正さん日記

世の中思いにつれて

自民党、安保法制の街頭演説回避、岩手県知事選では立候補取りやめへ

2015-08-08 13:55:30 | 政治

 1強多弱といわれているが、その1強の政府・自民党は案外世論には弱いようだ。評判の悪い安全保障法制で世論の60%ほどが反対し、国会周辺の反対デモが続く中で、自民党は所属議員に街頭での説明を控えさせている。その理由が街頭演説で民衆からヤジを浴びせられたくないためだという。なんともその自信のなさに情けなさと滑稽さえ感じる。

 と思っていたら、今度は岩手県知事選に自民党が担ぎ出そうとしていた元復興相の平野達男参院議員の立候補を取りやめることになった。苦戦を強いられている埼玉県知事選に続き、岩手県知事選と平野氏辞任に伴う参院補選で3連敗しかねない事態を避けるべきだという自民党本部の意向が働いたとみられる。もちろん、国政における安保法制の不人気と、最近の安倍晋三内閣の支持率低下に恐れを抱いているからだ。

 この2つの事実から、案外世論に弱い安倍政権の姿を映し出しているが、国会では多数を嵩に強引な運営をしている自民党の議員が、国会の外で何にもできない状態になっている。この事態こそ安倍政権や安保法制などに対するいわゆる直近の民意を表明している。「関連:8月4日

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