DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

gallery COEXIST★小野寺宏友写真展『深徊』

2010-04-14 | モブログ
ラッコ庵様にお誘いいただいて
お知り合いのフォトグラファー小野寺宏友さんの個展に
ご一緒させていただきました。

小野寺宏友写真展:深徊


gallery COEXIST
秋葉原の裏道、倉庫をそのまま残した外観もまた
いい感じ♪

以前からネットで作品を拝見して、
独特の美しさに感銘をうけていたので
実物を拝見できるチャンス!

以前から青空写真市場や、新宿3丁目のバー(?)での個展や
活動自体が面白くて、どんな方なのか興味津々。
や、ブログの印象通りの、気持ちの熱い方でした♪


ロフト仕様の空間、白い壁に大きな写真が映えます。


作品は、私の大好物の都市の無機質な人工的建造物たち。
その深夜の生態。

撮影は真夜中1時頃。

たとえば井の頭公園のスワンボート、
どこかざわめきや話し声が聞こえるような・・・

例えば渋谷川の連作、
枯れたような川のはじまりから水をたたえ海へと流れていく・・・

「未来があるものしか撮らない・撮りたくない・撮れない」
だから、夜明けを待つ夜の街たちの、目には見えない輝きを
追い続けているのかな・・・

お話を伺っているうちにそんな感想を持ちました。

給水塔や車庫などを彫刻として魅せた写真家のベッヒャーに
感銘をうけたという作風は、でもベッヒャーの無機質さよりは
生物のざわめきを内包しているかのよう。
作品そのものの前にいると、中から呼びかけが聞こえるような。

「いくらでも写真を撮って下さいね、で
宣伝しちゃってください♪」と
おっしゃるお言葉にあまえて撮影しまくりw
撮影禁止が多い中、
写真オリジナルの持つ力を信じているからこそでしょう。

無機質建造物&深夜&徘徊好きな皆様、
気さくで熱い、小野寺宏友さんと
お話しにいってみてはいかがでしょうか?


渋谷川、芝浦運河、日本橋川の16枚の連作。
物語があります。


川上と川下を同じ地点から撮影し、交互に掲載した立体的な写真集。
1冊の中に川の全貌が多角的に浮かび上がる面白い試みです。
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