昨年の衆院選で148議席も獲得した立憲民主党だが
そろそろ分裂しそうな気配を見せている。
政権交代を掲げるなら党内できちんと政策論をまとめ上げて
原発反対派はれいわ新選組へ移籍すべきです。
原発を停止して経済が困窮するドイツを参考に
党内のエネルギー政策を一つにまとめないと政権交代は不可能ですから~
消費減税ぶれた立憲民主・野田代表…決断の舞台裏 外堀埋められ「もん絶、七転八倒」
矛盾指摘には「全くありません」
首相時代に消費税10%への引き上げを主導した立憲民主党の野田佳彦代表が、参院選公約として「1年限定で食料品の消費税ゼロ」を決めた。“ぶれ”ではなく、物価高対策を主な理由にした現実政治を強調。内実は振るわない党勢に危機感を募らせた党内の「減税圧力」に外堀を埋められ、党内融和を優先した。多くの野党が減税を主張する中、支持の広がりは読めず、「責任政党」としての存在意義も問われかねない。 【関連図】消費税減税を巡る立憲民主党内の構図
「ザ・当事者」
「悩んだり、もん絶したり、七転八倒した」。25日の記者会見。野田氏は決断の難しさを隠さなかった。それもそのはず、2012年に消費税増税を含む「社会保障と税の一体改革」を推進した「ザ・当事者」だからだ。財務相の経験もあり「将来世代にツケを回さない」と国民に痛みを強いる判断をした。 昨秋の代表選や衆院選でも、減税ではなく、消費税収の一部を中低所得者に給付や控除で戻す「給付付き税額控除」を訴えた。 あれから半年。米国の高関税措置も挙げ、野田氏は「今を生きる人たちの暮らしも当然大事」「民のかまどから煙が消える可能性もある」と方針転換の正当性を訴えた。これまでと矛盾すると記者に聞かれると「全くありません」と色をなした。 この日減収分の財源を示すことはできず、重鎮は嘆息した。「無責任と受け取られないか」。別のベテランも「本当にいいのか」。
脳内に苦い記憶
「何がしたい党か分からない」。街頭演説では公然と批判が飛ぶほど党勢は芳しくない。世論調査で党支持率は、野党第3党の国民民主党を下回り、今年の地方選の結果も振るわない。 呼応するように、党内では給付付き税額控除が「分かりにくい」などと不評が高まった。江田憲司元代表代行が率いる勉強会などが勢いを持ち、「食料品ゼロ税率」の支持が広まる。 党創設者の枝野幸男元代表は「減税ポピュリズムに走りたいなら別の党へ」と減税派をけん制すると、江田氏らが猛反発して党内政局に発展。野田氏の脳内に苦い記憶が駆け巡った。 「深い反省」と本人が言及するように、12年の消費税判断を巡り旧民主党から離党者が続出。衆院選で大敗し、政権も明け渡した。