正さん日記

世の中思いにつれて

沖縄知事に翁長県政継承の玉城氏が当選、安倍首相、来年の選挙の顔に不安の声

2018-10-01 10:59:13 | 政治

 昨日、沖縄県の翁長雄志知事の死去に伴う知事選が行われ、翁長氏の後継で辺野古への移設阻止を掲げた玉城デニー氏(58)が、自民、公明、維新、希望推薦の前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)ら3人を破り初当選した。

 玉城氏は、翁長前知事同様、共産、社民や労組などでつくるオール沖縄を中心に、立憲民主、国民民主、自由など野党の支援を受け、二階幹事長、菅官房長官、小泉進次郎氏ら自民党の大物や、公明党幹部などを投入し、与党系知事奪回を図って擁立した佐喜真氏を概ね9万票の差をつけて破った。

 翁長前知事の弔い合戦的な要素を持った今回の知事選挙は、当然、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が争点となったが、佐喜真氏はその点を明確にせず、「対立から対話へ」を旗印に政府との協調をアピール。振興予算を呼び込み、県民生活向上を目指すと訴えた。

 しかし、沖縄タイムス、朝日新聞の世論調査でも、辺野古移設反対を求める県民は61%に上り、無党派層の70%が玉城氏に投票したことからも、基地問題が最大の争点になっていたことが分かる。

 安倍晋三政権は、知事選の結果に関係なく辺野古埋め立ての工事を進める構えだが、移設反対の民意が改めて示されたことで、計画の進捗に影響しないとは考えられない。

 大物を投入したのにも関わらず完敗の憂き目にあい、自民党総裁選で連続3選を果たしたばかりの安倍首相だが、来春の統一地方選、来年夏の参院選に向け、安倍氏が選挙の顔になり得るか、早くも与党内で心配する声が出ているようだ。「関連:8月10日

 

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