の28日、同じ橋下氏は、自ら会長になっている大阪維新の会を国政政党に衣替えすると言い切った。もちろん、日本維新の党に属し、大阪派と言われる橋下氏に近い国会議員を根こそぎ大阪維新の会に転属させることが前提だ。

 大阪維新の会を国政政党に発展させる主な目的の1つは、橋下市長や松井一郎大阪府知事は、先に住民投票で反対された大阪都構想を再び俎上に上げ、これを実現させるためとのことだ。

 その執念たるや見上げたものだと言いたいが、地元大阪ではもう住民同士の抗争は願い下げたいという意見が多数のようだ。

 また、11月22日に予定されている大阪市長と大阪府知事を選ぶダブル選挙で、大阪維新の会は再度大阪都構想を前面に立てて選挙戦を戦うとのことだが、大阪府知事は松井氏が再選を狙うようだが、大阪市長の方はまだ予定候補者は表面に出ていない。

 そんな状況の中で、政界引退を表明している橋下氏の動きは、大阪地方政治にも、国政にも引退する人物とは思えぬ積極的な活動をしているので、若しかしたら、政界引退を覆すのではないかと勘ぐってしまう。

 いや、勘ぐるのではなく、何でも口から出まかせで乗り切ってきた橋下氏なので、彼の頭の中には引退の二文字は既に入っていないのではなかろうか。

 そうではなく、引退後も都構想など自身の政策を繋げていくためと、後継者のためにきちっとした路線を確立したいという意欲のためだと言えなくもないが、いずれにしても橋下氏は神出鬼没で何が飛び出すのか分からない面がある。

 ただ、彼の陰湿さは相変わらずで、今回の日本維新の党最高顧問の辞任は、松井氏とともに、二人が辞めれば日本維新の党は必ず分裂すると見通しての行動で、悪く言えばとんでもない嫌がらせで、自らの存在価値を認識した上の傲慢なやり方と言える。

 今後、場合によっては、国政の上で、全く路線の違う日本維新の党と、大阪維新の会が並立することになるかも知れないが、維新という名称は橋下氏の商標であり、橋下氏の居ない日本維新の党は、早く名称を変更するか、野党再編に踏み切った方がよいと思う。橋下氏の維新は、とっくに賞味期限が過ぎている。「関連:8月29日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 維新の党分裂は、橋下氏らの... | トップ | 橋下流は飽き飽き、この際、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事