正さん日記

世の中思いにつれて

大阪市長選、橋下氏が圧勝

2011-11-28 11:52:15 | 政治

 注目された大阪府知事・大阪市長のダブル選挙が昨日行われ、「大阪維新の会」代表の大阪府前知事橋下徹氏(42)が、再選を狙った平松邦夫氏(63)を大差で破り当選した。

一方、橋下知事の後の大阪府知事には、「大阪維新の会」幹事長の前府会議員松井一郎(47)氏が、前池田市長倉田薫氏(63)らをこちらも大差で破り当選した。

 

 大阪のダブル選挙は、人気の橋下氏が主導する「大阪維新の会」対、既成政党の民主・自民・共産党との対決という図式だったが、実際には、橋下氏対既成政党の戦いで、橋下氏が勝利したと言って良い。

橋下氏に対しては、週刊新潮や週刊文春が、彼の出生や父親が暴力団員だったことを公表、イメージダウンを図ったが、橋下氏の人気はこれらのネガティブキャンペーンをものともせず、無名の府知事候補を抱えてのダブル選挙を圧勝した。

しかし、何事によらず、人気とはいっときのものが多く、今後、橋下氏の人気低下があれば、「大阪維新の会」は、城主橋下氏とともに、総てが大阪城のつゆと消えないとも限らない。

 

橋下人気は何時まで続くのか。その予測は意外に簡単だ。橋下氏は、今回の選挙で、大阪都構想を打ち出したが、任期中にこれを実現することは大変なことだ。先ずは、国会で地方自治法などの改正か特別立法の制定が不可欠だが、民主・自民などの既成政党が、おいそれとOKすることは考え難い。橋下氏は、それならは、「大阪維新の会」で国政に乗り出すと言っているが、例え、何人かを国会へ送っても、大勢を揺るがすことにはなるまい。大体、今からこんなことを言っていること自体が危うさを感じる。

 

また、職員削減や、教育行政の改革も主要公約だが、職員を削減すれば、市民へのサービス低下に繋がるし、教育行政の改革は、一朝一夕に出きる代物ではない。

橋下氏は、大阪府知事としては、果たせた政策でも、大阪市という市民に身近なところで、同じように可能になるかについて、落とし穴があることを頭に入れて置かなければならない。

大阪市議会で多数を持たない、橋下新市長が、自身の政策を実現することは、府知事の時のように捗るか。柳の下にどじょうはいるか、しばし見守りたい。「関連:11月13日

 

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