まだまだ使用できる原発を停めてまで太陽光発電を増やすのはアホです。
東京都の小池知事が都内で新築する全住居にソーラーパネルの設置を義務付けるとか。
廃ソーラーパネルなら対馬が受け入れるかも?
迫る大量廃棄問題…「寿命20~30年の‶太陽光発電パネル〟」急がれる‶再生利用技術〟は間に合うか
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使用済みパネルの「大量廃棄問題」が喫緊の課題に…
昨年末、東京都の小池百合子知事は、’25年度から新築住宅への「太陽光パネル」の設置を義務化する条例を全国で初めて制定したが…(PHOTO:アフロ)
農村の休耕地や山間部の空き地、家の屋根や庭先など、あちこちで見かけるようになった太陽光発電パネル。国が再生可能エネルギーの導入を推進しており、’10年代に入ってパネルの設置が急拡大している。 【画像】大丈夫!? いつか日本中がこの光景に…ルポ「太陽光発電の聖地」と呼ばれた町 太陽光発電パネルの寿命は20~30年くらいとされ、最後は産業廃棄物として「埋設処理」されることが多い。台風などの自然災害で壊れたものも廃棄物になる。今後はパネルの廃棄も増えてくるのに対し、埋設する処分場が不足すると予測されている。’40年度には年間80万トン、約4000万枚の使用済みパネルが廃棄されるとの試算もある。使用済みパネルの大量廃棄問題は喫緊の課題になっている。 太陽光発電パネルには、鉛やヒ素など「有害物質」が使用されていることもある。総務省の’17年の実態調査によると、有害物質を含有しているか未確認のまま、遮水設備のない処分場に埋め立てていたケースが見つかっている。 ◆「全量把握が難しく、すべてを把握できていない」と環境省 この総務省の実態調査を受けて、情報を共有した対策・対応の「周知が進んでいる」と環境省リサイクル推進室の担当者は話す。ただ、パネルはガラスや金属などの混合物になるため、ガラスなどの単体で把握しようとする廃棄物処理法の下では「パネルとしての全量把握が難しく、すべてを把握できていない」という。 使用済みパネルの処理が全量把握できていない以上、統計上で、不適切な処理や、不法投棄がどれぐらいあるのか、割り出すことは難しい。地中に埋められてしまうと、処理の実態はわからなくなる。 一方、豪雨による被害は毎年、激甚化しており、地球温暖化への対策は待ったなしとなっている。国は’12年に太陽光や風力などの発電による電力を一定期間、一定価格で買い取る再生可能エネルギーの固定価格買取制度を導入した。これがきっかけとなり、太陽光発電パネルの設置は、うなぎ上りに増えている。 ◆「分解してリサイクル」するのが難しい太陽光発電パネル 太陽光発電パネルは、電極やシリコンを何層にも重ね、強力に接着されているのが特徴だ。これを分解してリサイクルするのは難しく、埋設処理するしかなかった。最近はガラス部分とそれ以外の金属部分とに分離する処理方法を、いくつかの事業者が導入して進めている。 しかし、 「使用済みパネルから新しいパネルに再生するのは、まだ実現していない」(環境省担当者) いわゆる「水平リサイクル」と呼ばれるものだ。現状は、たとえばガラス部分ならガラスの素材に砕いて利用する、いわゆる「ダウンサイクル」となっている。