正さん日記

世の中思いにつれて

東海大相模、45年ぶり2回目の全国制覇、東北勢またも優勝逃す=高校野球

2015-08-20 16:57:06 | スポーツ

 

 8月6日から阪神甲子園球場行われていた第97回全国高校野球選手権は、今日午後1時から東海大相模(神奈川)と仙台育英(宮城)による決勝戦が行われ、東海大相模が10―6で打ち勝ち45年ぶり2回目の全国制覇を成し遂げた。

 今年の大会は、1915年に前身の全国中等学校優勝野球大会が始まってから100周年の節目に当たり、第1回大会を制した京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)の梅谷成悟主将(3年)が、開会式の選手宣誓で「この100年、日本は激動と困難を乗り越えて、今日の平和を成し遂げました。次の100年を担う者として、8月6日の意味を深く胸に刻み、躍動することを誓います」と述べた。

 また、始球式は、自身選抜の優勝投手となった早実OBの王貞治ソフトバンク会長が務め、歴史の区切りの大会に花を添えた。

 大会は、降雨の日もあったが順延もなくスムーズに試合が進められ、今日の決勝を迎えた。昨日の準決勝は、仙台育英が早稲田実業を7-0、東海大相模が関東第一を10-3で破るという。一方的な試合になったが、せんじ詰めれば、好投手を擁した仙台育英と東海大相模が勝ち残った形になった。

 今大会の話題となった早稲田実業の1年生清宮幸太郎と関東第一のオコエ瑠偉は準決勝で姿を消したが、両選手の活躍は大いに観衆を沸かせた。中でも清宮のいる早実の試合は、早朝からファンが甲子園につめかけた。

 さて、今日の決勝戦は、序盤に東海大相模が4-0とリードした時は、決勝戦も一方的な試合になるかと思われたが、6-3と東海大相模リードの6回裏、仙台育英は二死満塁から1番の佐藤将太が走者一掃の二塁打を放ちついに同点にした。

 連投の仙台育英の佐藤世那投手は、5回から東海大相模の強力打線を無失点に抑えていたが、9回表、この回先頭の9番小笠原慎之介投手に甘く入った投球をライトスタンドに運ばれた。

 気落ちしたのかその後長短打と不味い守備もあって3点を献上、10-6と大差がついた。東海大相模のエース小笠原は161球を投げ、自らのHRでねばりの完投勝利をつかんだ

 惜しくも優勝を逃した仙台育英は、2回ほど勝ち越しのチャンスもあったが、相手の攻守に阻まれ、一度もリードを奪えないままに最終回で遂に力尽きた。

 仙台育英は、26年ぶりの決勝進出も東北勢初めての優勝に至らなかった。これで仙台育英を含め、東北勢は夏8回、選抜3回の決勝戦でことごとく破れ、未だ優勝旗は白河の関を超すことができないでいる。「関連:8月7日

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