正さん日記

世の中思いにつれて

リビア、反カダフィ派が、カダフィ大佐を殺害

2011-10-21 11:00:34 | 世界

 リビアを42年に亘り強権支配してきたカダフィ大佐が、彼の生まれ故郷のシルトで反カダフィ派の手で殺害された。これにより、今年の2月から続いていたリビアの内乱は収束する見込みだ。

 反カダフィ派で構成する国民評議会(NTC)」は、1カ月後に暫定政府を樹立、2年ほど掛けて、憲法制定、議会選挙など、民主化移行を加速させる方針だが、これまで「反カダフィ」で結束してきた評議会内部での主導権争いも激化、その船出は容易ではない。
 

 暫定政府は、国民評議会のメンバーが主流になろうが、その構成が、軍部、元カダフィ派、テクニカラート、学者、イスラム教指導者などが入り混じり、また、100を超える部族の集まりで、これらを統制することは、よほどの卓越した指導者でないと大変なようだ。また、リビアは世界第8位の石油産出国で、その利権争いも起こることが予想される。

 

 リビアの民主化については、今後、シリア、イエメンなどの大きな影響を与えると言われ、一歩先に、民主化を勝ち取ったチュニジア、エジプトとともに、アラブの春が、真の国民の解放につながるか、勝負はこれからだ。

関連:9月5日

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タイの洪水、ついに首都バン... | トップ | 焦りは禁物、TPP参加問題 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事